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日本では年度替わりの「3月離婚」が多い!結婚に踏み込めないタイプ、結婚してもつぎの結婚を求めるタイプ、結婚に興味がないタイプ・・・まさに多様性の社会が百花繚乱

厚生労働省によれば
一年間で最も離婚件数が多いのは3月だ。

夫婦問題研究家の岡野あつこ氏は
「私の感触では、『子どもの名字を変える
ベストなタイミング』

『新年度に向けて人生をリセットしたい』という人が多い。
年度末ということが離婚を後押しするようだ」

1年で最も離婚件数が多い

「3月離婚」を目指し、
計算ずくで動いた妻の復讐劇

きっかけは、1本の電話だった

「この人とはもうやっていかれない。
別れよう。
そう決意したのは、もう4年前になります」と
すがすがしい笑顔で話すのはH美さん(39歳)。

H美さんは大学卒業後、
就職した会社で同じ部署の先輩だった2歳年上の夫と結婚。
翌年には男児を出産したこともあり、
会社を辞めて専業主婦の道を選択。

夫を支え、初めての子育てに専念する結婚生活は、
はた目には順風満帆に見えた。
そんなH美さんに4年前のある日、
1本の電話がかかってきた。

電話の主はH美さんと同期入社して、
今は夫の隣の部署で働くS子だった。
「久々に電話をかけてきたS子は、
私の夫が部下の女性と浮気をしているから
気をつけたほうがいい、と教えてくれたのです」。

家事と子育てで毎日疲れていたH美さんは、
電話を受けるまで、
夫が浮気をしているなどとは夢にも思っていなかった。

ところがそれ以来、
夫の様子に気をつけていると、
たしかに浮気の兆候があちこちにあったのだ。

セックスレス、
夫婦の記念日を忘れる、
ファッションが派手になった、
休日の外出が増えた……

どれもよくある浮気のサインだとは知っていたが、
自分の夫にすべてあてはまると気づいた時は、
さすがに愕然がくぜんとしたという。

置き忘れた手帳には「ハートマーク」が並んでいた

決定的だったのは、
家に置き忘れられた夫のスケジュール帳を見た時のこと。
今まで残業で帰宅が深夜になると言っていた日には、
すべてハートマークが記されていた。

「女子高生でもないのにハートマークって……。
浮気していることを隠そうともせず、
すっかり浮き足だっている夫に
腹が立って仕方がありませんでした」

H美さんの変化は翌日からはじまった。
小学4年生になった息子を進学塾に通わせ、
休日も塾が休みの日は家庭教師をつけるなど
「教育ママ」に急変。

とにかくわが子を都内でも有名な一流中学に入れるために、
母親としてすべての力を注ぎこむようになった。
「広い子ども部屋で勉強に集中させたい」と
マイホームも購入した。

事情を知っている人は、
「夫に失望した分、息子に夢を託すようになった」と
H美さんの心中を想像したかもしれない。
ところが、もっと現実的な計画があった。

わが子の中学入学に合わせて名字を変える

母子の努力のかいがあり、
晴れて一流校に合格したその日の晩、
H美さんは夫に離婚を切り出したのだ。

「あなたがこの4年間、
ずっと浮気をしていたことは知っていました。
裁判で勝てる証拠もあります。
だから、この書類一式にハンコを押して、
今月中にこの家から出ていってください」。

4年前、夫に心底愛想を尽かしたH美さんは、
夫の稼ぎがあるうちに子どもに高額の教育費を支払わせ、
子どもと二人で住むための家も確保することを計画していたのだ。

離婚後も経済的に困らないよう、
弁護士に依頼して綿密な契約書も作成していた。
「地元の知り合いがいない私立中学に通えば、
離婚して名字が変わったことに気づく子は誰もいませんから」と
話すH美さん。
あとは夫に引っ越してもらうだけだという。

最後まで身勝手な夫が企てた「3月離婚」

「妻の親友とも浮気」あきれたエピソードだらけの夫

N子さん(32歳)が夫から
「好きな人ができた。お前とは別れるから」と
一方的に離婚を言い渡されたのは、
昨年のGWごろ。

「幼稚園に通う子どもからGWの旅行をせがまれ、
夫に相談したところ
『今年は行けそうにない』と。

理由を聞いたら、
浮気相手の女性とハワイに行く約束をしたので、
私たち家族のために使う有休とお金はない、
という身勝手な話でした」。

それまでもN子さんの夫は、
決してお世辞にも「いい夫」とは言えない言動を繰り返していた。
「N子さんの学生時代の親友と浮気をした」
「N子さんの実家を訪れ、義父に小遣いを無心していた」
「N子さんに黙って転職していた」
「N子さんの許可なく、
飲食店を経営している自分の弟の保証人になっていた」など、
聞いてあきれるエピソードには事欠かない。
「お金に対してセコいところが一番イヤでした」と
N子さんは話す。

