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育休ラスト一週間、戦友が次々旅立つ

1年8ヶ月余りに及ぶ、第二子の育休が遂にラスト一週間となった。
人生で最後の育休、最後の一週間である。

なんとも言えない切ない気持ちやソワソワ感でいっぱいの今この瞬間の思いを、書き留めておこうと思う。

戦友たちが次々旅立つ

育休期間を共にした同じ境遇の母親たちは、皆戦友だと思っている。

昨年夏にママボランの活動を通して知り合ったママ、近所の子育てセンターで知り合ったママ、やはり自然と仲良くなるのは自分と同じ育休中、つまり【職場復帰】という関門を控えている方々なのであった。

4月の第一週に復帰したパワフルママ(慣らし保育の対応は旦那さんという素晴らしき連携プレーの家庭)もいれば、私と同じように、慣らし保育の過程を味わい、噛み締めながら、結構ギリギリまで休みを取るママもいる。

中でも日頃から会ったり、連絡を取り合っていたママ2人が、1人は先週、もう1人は今日職場復帰を果たした。

同じ時期に妊婦でいて、同じ時期に出産し、新生児育児の洗礼にやられつつもなんとか日々やってきて、同じようなことに悩み、同じような生活をしていた戦友たち。

そんな彼女たちが一足早く、戦場(職場)に旅立っていく様をこの1、2週間見てきて、寂しい気持ちと、応援したい気持ちと、次は私ーといった他人事ではない感をバシバシ感じている。

戦友。本当にこの言葉がぴったり。

仲良くなったママは皆、第二子の育休ということで共通しており、職場復帰のプレッシャー、起動に乗るまでのバタバタやとてつもない疲労感、軌道に乗ってからの様々な葛藤(マミートラック&その逆含む)諸々、一人目で経験しているからこその、色々な覚悟をもって戦場に向かっているのである。

そして私も来週の今頃、戦場に出向いている。

娘と通ったヨガの街で感情爆発

娘は絶賛慣らし保育中であるが、やはり24時間べったり子どもといられた時間は特別だったなと、今になって改めて思う。

あの時は「一人の時間が欲しい」「私の自由はいずこへ」などとボヤいていたが、離れたら離れたで、あんなに四六時中一緒にいられた時間はかけがえのないものだったと知る。

今日は用事があり、娘とよくヨガに行っていたある街に電車で繰り出したのだが、ヨガ教室の近くのショッピングビルに入るや否や、とてつもない寂しさや懐かしさや愛しさや切なさ等ごちゃ混ぜの感情ブワっと押し寄せてきて、狼狽した。

例えば下記。

★ショッピングビル入り口の大きなシャンデリア風の装飾
娘とよく、「キラキラだねー」といって眺めていた。娘はさすが女子で、この手のキラキラしたものが大好きなのだ。
ベビーカーに乗りながら、「イアイアー(キラキラーと言ってるつもり。まだうまく言えない。)」と言って目を輝かせていた姿を思い出し、秒で涙腺が崩壊した。

★エレベーターを素通り
ベビーカーだったので、何が大変って、いつもエレベーターを探してはひたすら待つこと。
今日はそんなエレベーターを横目に身軽にエスカレーターを使い、ものの10秒で目的地に到達した。なんてスムーズ!と思ったと同時に、もう娘は一緒じゃないんだ、ということを噛み締めた。

★懐かしの赤ちゃん休憩室
よく行ったビル内の赤ちゃん休憩室。ここでよく離乳食を食べさせたり、オムツ替えをしていた。ここ1、2ヶ月程はアンパンマンに目覚めており、赤ちゃん休憩室にあるアンパンマンの自販機を前に大はしゃぎしていた姿は記憶に新しく、謎の感情で心が締め付けられた。

ヨガに通い始めたのは、去年の夏、まだ娘がハイハイをしていた頃である。

そんな娘が今では歩いたり走ったりして、こんなに長い時間親と離れて保育園で過ごしているなんて。
娘の成長にまたグッとくる、情緒不安定な母である。

次のステージに向けて

とはいえ、娘も慣れない環境で毎日頑張っており、次のステージに向けて私もいつまでも感傷に浸ってはいられない。

再び怒涛のワーキングマザー生活が始まるにあたり、準備することは盛り沢山。
例えばざっと下記である。

  • テレワークスペース整備
    出社率が増えてきたとはいえ、まだまだ半分以上はテレワークが続く見込み。今まではダイニングで、腰が痛くなる椅子と共に騙し騙しやってきたが、【快適に仕事ができる環境を整えよう!】と一念発起、現在テレワークスペース制作中。環境は大事である。

