ZEROエンブレム-HDTV1080

ZEROから始まるリネレボ生活!! No. 10

キス魔さまの犠牲を育成の糧とした盟主PT様方は、以前とは見違えるように強くなられたのにゃ。
ご主人様は育成の成果を見るために盟主PTのステータス画面を閲覧していたのにゃ。

※この物語は鯖統合前及びレベルキャップ開放以前の設定になります
ルウ  LV 180
職業  プレインズウォーカー
武器  セウェルス
攻撃力100777
物理12556
魔法8960
防御力99877
物理11566
魔法7880
HP125677
MP100788
戦闘力1258000
牛カツ
職業  パラディン
武器  デュナミスソード
攻撃力98800
物理96700
魔法67000
防御力137000
物理125600
魔法99000
HP137000
MP99000
戦闘力1250000
レオニール  
職業  ブレードダンサー
武器  デュアルストームブリンカー
攻撃力135800
物理128900
魔法100020
防御力116000
物理100500
魔法95600
HP136000
MP100230
戦闘力1300570

「うんうん、皆んなスゴく強くなってるネ。
特にレオさんが ものすごーく強くなってるネ……ってレオさん…これって魔物特化装備じゃない!!」

レオ様は、あれ程魔物特化装備は必要ないと念を押されていたのにもかかわらず、また性懲りもなく赤背景装備をこれでもかと言うくらい強化されていたのにゃ。
レオ様の魔物装備好きには困ったものですにゃ。

「いゃー 僕も何故か分からないけど、青背景装備に見放されてるみたいなのよね…。
装備強化3から4にしようとすると絶対失敗するんだ。
3〜4でだよ!成功率90%なのにね…
もう僕は諦めちゃった。」

「………。 レオさん…… どんだけ…。」

ご主人様は青背景装備に見放され過ぎるレオ様を哀れむような目で見ながら内心では笑いをこらえるのに大変だったにゃw

「レオさん、もうそれでいいわ!もう何も求め……何も言えないからw 」

「あー! 今、何も求めないって言おうとしたな!!さては まんまさん僕の事バカにしてるでしょ!」

「してない、してないw もういいから適当に休んでてww 」

「ムッキーッ!もう怒ったー!これから まんまさんは一緒に次元行ってやんないぞー!」

「へー!レオさん、そんなこと言っちゃうんだ〜いいのかな〜私に、そんなこと言っちゃって〜!ふ〜ん。」

「なっ何? どういうことっ!?怖い、まんまさん怖いよ!今のナシ!また一緒に次元行こうね。」

「うむ! しょうがないから一緒に行ってあげよう。」

この時レオ様は思いのほかチョロいと ご主人様は新たな発見をしたのにゃ。

そして最後に ご主人様自らのステータスを見てみると、ある変化に気づいたにゃ。

ねこまんま
職業  ソードシンガー
武器  デュアルデュミナスソード
攻撃力120067
物理123400
魔法87000
防御力117009
物理100067
魔法99670
HP136099
MP100588
戦闘力1308000
• 新スキル✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️

ステータス画面の下に新スキル習得の知らせを表すマークが点滅していたのにゃ。

「何これ? 新しくスキルを覚えたのかな!」

そこへ画面を眺める ご主人様の横から不意に見慣れた顔が現はれたかと思うと。

「ふむふむ! どうやら運営が最初に説明していたルールの中にあった、盟主だけが習得出来るオリジナルスキルってヤツみたいだな!」

「キっキスっちー⁉︎ 貴方生きてたの!?私てっきり死んじゃったのかと思ってたよー!」

「イヤイヤ死んでないから!勝手に勘違いしないでほしいな。
って言うか俺、気が付いた時倒れた時のままだったよ?
普通仲間が死んだら埋葬するか焼いて、その灰を何処か故人の所縁(ゆかり)のある場所に撒いてくれるとかいう風に手厚く葬ってくれるよね?そのまま放置ってどれだけ冷たいの君達わ!」

「アーー。 そだね〜やっぱ普通はそうするよね〜。
でも、よく放置狩りされてるプレイヤーが、死んだまま回線切れるまで倒れてるのよく見かけるからリネの世界では、それがオモシ…普通なのかな〜って思ちゃってて…。」

「うん、今面白いって言おうとしたよね〜さっきのレオさんとまんまの会話聞いてたから察しがついちゃったよ俺。
まぁイイけどね〜あんな危険なポーションを皆んなに飲ませようとしたから、これでおあいこって事で手を打っとくよ。」

「ムムッ!! やっぱりレオさんと違ってキスっちは死んでもタダでは起きないな。」

この時、キス魔さまは やはり油断ならない奴だと ご主人様は改めて再認識したのにゃ。

「そんな事より、早く新スキルを見せてよ。」

そして、ご主人様がキス魔さまの催促に従って画面の新スキルをタップすると、運営からのお知らせ音とともにアナウンスが流れ出したのにゃ。

ピンッ ポンッ パンッ ポン♪

ZEROの盟主ねこまんまさんがオリジナルスキルを習得しました。
このスキルは ねこまんまさんが、これまでの人生の中で培ってきた経験を元にして構成されました。
その経験の内容とは…ねこまんまさんが人生の中でトイレに籠っていた時間が長ければ長いほど、より強力な威力になるビーム砲です。ねこまんまさんは合計で157680時間トイレに籠っていました。これは、 ねこまんまさんの人生の約2/3に該当する時間です。
このスキルの発動条件は、双剣を標準に合わせて前に出しながらスキル名を唱えると剣先からビーム砲が発射されます。
これからスキル名を登録します。
どうぞ、お好きなスキル名を言葉にして下さい。それで登録完了となります。

「ちょっ!!トイレに人生の2/3籠ってたってどれだけw 人生の1/3は睡眠時間って言うけど、まんまは寝てるかトイレに籠ってるって事かよwwウケる〜!!」

「わ、悪かったわね!私も好きで籠ってた訳じゃないからネ。
その辺は間違わないで欲しいんですけど。
それよりスキル名か…何にしようかな〜せめてスキル名くらいはカッコイイ名前にしなくっちゃ恥ずかし過ぎるわね。うーん…」

「トイレ、トイレを…それで神様は… 」

ご主人様がスキル名を考えていると、横でキス魔さまが何やらゴニョゴニョと言っておられたのにゃ。

「キスっちゴニョゴニョうるさいわね!考えがまとまらないじゃない。」

「これだ!!【WC GOD ビーム】!!略してトイレの神様光線wこれしかないよ まんまっち。」

「はぁー!?何それ!そんな恥ずかし過ぎるスキル名になんてする訳ないじゃない!」

ピィー!!
登録が完了しました。
新スキル名は【 WC GOD ビーム 】で登録されました。
それでは良き要塞戦になるようお祈りしております。

「あーー!!キスっちのスキル名で登録されちゃったじゃない!これ発動する時スキルの名前叫ばなくちゃいけないのよ!
こんなの恥ずかしくてとても言えないわよ〜。」

「まぁまぁ、登録されちゃったものは仕方ないよ!
もう変更も出来ないみたいだし諦めて使うしかないね。」

「く〜〜!!キスっちのバカー!!!!」

この後キス魔さまは ご主人様にボコボコにされたのは言うまでもないにゃ。
さあ、これで一応の形ではあるが準備は整ったのにゃ。
次からはいよいよLR要塞戦イベントの開幕となる訳だが、さてはて こんな調子でZEROの血盟は一体どうなるのか吾輩は心配でならないにゃ。

らんちゃん♪
@rantyann_0627
https://twitter.com/rantyann_0627


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