物との向き合い方 お役目を終えたら感謝の気持ちをもって手放す
お正月を過ぎて、近くの御寺に鏡餅のお飾りをお焚き上げに持っていった時のこと。
受付にいらっしゃったのが優しそうなつるんとした頭の尼さんで、なんだか安心するなぁなんて思いながら
「これ、お焚き上げお願いしたいんですけど」
と申し出ると
「これ?お焚き上げするの?これだったら普通ゴミでいいんじゃない?お焚き上げすると1,000円かかっちゃうわよ。」
とのこと。なんと商売っ気のない、気遣いのお言葉。
普通だったら何も言わず1,000円ですって受け取ってくれてしまうんではないか。ありがたい。でも本当にゴミ箱でいいのかしら…気になる…なんて思って
「そうなんですねえ。今年は娘の受験なので、少しでもと思って…。」
なんて一言呟いた私に尼さん、こちらに向き直り、ひとことひとこと、言葉を選びながら丁寧に説明をしてくれた。
なんて、そこにまた新しいお客さんがきて、にこやかにお話が終わってしまったけれど、ええっ。こんなお話、してくれるの?それこそ1,000円以上を私が受け取ってしまったんですけど!
「こんなお話して頂けてありがとうございました。」
って伝えて、私、お参りだけして家路へ。
お話の中身だけでなく、事務的でない仕事との、相手との向き合い方。
私や、そして、ゴミ収集の人たちへなど、関わる人に対する、慮り。
時間にしておそらく2~3分足らずだったけれど、なんだか沢山のものを頂いてしまった。
そしてもちろん鏡餅の飾りはちゃんと、「ありがとうございました」という感謝の念をこめて自ら処分。確かに、息子にお飾りをつけてもらうところから、この鏡餅を囲んで家族で和やかな時間を過ごせたなあ。
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●どう使うか。
●今あるものは、自分にとってのお役目が、まだあるのか。
●お役目をじゅうぶん果たしてくれたのであれば、どうするのか。
ここのところは最近、やっと始めたメルカリについて、改めてまとめてみようと思う。
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