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35歳でベンチャー企業に入社して9ヶ月経ったお話

日系大企業から外資系大企業を経て、一念発起して、35歳にてベンチャーに飛び込んでみたのが2019年3月。

あっという間に9ヶ月が経ちました。

やっぱり大企業ばっかりの経験だったので、戸惑いがたくさんあって結構苦しみました。今となってはいい思い出。
なにを感じたかを振り返ってみたいと思います。

なお、基本的には全て否定的な気持ちでは書いておらず、こんなギャップがあるんだなぁと思って、良い経験させてもらってると感じながら過ごしております。

1. とにかく流動的

とにかく組織が落ち着くことがなかった。
チーム構成や上司がコロコロ思いました。
また、潮の変わり目の早いIT業界に入ったことで、売れ行きや方向性もすぐに変わるし変えないといけない状況だったので、常に流動的に人を動かしたり、動きかえたり、やってみて結果を見ながら次の動きを変えていくというPDCA高速回転感を味わいました。

前職では人事異動とかものすごい時間をかけて調整していたので、経営層の一存でズバッと人を動かす感じはなんか新鮮でした。

自分も、今のチーム構成でいいのかなぁとか方向性いいのかなぁとか常に考え、提案していくというスタイルがとても新鮮で楽しかったです。

販売戦略や人材戦略が他人事でなく、本気で自分で考えないといけないというのは大きな違いでした。

2. 無いものいっぱい

無いものはホントにいっぱい。

福利厚生制度がないとか、人が足りてないとかは勿論なんですけど、そんなんだけではなく、もっと根本的なものも色々無いなと思いました。
(すみませんが詳しくは書けません笑)

そういう不足しているも、「こういうもの足りてなくないですか?」というのを発信し、やってみようという流れに持っていけるのはとても面白かったですね。逆に無いもの多いことでたくさんやることあって常にバタバタ大変でした。

この点では、大企業を経験していたからこそ「こういうもの足りていなくないですか?」という視点を常に持って活かせていけたかなと思っています。ただどこまでそういう型にはまった視点をベンチャーに持ち込んでいいのかが悩ましかった。

3. 人もいろいろ

外資系で色んな国の人に接していたので、どんな人に出会っても大丈夫と自信を持っていましたが、ベンチャーも色んな人がいて結構戸惑いました笑

バックグラウンドや生まれ育ちも含めてホントにいろいろで、価値観の違いとか文化の違いを結構感じました。
逆に、これまでいた大企業って、新卒や中途は割と似た感じの生まれ育ちの人が集まっていたんだなと改めて思いました。
ベンチャーってそれこそ縁故とか偶然入社したとか色々なので、個々人の目的とか理想とかバラバラでホント面白いですね。

コミュニケーションギャップにはなかなか苦労しましたが、やっと慣れてきました。
あ、仲良くはすぐ慣れていっぱい飲みに行ったりもしたのでそんな変な意味ではないです。

4. 教えてくれる人いない

うちの会社は年齢層若めで、中間層や上が少なめなので、「間違ってる」とか「こういうやり方や考え方してみろ」とか指摘されたり怒られることが圧倒的に少ないです。(ベンチャー全般そうかも)

自分は程よい年代である程度考え方とか固まっているので、まだこれで合ってるはずと思って動いていますが、若い人は教えてくれる人がおらず大変だなぁと強く感じています。
教えてくれなくても自省して次に活かせる人はすごい勢いで伸びそうですが、そういうの苦手なタイプの人は苦労しそう。「怒ってくれる人がいなくて困っています」という意見もあって確かにそうだなぁと思いました。

いかに色んな視点から考えられるかが試されている気がしながら過ごしています。


という感じで、多々のギャップを感じながら過ごしております。
大変だなと思う反面、やっぱり刺激的で、これが癖になっている人の気持ちもよく分かる。


ベンチャーライフ、これからも楽しんで頑張っていきます!

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