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産休27日目

ポークチャップとアスパラベーコン。
アスパラをベーコンで巻くの、めちゃくちゃ難しくないですか…。

前回の続き。

子どもの将来と自助力について。

私は、若い頃のちょっとイタくて女社会で生きづらい性格だったり、一瞬悪い男に現を抜かしたりという、些細な試練はあったものの、概ね世間的に言う「順調な」人生を歩んで来た。

これはひとえに父の教育の賜物であると思う。良くも悪くも。
ソードライで変人AB型次男坊の私の父は、しかし一方で、如何にお金に困らずゆとりのある衣食住を維持していくか、という堅実な一面も持っていて、それを子どもにも存分に継承しようとした。

私にも、若い頃には青臭い夢があった。
漫画が描きたかった、バンドがやりたかった、お芝居に興味があった。
しかし父は、私がそれらの事にちょっとでも、単なる趣味以上の情熱を傾けるのを許さなかった。それはもう頑なに。

自分の子供が、芸術分野で0コンマ数%の成功者になれるか信じてみようと言う気は1ミリたりとも無く、しっかり勉強して、いい大学に入って、いい会社でいいお給料を貰えるようになることこそ我が子の人生の成功と信じて疑っていなかったように思う。

高校3年間で暴力絡みの親子喧嘩を何回もした末に、結局私は中途半端に勉強して、名前だけいい大学の中途半端な学部に入って、ゆるゆると4年間を楽しんだ末にそれなりにお給料をくれて福利厚生もちゃんとしている企業に就職し、10年働いている訳だけれども、

とりあえずは一般家庭として生活に不安のない今の状況で、父の方針に誤りは無かったと考える反面、夢を追いかけていたらどうなっていただろうかと思う日がないわけではない。

そしてこのコロナ禍で、成長していく息子を毎日育てながら、お腹の中でもう1人を育てながら、考える事がある。
それが、自助力についてなんだけど、だめだ、続く。



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