【独学大学受験体験談】独学でも難関大学に合格できる!
これは私自身の大学受験の大逆転合格体験期です。
このままでは志望大学への合格は難しいけど、どうにかして絶対に合格したという人が、もしかしたら逆転合格できるかもしれない方法を具体的に書いています。
最初に高校生の時の私の状況をざっくりご紹介します。
まず私は千葉の田舎の中堅くらいの高校に在籍していました。成績は学年で真ん中くらいです。
私の家族は誰も大学受験をしたことがなく、私が初挑戦でした。
家計の余裕がなかったり、私が高校生の時に両親が離婚したり、三人兄弟の一番上ということもあり、塾には通いませんでした。
当時の私の学力は日東駒専なら合格できる、頑張って勉強すればMARCHも目指せるくらいの学力です。
決して学力が低いわけではありませんが、特別高いわけでもありません。
母子家庭
受験知識ゼロ
独学
中堅くらいの学力
そんな私がまさか大逆転して、一橋大学に合格できるとは誰も想像していませんでした。
ちなみに浪人はせず現役合格です。そして私が在籍していた高校からは少なくても10年以上は一橋大学の合格者はゼロでした。
(なので私が合格した時は職員室で拍手喝采でした笑)
なぜ合格できたのか?
まさにその私が実践した勉強法や戦略をこの記事で体験談としてご紹介して、これから大学受験にチャレンジしようとしている高校生やその親御さんのお役に少しでも立てれば嬉しいです!
ちなみにこの勉強法で私の弟と妹も独学で東北大学と筑波大学に合格しました。しっかり実績がある勉強法です。
10,000字以上ある記事ですが、具体的な勉強法や勉強計画を立てるためのテンプレートもあったりするので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
志望校を決めた高2の冬
私が志望校を一橋大学に決めたのは高2の冬です。
自分がそんなに学力レベルが高い方ではないと分かっていたので、そろそろ志望校を決めて動き出さないとまずいなと思い、私はまず将来にどんな仕事をしようかということを考えました。
とりあえず情報を得るために高校の進路指導室という部屋で「職業図鑑」みたいな本を手に取りペラペラとめくっているとあるキャッチコピーが目に止まりました。
資本主義の番人
かっけー!!と思った私はこのキャッチコピーがついていた「公認会計士」という職業に興味を持ちました。
この時は公認会計士が何をする仕事なのかとかは全く知らなかったですが、ただキャッチコピーがカッコよかったというだけで興味を持ったのです(笑)
ただ、「会計」に絞って志望校を決めると後から会計に興味がなくなった時にリスクがあるなと思ったので、少し幅広く「ビジネス」という領域で志望校を決めることにしました。
「ビジネス」を得意とする大学で日本で一番レベルが高い大学はどこかと調べました。とりあえず一番レベルが高いところ目指して勉強していれば選択肢が広がるだろうと思ったからです。
そして見つけたのが、一橋大学です。
当時の私は一橋大学なんて名前も知りませんでした(笑)
ただよく調べてみると元々は東京商科学校だっただけにビジネスには強い大学で、かつ大学自体のレベルとしても東京大学、京都大学に次ぐレベルということを知って、こんな大学に入れためっちゃすごいじゃんと思い、志望校は一橋大学にしました。
さらに、大学の雰囲気を知ってからは何がなんでも一橋大学に行きたいと思うようになりました。
一橋大学の雰囲気は、「まじめ、堅実、誠実、静か、少数精鋭」という感じです。大学自体も静かな街にあり、いわゆる大学生っぽい「チャラさ」のようなものとは最もかけ離れた大学で、インキャより私にはとてもあっていました(笑)
後から振り返って|志望校を決める際に大切なこと
私が思うに、志望校を決める際に一番重要なことは、
自分が心から一番ワクワクする大学を志望校にすること
だと思います。
そして一番やってはいけないことは、
今の自分の学力レベルで目指せるからという理由で志望校を決めること
ですね。
なぜなら、「まあこの辺の大学なら目指せるかな」と決めた志望校に合格するための勉強なんてやる気が出ないからです。やっぱり気持ちは大事です。
何がなんでも行きたい大学に行くために勉強する人と自分のレベル的に無難なところを目指している人ではやはり成績の上がり具合に差が出ます。
そしてもう一つ、「このまま勉強すればいけるかな」というレベルの大学を志望校にしたら勉強法を工夫しようとは思いませんよね?
