見出し画像

ステロイドに対して恐怖心が消えた一番のきっかけ

インスタで、脱ステママさんがいるとそのアカウントを袋叩きにしたりして、そのママさんは鍵垢にしたりしているのを見て、勿論叩く理由も分かりますし、その感情が当たり前なのですが、ママさん側として考えるととても心が苦しくなります。

こんばんは、いむです。



2年間自然治癒の無洗顔療法で脂漏性皮膚炎を治そうとしていた中、ステロイドへの興味が湧いたきっかけは沢山あるのですが、今日はその中の一つとなります。

その中でも、かなり心を動かされた、感動した記事があります。

脱ステで悩んでいる方、ステロイドを使いたくない方、ステロイドを使おうか迷っている方、脱ステを批判する方、すべての方に読んで頂きたい素晴らしい記事です。

『あの日お会いすることができなかった「脱ステ」ママへの手紙』という記事になります。


この記事を少しまとめさせて頂きます*_ _)ペコリ


『ステロイドだけは使いたくないという脱ステなどをしていたと思われる自然派ママが爪が全部剥がれるまで悪化してしまったアトピーの赤ちゃんを連れて救急外来に受診しました。その受診したときの先生は、ここまでステロイドを使わず悪化させて!とママさんを叱責したそうです。そして、その先生からこの記事を書いた先生へとそのママさんの予約日を頼まれます。この記事を書かれた先生•大塚篤司先生はステロイドが怖いというデマに全て反論できるように準備しますが、当日ママさんは受診されなかったそうです。浸出液を放置しておくと、赤ちゃんの場合そのまま目を擦ってしまって白内障になることも。』


このときのママさんの心情を想像すると本当に心が苦しくなります。もしかしたら、その先生に言われたことが納得できていたけれど、怒られて怖かったので別のステロイドを使用する皮膚科へ訪れていたのかもしれませんが、その可能性は低いだろうなと思います。

「こんなに子どものために食事から肌着から環境を全て整えてステロイド以外で治そうとしているのに…!」という気持ちが大きかったのではないだろうかと想像してしまいます。

又はステロイド以外の治療法を教えてもらいたかっただけかもしれません。

そのお母さんはお母さんなりに自分の全てを捧げてでもきっとお子さんのことを治したかったのだろうと思います。

脱ステに至るまでにはそのお母さんなりのステロイドへの恐怖が募った歴史もあるかもしれまんし、叱責してしまったことでそのお母さんは逆に脱ステを加速させてしまった可能性もあるのかもしれないと思います。

ただ、先生も先生で、この記事にも書いてあることですが、ステロイドへの疑いを払拭したいという熱い思いがあったのだと思います。


私は自然治癒療法を試した身としても、ステロイドを使用している身としても、お二方の気持ちが本当に痛いほど分かります。

どちらも悪くないと思いますし、お母さんは子どもを思って、先生はそのお母さんと赤ちゃんのことを思って、思う相手も目的も同じはずなのに、情熱を持つ部分と思想が違うだけですれ違いが起きてしまいます。



しかし、そのどちらも経験していない人だと、その光景をみて「虐待だ!」と思われてしまいます。

勿論、それが当たり前の感情だと思います。


ですが、その裏にはお母さんがステロイドで治らなかったから…副作用が出てしまったから…他にもきっと沢山のステロイドへの恐怖心が募って起こした子どもを思ってこその行動だということは間違いないと思います。

それに、もしも赤ちゃんに副作用が出ていたとしても、これで治ると信じてステロイドや先生を一切疑わずにステロイドを塗り続けるお母さんだってきっといると思います。

しかし、脱ステママさんはそこで本当にステロイドはこの子の肌を治してくれるのか?と我が子を思うばかりに心配で心配で沢山調べて、ようやく行き着いた場所が"脱ステ"だったのだと思います。

それは我が子への愛情が深すぎるからこその行動なのだと、わたしは思っています。


ただ、その我が子への愛情が強いばかりに、周りが見えなくなってしまうこともあると思います。

そんな状態のときに批判されたら、余計に脱ステの殻に閉じこもってしまうと思います。



この大塚先生は、この記事を読んで頂ければ分かりますが、決してこの脱ステママさんを否定することなく、ママさんの子供を思うからこそ起こした行動なのだと理解してくださっているのが、患者側の気持ちも分かってくれていて有難いなと思います。

更に、最後の言葉として

「これまで大変でしたね。あとは専門家にまかせてください」

という言葉を残されていて、涙無しには読めません。



わたしはお母さんでもないですが、自然治癒療法を試した身としては、どうしてもお母さんの気持ちに立ってしまい、子どもへの思いが強いあまりの行動なのだと理解してくださるお医者さんが多ければ、脱ステから標準治療に戻りたいときも相談しやすいよなと、思うのです。

脱ステから標準治療に戻ろうか、少し話だけでも聞いてみようかと思って皮膚科へ行ったら今までのことを全て否定されて怒られた、そんなことがあればまた脱ステまっしぐらになってしまうことだってあると思います。

その脱ステが本当に赤ちゃんのためにやっていることならば、きちんとステロイドへの恐怖心を取り除く説明が出来れば使ってみようかと思うお母さんだって多いと思います。



この記事は、私が2年間脂漏性皮膚炎の瘡蓋が自然治癒の無洗顔療法で治らなかったとき、自然治癒では治らないという絶望感をもっていたときに出会った記事です。

この中に出てくる言葉「プロアクティブ療法」というものを知るきっかけとなりました。

ステロイドへの考え方がガラッと変わる大きなきっかけとなった記事です。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?