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2022年3月の記事一覧
持つもの、持たざるもの
羨ましい。
悔しい。
自分がもどかしい。
認めたくない。
認めざるを得ない。
輝かしい。
羨ましい。
私だって。
でも私は。
私の前で罵らないで
言ってしまえれば楽だろうけど
そんなのは嫌だ
そんなのはあのひとと同じ
でも結局
知らぬ間に粗探し
それが悔しくて
私だって。私だって。
でも私は。私なんか。
今のままじゃ駄目だ
負けを認めるみたいで
負けって何?
その発想がそもそも
あのひとの受
私と対照的な彼女との差も、生まれ持った気質の他に、こうした親との関係性や、育った環境の違いによるところが大きかったのかもしれない。
なんで私じゃなくて彼女が、といつも心のどこかで思ってきたけど、今になって俯瞰で見てみれば、なんかもう色々しょうがなかった。
どんまい、自分。笑
そう考えると、母の好みだけで育てられてきた私の感性に、大きな風穴を開けて新世界を見せてくれた、当時の親友たちは本当に貴重だった。
最初とても動揺したけど、あれで何かが開眼したところは少なからずあった。
今更ながらありがたい。
それでずうっと苦しかった。やっとその理由がわかった。私は悪くなかった。
実際そんなことはなかった。私が熱中した音楽の原点は間違いなく母の青春時代にも根付いており、しかしそれは母の感性には全く響かなかった。
私はずっと、母の好む音楽が嫌いで、母のわからないものに惹かれる自分が悪だと思っていたけど、私に響く音楽をつくるひとたちだって当時から居たのだ。
私が聞いて育った母の好みの歌たちと、実際の私が心惹かれる音楽に、あまりにも大きな隔たりというか、断絶があったらしいと気づいて愕然としている。
今思うと、あの閉鎖的な家の中では、私が真に好む音楽に自然に触れることはほぼ不可能だった。だから母の聞く音楽がすべてだと思っていたけど→