私の名探偵コナンの楽しみ方
コナンは私が小学6年生の頃から長くにわたって楽しんでいるアニメである。
小学6年生の時に、父が全巻揃えてくれた漫画を一通り読み終えた。夜な夜なベッドライトをつけて漫画に浸り、初めての徹夜ももしかしたらコナンを読んだ日かもしれない。
それから毎週土曜日アニメを見て、あるいはコナン好きの友人と映画に行って、コナンを見る度に私の気持ちは晴れやかに高揚してきた。
もちろん、サスペンス映画なので、夜中に一人で見る時、いつもは青く輝いたコナンの目が、驚きや恐怖の感情で色を失った灰色の目に変わる瞬間は、こっちまで恐怖に慄くこともある。
それともキッドや赤井さん、メアリー、灰原、ジン、ベルモットなどのセクシーな大人たちのセリフは、イケていて、そのセリフに触れるだけで嬉しくなったりする。
昨夜、コナンの楽しみ方を今夜比べてみましたのテレビ番組で3人の女性が、疑似恋愛的な感じで話していた。人それぞれ、いろんな楽しみ方があるんだなぁと思いながら、わたしにとっての楽しみ方を振り返ってみる。
コナンは現代社会に問いかける芸術的な要素がある。
コンピュータに問いかける作品や、高層ビルの存在に問いかける作品、あるいは財閥などの経済権威に問いかける作品など様々。
そうした社会的なものと関わり、キャラクターを通して楽しませながらも、どこかでメッセージを発信している。
そうした瞬間に触れると、ハッとするし、やはり質の良い芸術に触れた時と同様の喜びを覚えるのだ。
センスのいい製作者によって作られたコナンを通して、そうした現代社会の賢い見方にも触れられるのが、一つの喜びだ。
キャラクターそれぞれの動作や台詞やアニメーションとしての質の高さも素晴らしい。
それから、中学生の頃友人から借りた本、江戸川乱歩の本があったが、それを読んだときの恐怖や感動は覚えている。わたしは少しずつコナンの背景にある、江戸川乱歩やシャーロックホームズあるいはアガサクリステル、コナンドイルなんかに触れながら、より深くを楽しんでいくだろう。
何度見ても新しい発見があるコナン、次々に生み出される新たな作品。
コナンはわたしの人生に関わる偉大な作品の一つだなぁと改めて思った。