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企業公式Twitter運用担当者としてやっている3つのこと

1億総メディア時代と呼ばれる現在社会で、Twitterの企業公式アカウントを持ち、毎日新鮮な情報を発信していくことは欠かせない仕事の1つになっています。
この記事では、企業Twitterを更新するいわゆる「中の人」はどんな仕事をしているのかをまとめました。「これから企業公式Twitterを運用する必要がある」「よその中の人がなにしているのか気になる」という方はぜひ読んでください。

目標(ルール)を設定する

公式Twitterを運用する目的は企業ごとにさまざまあると思います。
「商品やサービスを販売したい」「ファンと交流したい」「認知度をあげたい」など、何のために企業公式アカウントを運用しているかを理解し、目標を掲げるとモチベーションにもつながります。

私が運用する公式Twitterの目的は「会社のファンを増やし、認知度をあげていく」ことにありますが、いきなりフォロワー数が増えるということはあまりありませんので、じっくり時間をかけて『運用方法』や『個性』を見つけていくことに注力しています。

わたしの「中の人」ルール
- 1日3回のツイートをする。
- 毎月のインプレッション数とエンゲージメント率を目標設定する。
- 公式noteとうまく連携する。
- 会社を「知れる」情報は、広く拾って配信する。
- 記録をきちんと取る。

毎日ストレスなくTwitterができるのが一番なので、無理せず運用していきましょう。

会社の最新情報をツイート

「中の人」の仕事でもっとも大変な仕事はネタ探しです。
公式Twitterを運用する目的である「会社のファンを増やし、認知度をあげていく」ために会社独自の文化や取り組みをスピーディーに配信する。
ほぼリアルタイムといってよいスピードで、社外の人に情報を届けることが最大のミッションです。

そうなると大事なのは、情報のキャッチアップです。
私が所属するのは人事部で、担当領域が採用マーケティングですから、採用周り以外(担当外)のIRの取り組みやプロダクトチームの取り組みなどをどうやって得るかが肝になります。
弊社で実践しているSNSの情報収集は以下の通りです。

情報キャッチアップ方法① SlackのReacji機能でネタをチャンネルに溜める

SlackのReacji Channeler機能を使って、複数あるSlackチャンネルにあるTwitterのネタを #SNS チャンネルに集約します。

もちろんこの設定をしただけでは、何にもなりません。
各チャンネルに散らばったTwitterネタを運用担当者のみで追い続けるのも難しいので、他の社員に協力を仰ぎます。

他のチャンネルに投稿されたものに:twitter_reacji:をつけてもらえるとこんな風に情報がたまります。

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情報キャッチアップ方法② マーケチームと連携backlogで投稿管理

あらかじめ予定の決まっているプレスリリースについては、各プロダクト・サービスのマーケターやIR担当者と連携をとるのが1番です。

プレスリリースは、もともとさまざまなメディアに載せるための役割分担をマーケチーム内で分担するため、TO DO管理をbacklogで可視化しています。

SNSへの投稿もフローの1つとしてTO DO登録してもらうことで、リリース情報を逃すことがありません。

情報キャッチアップ方法③ 自社のブログのアップデートは余さずチェック

自社が運営するメディア、ブログの類はしっかりとチェックします。
自社ブログに記事が追加された場合には、特定のSlackチャンネルに流れる設定になっています。

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せっかく書いたブログの拡散のためにも、ホットなうちにツイートします。

良いツイートを良いタイミングで続けていると、コメントをもらえたり、コミュニケーションを取っていくことでファンを増やすことができます。

投稿記録をとる

日々ツイートした内容の記録を取ることは重要です。
記録する内容は「いつ」「だれが配信担当で」「どんな投稿を」したのかです。実際に投稿したツイートのURLもスプレッドシートにまとめて、貼っておきます。

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ツイートに対するふりかえりができ、以前の投稿を再び引用RTしたくなったときにも煩わしい思いをしなくて済みます。

ちなみにここで設定している「配信担当者」は実際にツイートを行った「中の人」である自分ではなく、「ネタの提供元」(個人名ではなくチーム・プロジェクト名)です。この記録を取ることでSNS発信に対してポジティブな人やツイートネタを多くもっているチームを見極めることができるので、情報発信ポジな人から巻き込むことができます。

またツイートした内容を記録を取ることは炎上が発生したときにすぐに対応するためにも有効です。
炎上対策についてはこちらの記事にまとめています。

また日々の記録の他に月次で、Twitterアナリティクスも記録をとります。

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毎月の数値変動(フォロワー数やインプレッション数など)はどうだったのか?もっとも反応がよかったツイートは?の分析記録を残すことで、次回の投稿の改善点をみつけたり、現状維持で良いところを見つければモチベーションの維持にもなります。

実際にはまとめた3つのこと以外にも実は写真を撮りにもいかないといけない、画像の加工もやらないと、など「中の人」のやることは何でも屋のごとく細々とあるのですが、「この3つをちゃんとやるぞ!」と実行してくれれば、業務上はなんとかまわります。

基本をしっかり押さえた上で「中の人」として、自分なりの個性を出せるとファンが増え、自分も楽しく運用できますよ。

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