見出し画像

ドラマ「RISKY」のティザービジュアルを鑑賞してみました!

古川雄輝出演のドラマ「RISKY」のティザービジュアルが発表されました。応援の意味も込め、作品として鑑賞してみました。

スタイルはバロック

ティザー

スタイルはバロックではないかと思います。

バロック美術は人目を引くドラマチックな表現ですので。


愛する二人を描いた肖像画

ジャンルは肖像画でしょう。

若い男女が中央に親密な感じで描かれています。二人とも目線がこちらを向いています。

全体の色調はダークで二人の美しい白い肌が映えます。

かなり人物に絞り込んだ構図です。

服装は男性が黒シルクの長袖ブラウス。女性は深紅の長袖ドレス。

男性が襟元までぴちっとボタンをかけているのに対し、女性は、男性の腕がかかる右肩は脱げていて、黒レースのノースリーブのインナードレスと白い肩首周りが見えています。

禁欲的な感じとその逆が混在しています。ドキドキです。

濃紺、深紅、濃茶のベルベット調の布が使われているのが特徴的です。ドレープがきれいに出ています。抽象的でしかも重々しい感じがします。

背景のトルソー、ドライフラワーは過去の象徴でしょうか。

洋梨、ぶどう、りんご、金色の花瓶に生けられた繊細な花びらを持つ花は手前で二人を静かに飾っています。りんごは禁断の果実ですので、復習劇を象徴しているかもしれません。

男性が女性に回している左腕は、彼女を守っているように見えます。しかし! 対する彼女、彼女は右手は彼の腕に触れているけれど、左腕は遠くに伸ばして彼から逃げています。


二人の視線の先にあるのは

二人とも目線がこちらを向いています。二人が見ているのは何でしょう。

「立ち向かうべき運命」ではないか、と感じました。


参考)似ている構図について

参考)self-portrait-with-her-daughter-julie-1786

エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランの「娘ジュリーを胸に抱くターバンを巻いた自画像」

エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン(1755年4月16日~1842年3月30日)はフランスの、18世紀で最も有名な女性画家です。

マリー・アントワネットの肖像画を描いたりした人です。

二人の位置関係、バックのシンプルさなどが似ていると感じました。



参考)イメージさせる作品について

画像3

ジャン=バティスト・グルーズの「壊れた甕」

描いたのはフランスの画家、ジャン=バティスト・グルーズ(1725年8月21日~1805年3月4日)です。

この少女は端正な顔立ちでほおはピンク。白磁のような美しい肌を持ち、ピンクのバラがあしらわれた白いドレスを着ています。でも、胸のところがはだけていて左乳房があらわになっています。

割れた甕やむしり取られた花弁は、失われた処女を表しているそうです。

少女の表情と服の乱れ具合のミスマッチな感じが、似ていると思いました。


ドラマのストーリーは「ゾクキュン」ラブ・サスペンス

「RISKY」は「めちゃコミック」累計1700万DL越えの超人気作「RISKY~復讐は罪の味~」の実写ドラマです。

内容は、愛憎うず巻く女と女の復讐劇×急展開の「ゾクキュン」ラブ・サスペンスです。

主演は萩原みのりです。

古川雄輝はエリート商社マン役。ほか、宮近海斗(Travis Japan/ジャニーズJr.)、山下リオ、深川麻衣、古川雄輝ら豪華キャストが大集結です。


おまけ)これがビジュアル完成版です

画像4

なんと、ティザービジュアルは半分だったのですね。

光汰は黒のビニルジャケットを素肌にはおって胸なんかはだけちゃって大胆ですね! 古川くん演じる亨のほうが善人に見える…

右が女2人男1人の3人で、左は古川くんみのりちゃんの2人だからトルソー足してバランスとったのかな。

光汰のそばにはチェス盤が置いてあります。この人が作戦を立てているのかな。

「あなたさえいなければよかったのに…」というコピーが入っています。

配置とか距離などから、5人の人間関係についていろいろ想像がふくらみ、興味がつきません。

ドラマ版の愛憎うずまく復讐サスペンス、どうなるのかワクワクです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?