育休最終日の過ごし方


第一子産前から第二子保育園入園まで約3年半。

子どもはかわいいし、幸せなのは大前提。

でも毎日毎日2歳差男児の家庭保育で身も心も疲れ切っていた日々。

忙しすぎて自分の顔を鏡で見る余裕もないし、髪を乾かす時間もないので似合うとか似合わないとか以前の問題で常にショートカット。
化粧?もうこれ何年前の?というファンデーションも一向に減らない。

子供服はかわいいものを常にチェックして、お揃いにしてみたり色違いにしてみたり。楽しみは全て子どもの事。

自分の服はというと、授乳中は前開きが便利。好きだったワンピースは授乳には1番向いてないので断捨離。抱っこして階段を降りるときに長いスカートを履いていたら踏んでしまって転けたら危ないから絶対ダメ!と自分に暗示をかけていたし。

鼻水がデフォルトの子ども達を抱っこしたり、顔をすりすりされるとどうせ汚れてしまうのでかわいい服を着たいなんていう欲も消え失せていた日々。

だがしかし、念願の保育園に受かり、慣らし保育も始まっていよいよ明日から社会復帰だ!という育休最終日の過ごし方がまあまあ自分でもおもしろかったので残しておきます。


6時に起きて、朝食と保育園の準備をして
子ども2人を起こし、着替えたりなんやかんやと出発

8:30
1人になる。
暇だ。そういえば明日から都会に行くし化粧でもしてみようと久しぶりにゆっくりとお化粧タイム。お手入れしていなかった…シミが。毛穴が。気になる。

9:00
突然なぜか自転車のヘルメットが欲しくなる。ちょうど先日努力義務化されたばかりだし。子供を前後に乗せて転けた時、自分が怪我したら子どもを守れないかもしれないし。よし、近くの自転車屋さんに行ってみよう。と思い立つ。

10:00
絶対にネットで買った方が種類も多いし安いんやろなとは思いつつも、今すぐ欲しいので最寄りの自転車屋さんまでサイクリングし、無事にヘルメットをゲット。そしてまた急に、なんかこのままサイクリングしたいな?そういえば、しゃぶしゃぶ食べたいな?
と思い立ってしまったので最寄りのしゃぶしゃぶレストランを検索したら自転車で30分くらい。

まあ行けるやろと意気揚々と漕ぎ出す。もちろんヘルメット着用。(レジでタグ切ってもらいました)
あとで友人に送りつけたくなったので記念に自撮りもしました。

11:30
あたりまえに開店時間より前に着いたので近くのドラッグストアで時間つぶして開店と同時に入店。
おひとりさましゃぶしゃぶを堪能する。

ひとりで行動するのは元々苦手ではないけど、別に好きってほどでもなかった。が、子どもが生まれてからは1人が自由で楽しいことに気がついたし、恥?みたいな感情は分娩台に置いてきましたので(×2)、めっちゃ楽しかったです。

12:30
帰路。自転車で30分ってまあまあな距離ある事に気がつく。けど漕がないと着かないのでとりあえず漕ぎ続ける。

「行きはよいよい帰りは怖い〜」とおりゃんせが頭を流れる。

途中でスーパーに立ち寄り、何かしらを買ったけど何を買ったかは覚えてません。

帰宅して気がつけば16:30
保育園お迎えの時間。ヘルメットは買ったばかりだけどヘトヘトなので車で。


長かった育休で、ずーーーーーーーっと子どもと過ごしていて正直いっぱいいっぱいでした。家から出るのも億劫になって、引きこもるとそれはそれで精神的に参ってしまう。

社会復帰してから半年経って振り返ると、
育休最終日に何かしらを成し遂げたくなったんやろうなと思います。開放感と共に。

そして子どもと物理的に離れてみて、もちろんイライラすることも沢山あるけど、かわいくてかわいくてたまらないです。
心の底から優しくできます。一緒にいられる時間が減ったからこそ、楽しく過ごせるようになりました。
もちろん家庭保育できる心の余裕があるお母さんが羨ましいけど、私には必要な距離感でした。

都会に通勤すると、ちょっとおしゃれしたいという気持ちも湧いてきて最近やっとこさ新しいワンピースを買いました。メイク道具も新しく買い直しました。(毛穴カバーと書いてあるやつを)
そういえば最近は抱っこ紐もしなくなりました。
あんなに大変で正直記憶も無い育休期間だったけど、抱っこしないと守れなかった子ども達がいつの間にか自分で歩けるようになったんだな〜。

みなさん、大変だけど今だけよ〜。あっという間に大きくなるんだから、頑張ってね。

と、子ども2人連れて散歩してたり買い物してたりしたら言ってくださるじゃないですか。
もちろん励ましとして素直に受け取るんです。
声をかけてくださることもありがたくて嬉しいです。

でも、でもな、私はもう0歳2歳のあの頃に戻りたいとは一切思いません!
記憶も無いくらいに大変でしたし、頑張りすぎてたし、自分の腕2本で全然足りなかったし、もう限界なんてとっくに超えてたし、でも命2つは何がなんでも守らないとあかんし。

ただ、よかったことは、記憶はないけど動画と写真は毎日毎日毎日毎日たくさんたくさん撮っていたのでいまさら見返して、かわいかったなぁ〜かわいいなぁ〜と癒されてます。
正直心に余裕がないとかわいいことにも気がつかないです。当時も可愛いと思ってたはずやけど、それよりも命を守ることに必死になっていた気がします。


育休最終日からかなり話題は逸れてしまいましたが、楽しく過ごしたというお話でした。

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