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骨が折れて通勤がつらいのでリモートワークしてみた。

新年早々、自転車と接触して骨を折るという経験をしました。
骨折とはいっても軽度なものですが、満員電車で通勤はつらい、通院があるということで、2週間ほどリモートワークを許可していただいたのでリモート体験記を書いてみることにしました。ちょっと変わったリモートワーク体験記を見てみた方はぜひご一読ください。

突然の負傷。2週間リモートワークをすることに

現在私の働いている会社では、リモートワークを導入しています。
職種や等級によって週でリモートできる回数が決まっている(最大週2日)のですが、私の場合は週1回です。

普段リモートをするのは、もくもく作業系が溜まって、集中して仕事を片付けたかったり、通勤ストレスから解放されたいときなのですが、今回の長期間リモートは負傷による特例です。

当初はまさか骨折しているとまでは思わず、かなり腫れてるな…でもよちよちでも歩ければ、フレックスタイム制を活用して、7-16時で勤務して、急いで帰って通院するスタイルも本気で検討しました。

面接も入っているし、採用イベントも入ってるし、打ち合わせあるし、私のような人事がそこまでリモートで変わらぬ働きができるイメージができませんでした。
とはいえ、打ち身(ファーストオピニオン)にしては何しろ痛い。。「マジで無理しないでくれ」という人事チームのお言葉に甘えて1週間の予定でリモートをさせてもらいました。

それでもリモート週の土曜日に予定していた採用イベントだけは自分が動かしてた施策だし、行かねばと思い参加したのですが、歩くたびに辛いし、電車がゆれれば激痛と散々でした。

「その状態でさすがに打ち身はおかしくないか?セカンドオピニオン受けた方がいいっすよ」と一緒にイベントに参加した開発本部長に促され、そうよネ…と日曜日に再受診。結果、骨折してたわけです。骨折した部位が尾てい骨と骨盤という微妙な部分で、かつヒビがいってるくらいだったので、見逃し三振されてたんですね。。(遠い目)

この診断で骨だけでなく、心もぽっきり折れた私は「すみません、次週もリモートで…」とお願いすることになったのです。

基本動く必要がない

今回のリモートワークでよかったのは、何しろ痛む体をムリに動かす必要がなかったことです。

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基本ソファの上でPCを抱えていればトイレ以外は自力で動く必要がありませんでした。

「のど渇いたヨ」「お腹すいたヨ」「寒いヨ」ということであれば、我が家にはその手のことを解決してくれる人が常駐です。病院も車で連れて行ってくれるので、至れり尽せり(覚えたての日本語)でした。

余談ですが、至れり尽せりを間違えて、「踏んだり蹴ったりだネ!」といったら普通にちょいギレはされました。

リモートワークの所感もろもろ

PCに向かう業務であれば、ほぼいつも通りの環境で仕事できました。
事前にすでに予定していた社外での打ち合わせは、すべてオンラインに切り替えさせてもらいました。

wherebyというweb会議ツールが大活躍です。

画面共有などもできるのでストレスなく、ミーティングができました。
社内でのミーティングは普段から使っているSlackコールを使ったりしましたし、1日だけ切り取ると仕事上の大きな変化はなかったです。リモートワークってやっぱり良いなと思いました。(インフルにも感染しないし)

基本的には身体的にも精神的にも大満足のリモートワークでしたが、実際に2週間ほどオフィスから離れて仕事してみて感じたことを簡単にまとめました。
(あくまでも実際に私がありのまま感じたことです)

1.ちょっと寂しい
普段オフィスにいると感じないですが、だれもいない部屋でもくもくしていると非常に寂しいです。
個人的にはオフィスならではの熱量や高揚感はわりと好きなのですが、リアルな場所を共有していない分、それを肌で感じ辛かったのかもしれません。
あと悔しいのはSlackのチャンネルが盛り上がってると「くそ、出遅れた!」と思ってしまいます。
オフィスにいるときは、わざわざSlackで絡みにいかないくせに無駄に絡んでいってちょっとウザい人になってました。
全員がリモートワークをしている企業で、それが当たり前であれば、特に問題を感じることはないのだろうか?

2.テキストコミュニケーション問題
オフィスにいると、ちょっとした相談や雑談、立ち話、笑い声、の中で様々な情報が入ってきます。
もともと会社のSlack文化が強いので、そこまでテキストベースのコミュニケーションに難は正直生まれませんでしたが、隣にいる人をすぐに捕まえて、サクッと解決しちゃうみたいなことができないのと、基本オフィスで誰がどんな動きをしているのかがわからないので、いつ頃返事くるカシラ…?と思いながらメッセージを送るのはちょっとだけやりづらかったです。
もっと細かくテキストで説明したり、Web会議でのコミュニケーションを厚くすればという方法も考えられはするのですが、2~3日ならまだしも、2週間まして1ヶ月とかになると解消できない問題がちょっとずつでてくるなと思いました。

3.人数が多い会議で空気が読めない問題
これが私の中では一番リモートで苦労した点です。
会議の中で、議論の根幹ではないが補足で話をしておきたい話題とかありますよね。話さなくても良いが、話していた方が絶対に良い話題。(少し矛盾しますが)
リアルに存在する人だと空気を読みつつ、タイミングをみて発言できるのですが、Web会議だと参加者全員が耳を澄ませるので、気軽に発言できないなと感じましたし、なんなら主幹で会議を回す側だったので、みんな話についてきてるかな?というのを探り探りしながらの進行は実はめっちゃ大変でした。
1対1の会議は問題ないのですが、3人以上になってくると難しいです。
会議の環境の進化によって解決されるのではと思ってはいます。

4.リアルの面接には対応できない
人事としては、これが死活問題なのですがオンライン面接なら問題ないのですが、リアルの面接はそりゃあできません(涙)。
ここは本当に申し訳ないのですが、この2週間で担当予定だったリアルの面接は代打をお願いすることになりました。
オンラインの面接も主流になってきましたし、今後はもっと増えてくるのかなとは思いますが、お互いに対面の方が通じやすいことだったり、ニュアンスもあるのかなと思うとリアル面接は大切にしたいです。

さいごに

すごく伝え方が難しいですが、私はリモートワーク大好きですし、状況に応じてうまく使えば業務効率化できてとっても良い制度だなと思います。
ただ個人的には、できるだけ同じ空気を吸って、一体感をもって仕事をするのも好きです。自分だけでは絶対にできないことだったり、解決できない課題を他のメンバーの特徴を活かしながら、進めていけるのはワクワクします。

結論、現状のわたしには、骨折みたいなことがなければ(二度とないことを祈る)いまの会社の規程の回数(最大週2日)くらいがちょうどいいかなと思ってます。
とはいえ、事情は人それぞれですし、そのへんも柔軟に対応してるのが弊社の良いところなんではないかなとも思ってます。

さびしんぼうで日本語もおぼつかない私が2週間にも渡るリモートワークができたのは、面接の代打を調整してくれた人事チームやオンラインでのMTGに耐え抜いてくれた編集部メンバー、急なオンラインMTGへの変更を快く受けてくれた社外のみなさま、テキストベースで長いやりとりにお付き合いしてくれた役員・社員などなどみんなのおかげですね。

学び:暴走自転車には気をつける。

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