  • マスクなしに備えた顔作り
    最後に会社行ったの何年前?レベルゆえ、当然人にリアルで見せられる顔ではない。マスクという最強の武器を手放す時がじわりじわりと来ており、化粧品諸々、揃えなければならない。

  • オフィスっぽい服
    TシャツにGパンにスニーカーではイマイチ仕事スイッチが入らない(そういうファッションの人も多くいるが)。オンオフの切替のためにも【会社で着る服】(戦闘服)は準備しておきたい。

  • 子ども関係整理
    上の子(小学校)と下の子(保育園)それぞれのプリント、連絡帳、提出物その他…このままだとプリント地獄、カオスの湖に溺れ死ぬ。収納術や子育てハックなどを参考にどうにか溺れ死ぬことのないよう、且つここで脳のメモリを多く使うことのないよう、サクッとやりたい。

中でも【マスクなしに備えた顔作り】は超重要且つ難易度高であり、他項目のように、買い揃えたり片付けたりすれば済む話ではない。

スキンケアに関してはもはやオタクに近いが、ベースメイクには全く拘りがないという変なタイプのため、マスクであることを理由にほぼノーファンデ生活という開放的な毎日を送ってきた。

しかしこれがまた、肌に良いどころかとてつもなく悪かったという話はまた今度書きたい。

とにもかくにも、万年ノーファンデ・ノークレンジング・ノーリップ生活も、平日昼間の街ブラも、公園遊びもヨガも、なんとなくやめられなかった夜型生活も、全て卒業の時がやってきた。

次のステージに行くのである。
戦場は、思ったほど戦場でないことを祈るばかりである。

この一週間の予定


ラスト一週間はなかなか充実している。既に1日目は終わろうとしているが、もうとにかく悔いのないよう、最後まで楽しみたい。

《Day1(つまり今日)》
娘とヨガに通った街まで電車でお出かけ。コスメ関係の買い物をして、スキンケア系も物色していたら一瞬にして時が過ぎた。デパート大好き。
兼ねてからゆっくり入りたかったカフェでも色々と作業できて満足。復職関係の諸々の手続きも完了し、あとは復職するのみ。

《Day2(つまり明日)》
息子の帰りが早いため、近所のショッピングモールに少し出かけるのみ。娘の下着をセパレートのものにするよう保育園から言われたので買いに行く。セパレート?もう?早すぎない?と思ったが、もう数ヶ月したら2歳。ボチボチトイトレも始まるだろうし、早すぎはしない。。早い。。(泣)

《Day3》
息子の帰りがこの日も早いが、朝から電車でお出かけ、一人美術館デビューを果たす予定。
バレエの次は美術館。日常を忘れてどっぷり浸かりたい。ずっとやってみたかったことがまた一つ叶う。

《Day4》
息子の授業参観&学級懇談会&もしかしたら面談も入る予定で、一日学校系で終わる。昨年は学校の行事も全て娘を抱っこして参加したものだ。ピンで参加するのは初めて。新しく担任になった先生がピチピチ新卒の22歳とのことで、色々戸惑っている。。

《Day5》
平日最終日。朝、娘を保育園に送ったらそのまま駅に直行し、電車でお出かけ。美容室でトリートメント&スパを予約済み。癒されてパワーチャージした後、FPへの貯蓄・ライフプラン相談という現実を突きつけられるイベントをいきなりぶっ込み。

あとは、最後に読みたかった本が明日届くので、お気に入りのカフェで一気読みしたい。

一年後の私は何してるかな。どうなってるかな。
一年経つと全く別のステージにいて、悩みも問題も全く別のものになっているので驚く。

あまり先のことは考えずに、この最後の一週間だけは【目の前のことを】【全力で楽しむ】にフォーカスして過ごしたい。

颯爽と次のステージに行けるように。





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