「1月1日離婚」にこだわる夫の思惑

夫のルーズな性分は一生治らないと
判断したN子さんは、離婚を承諾。
そうと決まったからには早いほうがいいと、
すぐに離婚の準備をはじめようとしたところ、
離婚を切り出したはずの夫のほうから
「離婚届を出すのは年明けでも遅くないんじゃないか? 
1月1日に離婚すれば、お前も新しいスタートができるだろう」と
提案してきたとのこと。

「その時は、なぜ夫が
『1月1日』にこだわるのかわからなかったのですが、
親戚の税理士から話を聞いて納得しました」とN子さん。

会社員と専業主婦の夫婦の場合、
12月31日まで婚姻関係が続いていれば、
その年は配偶者控除の対象になるため、
GWより1月1日に離婚したほうが
夫は金銭面で得をするというわけだ。

またしても「お金に対してセコい」部分が
露呈してしまった夫。
結局この夫婦は、
N子さんの希望を通して3月に離婚届を提出した。

「子どもが来春から小学校にあがるので、
そのタイミングで離婚をして実家に帰ろうと。
子どもの名字が変わる
タイミングとしてもちょうどいいかなと思って」。

W不倫の果てにたどりついた「3月離婚」

こっそり不倫をしていた妻が終止符を提案

「『お互い子どもが独立したら
一緒になろう』という約束をしているんです」と
語るY乃さん(43歳)は、
去年の3月に22年連れ添った夫と離婚をしたばかり。

長年、仮面夫婦として結婚生活を続けてきた。
今春にY乃さんから終止符を打つことを提案したのは、
Y乃さんに恋人ができたからという秘密の理由があった。

「夫は本当の理由を知りません。
おそらく“価値観の違い”くらいにしか思っていないでしょう。
子どもも就職が決まったことですし。
離婚話はずいぶん前から出ていたので、
お互いに心の準備はできていたというか……」。

Y乃さんのお相手の新恋人は、
有名企業に勤務する50代男性。
2年前に関係がスタートしたものの、
彼にも妻と子どもの待つ家庭があるという。

「彼は、私が離婚したら自分も別れると言っています。
私にとっては、たぶんこれが最後の恋。
彼の言葉に運命を委ねてみたいんです」と、
Y乃さんは熱い胸中を打ち明ける。

住む場所も人間関係もリセットする

Y乃さんが「3月離婚」を選んだのは、
スッキリした環境で4月から新生活をはじめたかった
という精神的な理由が大きいという。

「本当は年内に離婚するつもりだったのですが、
親や親戚への報告や離婚後の生活の準備などに
予想以上に手間取ってしまい、結局3月になりました」。

4月からは心機一転、
派遣社員として彼のオフィスの近くで働くことも
決まっているとのこと。

「4月からは住む場所も人間関係も、
すべてリセットするつもりです」。

筆者が相談を受けている感触では、
「3月離婚」を選ぶ理由は、
「子どもの名字を変えるベストなタイミング」と
いう物理的な問題と、
「新年度に向けて人生をリセットしたい」という
精神的な問題がツートップ。

いずれも、説得力のある理由だが、
その背景にはいつのまにかすれ違ってしまった夫婦が
お互いに気づこうとしていなかった
根深い課題がありそうだ。

結婚できないタイプよりも
新規な結婚を求めるタイプが何倍も多い

結婚相談所の市場が急速に縮小しているのではないだろうか?
元々、年間の婚姻数は50万組、人数にして100万人
これは人口比率として0.8%です

結婚相談所に登録されてる総数は60万人と想定され
全国に結婚相談所は4000件あります
結婚相談所を通じて結婚する総数は最大で10%と予測され
ますので10万人が結婚相談所経由の婚姻です

マッチングアプリの総登録数は800万人といわれます
この婚姻率は推定7%ですから、7万組が毎年マッチング
アプリを通じて結婚してることになります
これは単純に総数で割ると0.9%の婚姻率ですから
結婚にこぎつけたデートした相手は300人いたとか
500人いたという線は十分に頷けるどころか
耐え難い努力が必要だと安易にわかります

ちなみに結婚相談所でお見合いが成立する確率は5%です
お見合いからデートに発展する確率は30%
デートから成婚に達成する確率は15%
ですから、お見合い成立から成婚の確率は4.5%
お見合いの申し込みから成婚までの確率は0.2%です
ですから実際に結婚できるまでには結婚相談所を
3軒も4軒も梯子するのが相場という線はまんざらでもなく
500人にお見合いを申し込んで2年も3年もかかり
ようやく結婚できるという、これまた並々ならぬ
努力が必要となります

さて、ところが、結婚相談所の努力もただ事ではありません
恋愛体質の比率はつぎのようです
30%が恋愛体質
50%が中間層
20%が非恋愛体質

30代40代の人口比率は30%ですので
この30%のうちの20%は男女合わせて64万人となります




オンライン寺婚サロン
         info@studio-show.com


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