このまま勉強してても絶対に合格できない大学を目指すからこそ、勉強法を工夫しなきゃという動機が生まれるのです。
この勉強法の工夫をするという姿勢は後々かなり大きな差をもたらします。
英語と数学に8割の時間を使おうと決めた理由
志望校が決まり、さっそく一橋大学の受験情報を調べました。私はビジネスが学びたかったので学部は商学部です。
センター試験:250点(今は共通テスト)
二次試験:750点
合計:1000点
これが一橋大学の配点で、大体毎年合計で600点以上取ると合格ラインにのります。
ではどのように600点をとるか?
配点を見て分かるように、一橋大学商学部はセンター試験より二次試験の方が圧倒的に重要です。
さらに、二次試験750点の内訳を調べるとこんな感じでした。
英語:250点
数学:250点
国語:125点
社会:125点
つまり二次試験の英語と数学だけで1000点満点の半分を占めているのです。
センター試験の配点も考慮すると半分以上は英語と数学の2教科が占めます。
そして私は決めました。英語と数学に全ての捧げようと。
なぜなら一橋大学に合格する人は全国でも言わずと知れた名門校の高校生ばかりで、そういう人たちは高校1年生や2年生の時点で高校の学習範囲が全て終わっていて、高校生の後半は授業でも受験対策が行われます。そして周りの生徒もみんな東大や京大や一橋や東京工業などの超難関校を目指します。
そんな人たちと競って私が勝つには、せめて最重要科目の英語と数学だけは負けないようにすることくらいです。
そのためには僕のほぼ全ての時間を英語と数学に捧げるしかありませんでした。
後から振り返って|本番までの「時間」を何に使うかを決めることの重要性
受験勉強は簡単にいうと「時間」という資源を何の勉強に使って成績を上げるかというゲームです。
つまり志望校に合格するために、国語にはどれくらい、数学にはどれくらい、英語にはどれくらい、というように時間を配分して、一番合格率が高まるような戦略をとることが重要です。
私の場合は勉強時間の8割を英語と数学に使って無事合格することができました。
これは志望校の配点や自分の得意教科によるので、自分でじっくり考える必要があります。
ただしもちろん、同じように1時間勉強してもレベルが1しか上がらない人とレベルが50上がる人というように勉強の効率というのは人によって違います。
もちろん勉強効率は高い方が良いですが、では勉強効率はどうすれば上がると思いますか?
ここが意外と忘れられているのですが、例えば数学の勉強効率を上げるためには数学の勉強量を増やすしかないのです。
ん?効率をあげたいのに時間を増やすの?と思った人もいるかもしれませんが、たくさん勉強をして少しずつ自分に合ったやり方などが分かってきたり理解するためのコツを掴んできて、勉強効率が上がっていくのです。
例えばプロ野球選手とあなたが野球の練習をしたらどちらが効率的な練習ができるでしょうか?
もちろんプロ野球選手です。
じゃあそのプロ野球選手は最初から効率的な練習ができたでしょうか?
いえ、最初はとにかくがむしゃらに練習をしていたと思います。
たくさん練習をする中でどういう練習をするとどういう能力が鍛えられて、試合でどう活かせるかというのがだんだん分かってきて、効率的な練習ができるようになったのです。
だから最初は効率をあげることを追求するのではなく、科目ごとの時間配分を決めたら、とにかく勉強量を確保することが重要です。
私の受験本番までの勉強スケジュール
私が当時立てていた受験本番目でのスケジュールをご紹介します。
本番までの大まかな流れとしてはこんな感じです。
~高3の6月:基礎
7月~8月:応用問題&センター過去問
9月~11月:二次試験の過去問&応用問題
12月~センター本番:センター対策
センター試験~二次試験本番:二次試験対策
まずこのように本番までの大まかな流れを想定します。
この通りに勉強が進めば合格できるだろうなという計画を作ります。
そのうえで、この大まかな流れ通りに勉強を進めるためにより綿密なスケジュールを私は3種類作っていました。
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