ZEROエンブレム-HDTV1080

ZEROから始まるリネレボ生活!! No.7

既にリネの世界に召喚している3名の目の前にノイズが走り、4人目のメンバー牛かつ様が召喚されて来たのにゃ。

クマのマスクが非常に愛らしいその姿は誰が見ても癒し系で、その場の雰囲気を、特にご主人様の心を和ませたのにゃ

「わーい♪ くまさんだぁ〜! 可愛い〜♪
おっきいね〜 うわぁ!腕太っと〜い!!
ほらほら♪ ねこにゃんもぶら下がってみなょ〜! 」

ルウ様は、牛かつ様の腕に掴まって体をブラブラと揺すって、はしゃいでおられたのにゃ
しかし、ご主人様は恥ずかしいのか、真っ赤な顔を他に悟られない様に俯いていたにゃ。

そんな、ご主人様の様子を見て、キス様は下から覗き込む様な体勢で、ニヤニヤと笑っておられたにゃ。

「あれ〜? まんまちん、どうして顔が真っ赤なのかな。 ルウさんも、ああ言ってるしぶら下がりなよ〜 」

この時、ご主人様の何かがブッチっと切れる音が聞こえた様な気がしたにゃ。と同時にご主人様の拳が、キス様の丁度下腹辺り、詳しくは鳩尾(みぞおち)に、めり込む様に炸裂したにゃ、これぞ正にクリティカルヒット!

ズドンッ!!

と鈍い音と共にキス様の体がくの字に曲がり、ヨダレなのか、嘔吐物なのか何か分からない液体を吐きながら、キス様はまるで糸の切れた操り人形の様にその場に倒れこんで意識を失ってしまったのにゃw

よく見るとキス様のHPゲージは残り300を切っており、危うくご主人様は要塞戦前にキス様を殺しかけていた事は、ZEROの皆様には内緒にしとくのにゃ!

「あれ〜?キスっち急に動かなくなったけど、どうしたの?? 」

「ううん、ルウっち別に何もないよ!
キスっちが、なんだか ものっすご〜く眠たくなったから、小一時間くらい寝るんだって! 暫くそっとして置いてあげてね。 」

「 ふーん、そなんだ♪ でもキスっちそんな所で寝ちゃ風邪引いちゃうよ?♪ 」

キス様はこの後本当に小一時間ピクリとも動かなくなってしまわれたのにゃ。身から出たサビとは言え、吾輩はキス様に心底同情の念を抱かない訳にはいかなかったのにゃ。

アーメン……。

牛かつ様とのふれあいに一通り区切りを付けたお二人は、再び最後のメンバーを決める会議を再開する事にしたにゃ。

「最後の一人なんだけど、皆んなちょっと私に心当たりがあるんだけど、呼びかけてもいいかな? 」

「ねこっち誰、だれ〜?♪ 」

「えっとね……。 」

不意にご主人様の瞳がキス様をノックアウトさせた時の様に鋭く光ったのにゃ!

「レオニールさん!そこに居るんでしょ?
ちょっと出てきてもらえるかな? 」

血盟チャット



・・・・・・。

しかし、レオニール様からの返答は無かったのにゃ。

「おぃ!!レオニール!居るのは分かってるんだぞ!早くチャットに出て来いやー!!」

血盟チャット



レオニール は、はい 何でしょうか?

「最後のメンバーは、貴方にするよ!だから参加ボタン押してね! 」

レオニール え? 俺ですか?? どうしてでしょう? 何か理由でもあるんですか?

「ツベコベ言わずに、早よ押せ!! 」

レオニール あ、はい……。

すると、不意にノイズが走り、揺らぎの中からレオニール様がシュンッっと縮こまりながら申し訳なさそうに現れたのにゃ。

「おぅおぅ! さっきは何シカトかましてくれとんじゃワレ!!いい加減にせんといてまうどー! 」

「あ、はい。ごめんなさい。まさか僕の名前が呼ばれるとは思ってもいなくて、ちょっと戸惑ってました。 」

ご主人様はレオニール様に何故か強気になると言う不思議な一面があったのにゃ。

「戸惑ってただとぉ!? 私が出て来いって言ったら何があっても、即返事するのが当たり前だろうが!ああぁん!? 」

「二度と無視できない様に切り刻むぞ!
我〜コラァ! 」

そう言ってご主人様は、いつも装備しているPVP用のデュアルデュミナスソードでレオニール様を激しく斬りつけ出したのにゃ。

「痛い、痛い! 本当に切れてるからw!!
お尻切れてるからぁ!イタタタッ!!
ボラギル!いつもよりもっとボラギっちゃうから!! 」

「何よ! ボラギルって訳の分からない事ばっかり言ってんじゃないわよー!この!このぉ〜!! 」

「あはははっ♪ ねこにゃんとレオさん仲良いいね〜♪ 楽しそ〜! 」

こうして、最後のメンバー、レオニール様が召喚されて、盟主PTは一応完成する事と相成りましたのにゃ。

いよいよ次回からは、要塞に向けての話し合いや、トーナメントを勝ち抜く為にZEROの戦闘力の底上げなどなど様々な展開が繰り広げられるのであったにゃ。

らんちゃん♪
@rantyann_0627
https://twitter.com/rantyann_0627

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