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手を差し伸べることの心得

こんばんは。fleurs de voyageのlouis(ルイ)です。

今週の土曜日は、東日本大震災から12年を迎えますね。
振り返ると、長かったと感じます。
私は、震災当時は埼玉県で働いていました。その頃は、自宅から片道2時間もかけて通っていました。
埼玉でもかなり揺れたので、私は関東の直下地震だと思いましたが、テレビを見ると、震源地は東北で、今ままで見たことのない、津波警報が放送されていました。
親戚が東北に住んでいまして、震災後、岩手、宮城、福島へ行きました。それぞれ親戚がいるので、様子を見に行く目的でした。
2011年の夏に、気仙沼の港へ行くと、あまりにもの惨事に、映画のセットのように感じてしまいました。現実だと思えない。それが理由です。

その後、2013年9月に気仙沼へ行きました。
その頃は、少しづつ街並みが変わっていました。
親戚の叔父が「出船式を見に行かないか?」と言いました。
地元では、やっと長期の漁港が出来ると、喜びの日だったと思いますが、私はそういう気持ちより、出船式なんて見たことがなかったので、見てみたい!と言うのが本音でした。

上の写真のように、沢山の紙テープが配られ、船に向かって紙テープを投げました。まるで映画のワンシーンのようでした。
とても楽しかったし、大漁の願い、皆さん無事に帰ってくるよう、願いを込めて、紙テープを投げました。良き思い出です。

そんな式が無事に終わった後、旦那さんが少し困り口調な感じで、話かけてきました。
「ね、通訳出来る?」
はい?って思いました。
詳しく話を聞くと、オーストラリア人の方が取材に来ていました。地元の情報誌のライターさんのようで、今回の出港の内容を記事にしたいそう。然し、ライターさんは日本語が話せないとのことで、困っている様子でした。
それで、急遽、叔父とライターさんの会話を繋げるために、私が通訳することになりました。
て言っても、私も英語がすごく出来る訳ではないので、本当に聞きたいことだけの、短い会話でした。

通訳が終わった後、叔父の自宅へ向かおうとしたら、自分で登っておきながら、結構高い場所で、怖くて下まで降りれなくなってしまったのです(笑)
運動神経が悪いし、鈍臭いな〜、、でも無理で。
そしたら、そのライターさんが、手を差し伸べてくれたのです。それでライターさんの手をぎゅっと握り、そしたら、強くひっばってくれ、無事に道路に着地しました。
お礼を言うと、笑顔を返してくれ、その場を去られました。

私も子供ではないので、そこそこ体重はあります。ですが、すごく強く支えてくれました。その感覚は今でも記憶に残っています。

もし、このライターさんが私を支える体力がなかったとしたら、どうなっていたのでしょうか?もしかして、私も怪我をしたかもしれませんし、逆にライターさんが怪我をしたかもしれません。
ですが、ライターさんはきっと大丈夫だと思ったのでしょう。もし無理だと感じたら、初めからそのような行動はされなかったと思うのです。

手を差し伸べる、という行動は、例えば自分の子供だったり、友達、恋人、両親、職場の同僚などなど、色々なシチュエーションがあると思います。
困っている人がいれば、手を差し伸べたい。それはとても人として優しいですよね。
ですが、もし自分に元気がなかったり、深く悩んで落ち込んでいたり、そんな状態だった時、手を差し伸べるのは、とても大変ですよね。
勿論、小さなお子さんがいるお母さんや、高齢の両親を介護しないといけないなど、まったなしの方も大勢いらっしゃると思います。
ですが、やはり自分を癒す行動は、とても大切なのです。
何故なら、共倒れになってしまうからです。

自分を癒すのは、なんでもいいと思います。
兎に角寝るでもいいですし、好きなカフェへ行ってお茶を飲むでもいい。
自分の心を癒すことで、大切な人に手を差し伸べることが出来ると思います。

自分の心を、常に大切にして下さいね。

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