見出し画像

名作といえば

名作と言えばなんだろう。ジャンルの違いだったり、人によって違いがあるかもしれない。
私にとっては、世界名作劇場「ロミオの青い空」が1つの候補にあがる

あらすじとしては、少年ロミオとアルフレドの成長と友情の物語である。なかなかに苦労も多いが。

この作品は私が小・中学生の頃、多感な時期に見ていたため印象深いものがある。
それなりに便利な時代ではあったが、スマホもなく、まだ今よりも娯楽が少なかった頃だ。
オープニング曲「空へ…」は今聴いても切ない気持ちになる名曲である。
(むしろこちらの方が「名作」として記憶に強く残っている可能性が高い。)

…ここで、改めて公式のあらすじを確認してみる。
「19世紀後半・イタリアの国境に近いスイスの小さな村で少年ロミオは、貧しくも家族で幸福に暮らしていた。しかし一家の畑を悪人の陰謀で失ってしまい、ロミオは家計を助けるために、自らを人買いに売りミラノへ煙突掃除夫としてやって来る。きつい煙突掃除の仕事や親方一家の辛い仕打ち、地元の不良少年団「狼団」との争いなど、ロミオにとって厳しい毎日が続くが、親方の娘アンジェレッタの励ましや親友アルフレド、煙突掃除の仲間たちと助け合って暮らしていく。そして仲間と共に「黒い兄弟」を結成し、強く友情を誓うのだった。」
(『日本アニメーション公式サイト』より引用)

…こんな話だったっけ!?
当時はそこまで内容を把握しておらず、主人公達が苦労していたり辛い目に遭っているのを仕方なく見ていたように思う(続きも気になるので)。

振り返ってみれば、昔のアニメやドラマは、そんな風に苦労もあるけどめげずに頑張っていこうみたいな、やや重めの話もそれなりにあったように思う。(ドラマ「家なき子」とか「イグアナのむすめ」とかそういうのがお茶の間で流れていた)

今は今で、ポップな雰囲気もありつつ、当時とはまた違った困難や闇も表現されているから、どちらがいいというものでもない。
ただ、当時の(平成初期とかの)雰囲気を作品から感じ取ると、何とも言えず「同病相憐れむ」みたいな、「おつかれさん」みたいな気持ちがフツフツとわいてくる。

名作というお題をキーワードとした時に、そんな風に記憶の扉が開いたのでしたとさ。

次は何について書いてみようかしら…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?