この歳にしてクリスマスの過ごし方を改めて考える
クリスマスイヴが土曜日という最高(?)の日程である今年のクリスマス。
最高か最低か、別にどうでもいいか、等は人によるのだろうが、クリスマスイヴとクリスマス当日が土曜と日曜になるのは、何年に一度のことであるのに変わりはない。
思えば子どもを持ってから、土曜日がイヴというクリスマスを過ごすのは初めてかもしれないと思っている。
息子が生まれてここ数年は、少し早めに仕事を終え、保育園に迎えに行き、夜にご馳走とケーキを食べ、サンタ業務をこなすという慌ただしいイヴを過ごしてきた。
ところが。今年。
はて、朝からどうやって過ごそうか。
最近ハマっている米ドラマThis is usの影響もあり、以下のようなクリスマスに憧れている(ザ・アメリカかぶれ)。
家には暖炉と大きなクリスマスツリー
子ども達と一緒にパイを焼いたり、やたらオーブン料理を作る
お菓子やドリンクをつまみながらソファで映画を観る人も
家にはいい香りが立ち込める
夜は大人も子供も乾杯、ご馳走、ダンス(爆)
外はひたすら寒い、なんなら雪
クリスマスなんだから何でもあり、何でも良し、という空気感「だって今日はクリスマスだから」
隣人や店の店員、バス停で隣に並んだ人さえも、会えば皆「Merry Christmas♪」
一部日本でやるにはだいぶ抵抗があるものがあるが、クリスマスだけの特別感、素敵だなと心底思う。
そんなこともあり、今年はアメリカかぶれらしく朝から息子と何か作ろうか、とも思ったが。
悲しい哉、うちのキッチンは海外ドラマに出てくる広々なアイランドキッチンではない。
まさしく猫の額ほどの空間でどれほどの料理が作れるか。
そのうち息子が狭さゆえにどこかに何かをぶつけて落とす、やり直しになる、置く場所がない、飽きて公園に行きたいと言い出す。
そこに一歳の娘が乱入し、引き出しという引き出しを開けて中身を全部出す、何かを手当たり次第食べ出し私が発狂ーという絵が瞬時に描けた。
どうやらドラマのように優雅にはいかなそうである。
そうとなれば、いっそ街に繰り出しクリスマス気分を味わうのはどうか。キラキラな街へ。
だが街は人(恐らく若者達やカップル達)で溢れかえっているだろうし、プレゼントはサンタさんからという名目で既に準備してある。特に目的のない私たちはただ疲れて帰ってきそうな気がした(なんだか書いてて悲しくなる、笑)。
イルミネーションにひたすら心ときめく時代はとうに過ぎてしまった。イルミネーションより美味しいもの。花より団子。あったかい所。ぬくぬく感。花よりこたつ。
・・・年だろうか。
考えに考えた挙句、我が家のイヴの過ごし方はこうなりそうだ。
朝からシュトーレンを食べ、温かい飲み物と一緒にクリスマスが始まったぞー!感を味わう(欧米気取り)
クリスマスケーキを息子と一緒に作る(スポンジは焼いてあるので、デコレーションのみ。生クリームを泡立てる所から。波乱の予感)
近所で息子は旦那とサッカーの特訓(実は翌日クリスマスの日にサッカーの試合がある)
その間私は娘の世話&家事(ザ・いつも通り)
近所で飲み物など買い出しがてら、軽くランチ(といっても恐らくファミレス)
息子に明日の分のドリルをやらせる(クリスマスにまで勉強やらせるなんて鬼母?という葛藤。。)
映画みたりアニメみたりゲームやったりしながら、ゆっくり夕飯作り始める(ダラダラ飲みながら作る予定、欧米気取り)
盛り付けなどを息子と一緒に楽しむ(楽しめるかどうかは未知数)
乾杯からのご馳走、最後にケーキ!(実際は一歳娘をコントロールしながらの写真撮影やら何やらで慌ただしい)
子ども達が寝静まったらこっそりプレゼントを枕元に置く(欧米的にはツリーの下だが、そこは個人的に枕元という伝統を崩さない)
基本は日常のこともやりつつ家でゆっくり過ごすという、ザ・普通の過ごし方になりそうである。
ちなみに、ケーキ諸々の予定は下記だ。
《ケーキ》
チョコレートショートケーキ
→息子がチョコレートケーキが食べたいというので、ココア味のスポンジを焼いた。これにココア味の生クリームをデコ。フルーツは苺一択。
《ディナー》
マカロニチーズ
→完全にThis is usのぱくり。アメリカといえばこれ、的なメニューらしい。まぁ普通に美味しそう。
ローストチキン
→オーブンで焼こうと思ったがデパ地下で購入。来年はローズマリーとか添えて焼きたい。
アボカド&ミニトマトでツリー風サラダ
→切るだけ、飾るだけ
さつまいもと人参のポタージュ
→ブレンダーでガーっとやる
皆どんなクリスマスを過ごすのだろうか。
ご飯は作るのだろうか。外食?ケーキは?子ども達は?
とても気になる。
蛇足だが、クリスマスに誕生日ケーキと同じような生クリームでデコレーションされたホールのケーキを食べるのは、日本くらいらしい。
他の国々は、ジンジャーブレッドクッキーを焼いたり、そのクッキーで家を作ったり、その他シュトーレンや各種パイ、ビスケット系などなど、国により文化により様々である。
日本ではキラキラした雰囲気♫で終わりがちなクリスマスだが、欧米のそれは「身近な人への感謝」とか「愛情」とかを伝える風合いが強い。
海外ドラマを見れば顕著である。それはバレンタインでもそうだ。女子が男子にチョコをあげて告白、みたいな文化は(それはそれでキラキラしてて良いのだが)日本だけだそうだ。
話が逸れたが、何はともあれ一年に一度のイベントを楽しく過ごしたいものである。
日本ではこう、海外ではこう、世間はこう、などといった風潮に流されず、我が家のクリスマスをいつか確立したい。
来年はジンジャーブレッドクッキーを焼いてみようか。ブッシュドノエルも惹かれる(海外かぶれに拍車がかかりそうで怖い)。
何はともあれ、メリークリスマス。
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