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御先祖様と家族の話。

私は、小さい時から自分や家族の死について考えることがあった。

てくてくてくてく。
歩き慣れたいつもの道を、下を見ながらぼーーっも歩く。
母が死ぬことを想像して泣いてみたり、父が死んでも涙はでねぇなと実験してみたり。

自分が死んだらどうなるんだろう、急にぱっっ!と居なくなったら、世の中はどうなんるんだろうと考えて、退屈な下校時間を過ごしたものです。

死について、恐怖を感じるでしょう。
私も怖いです。
それは動物としての本能でしょう。
命を守ろうとする本能。

でも、その本能の隣には「未知への疑問」もありませんか。
だから人間は実験的に仮死を経験しようとしたり、怪談をしてみたり。

これは、亡くなった人の家族と、その御先祖様とのやりとり。
自分の死はまだ分からないけど、自分が死ぬ時、何らかの力が働いている。そんなことを考えさせられるお話です。

私の母と弟と、御先祖様のほんとのはなし。

【死の話とあり、プライベートな内容なので有料とさせて頂いております。】

父は元気だった。
会社の健康診断でも、ちょっとだけ、肝臓の数値が少し高いくらい。
毎晩お酒を飲むなら、よくあることだ。

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