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育休復帰3週目、気持ちの乱降下具合と怒涛の日常

だいぶしばらくぶりにnoteへ舞い戻ってきた。
2年近くの育休を終え、職場に復帰してはや3週目。

当初はなんとか新しい環境でやっていけそう!と明るい気持ちで過ごしていたのだが。

もう3週目されど3週目、
自分の気持ちの乱降下具合と、育児との両立の難しさを改めて感じた昨今の諸々を記しておきたい。

一週間ごとに気分が違う

一週目

育休中は色々と気を揉んだものだが、なんとか元のチームに復帰できた私。ただ仕事内容というと希望とは違うもので、当初は結構落ち込んだり、日々胸騒ぎが止まらなかった。

しかし復帰してみて。
以前直属の上司とことごとく合わない問題に頭を悩ませていた分、今回のチームはまず人に恵まれていたこと、これだけでもう仕事内容云々はどうでも良く、ただただ有り難かった。

なんとかやっていけそう。意外に楽しく働けそう。と、ほっと胸を撫で下ろした一週目であった。

二週目

二週目ともなると、業務の引継ぎが本格化してきて、おっとこれはなかなかやばそうだぞ?という気がしてきた。
前任者が今月末で退職してしまうということで、実質1ヶ月で彼女の膨大な業務を全て引継ぎ、1人で回せるようにならねばならぬという難題を突きつけられた。

ただでさえ、育休明けで頭がバカになっているし、仕事の感覚も全く戻っていないため、メール一つ打つだけでも大変時間がかかるのである。
しかしそんなことは言っていられない、胸騒ぎが止まらない一週間を過ごした。

三週目

自分のキャッチアップの遅さ?に焦る中、この4月に保育園デビューした娘がダウン。周りの子の多くが熱を出して休む中、よくぞここまでもってくれたものだが、想定外に症状が長引き、同じクラスでもアデノウイルスとかRSウイルスとかが流行しているとのことで。
旦那と交代で仕事を調整したり、子供を見ながら隙間時間で作業をしたり、心休まぬ日々が続いた。

違う。一人目の時と全く違う
前は日系大企業で、今回は外資系企業。こうも違うものなのかと思うが、前回はまず、こんな胸騒ぎやプレッシャーや変な焦りはなかった。
まぁ、平たく言えば俗に言うマミートラックにまんまと乗せられていたので、少なくとも数ヶ月は頭をそれほど使わなくて良い業務、自分がいなくても誰かが簡単に巻き取ってくれる業務を担当していた。

それはそれで、昨今の女性活躍推進の観点で見れば相当微妙だが、少なくとも神経をすり減らすことはなかったので、育休明け直後はあれくらいが実はベストだったのかもしれない。
・・・と、今になってこそ思う(当時はああだこうだ文句を垂れていた)。

四週目はどんな気分になるだろう。
気持ちの乱降下が激しく、疲れ果てている三週目週末の夜である。

キャッチアップが遅い

キャッチアップって、日本企業にいた頃は使ったこともない言葉だが、現在の会社のみならず外資系では割と皆使っているらしい。
適切な日本語が見つからないが、月並みな言葉を使えば、理解する、吸収する、飲み込む、覚える、みたいな所だろうか。

退職が迫った前任者から色々と引継ぎを受けてはいるのだが、説明を聞いて分かる気になっても、いざやろうとすると小さなことでつまづく。
日々イレギュラーなことが起こるし、マルチタスクすぎてもはや脳内メモリ容量不足、ちょこちょこ方法や方針が変わって、既存の社員ですら新しいことを常に覚えなければいけない。

育休復帰者には結構ではないか?!と、生ぬるい日本企業出身の私は思ってしまうのである。

それか、自分のキャッチアップが遅いだけ?
そろそろ【キャッチアップ遅いよね】というフィードバックがありそうで、【はい、そうですよね】としか言えない自分も容易に想像できて、心晴れぬ今日この頃である。

育休復帰者は誰もが通る道

とはいえ、言い訳ではないが2年近く仕事から完全に離れていた人が、いきなり活躍できる訳がない。バリバリ毎日その仕事をやっている現役の人レベルには、そんなに簡単にはなれないだろう。

  • 育休明けは、想定の3割もできていたら二重丸!

  • 育休明けは、以前の自分や周りと比べないこと!

  • 一つの通過点に過ぎないので焦らない!

  • いずれまたバリバリ働ける日がやってくる!

育休明けの心構え的なことはそこここに転がっている。頭では分かっている、が、やはり会社は成果を求められる場所なので、色々と気になってしまうのは人間の性なのではなかろうか。

私だけではない。
きっと、多かれ少なかれ、しばらくブランクを経て復帰した人は誰もが同じような道を通っていると思う。

そして、時は無常にも過ぎ去るもの。
いつのまにか、もうそんなことを気にもしなくなった時に、そういえば普通にまた仕事できるようになったな、とか、ふと思うのではなかろうか。

それは半年後か。一年後か。もっと先か。
その頃には子ども達もまた大きくなっていることだろう。

【誰もが通る道】。ともすると焦りや不安でいっぱいになってしまうので、きっとみんなそうなんだ、自分だけじゃないんだ、ということを改めて心に刻んでおきたい。

週末は美味しいものを食べてゆっくりしよう。

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