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【新型コロナ】ワクチン後遺症と、ADE発症の危険性について

*ADE(抗体依存性免疫増強)詳しくは後述します。

新型コロナウィルスに感染したあと、数ヶ月〜1年以上に渡ってさまざまな後遺症に悩まされるという「ロング・コビッド=Long Covid」。2020年からマスコミではさかんに報道されてきましたが、最近WHOが後遺症について以下のように定義しました。

通常は感染の疑いが強まって、あるいは感染が確認されてから3カ月以内に発症し、少なくとも2カ月続くが、他の病気で説明できない症状を指す
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最も多いのは以下の症状です。

倦怠感、息切れ、認知障害。また胸の痛み、嗅覚・味覚障害、動悸など
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こういった後遺症まで出るというコロナ感染(もしくは重症化)を防ぐため、世界的に行われている新型コロナワクチンの接種。

ところが、接種者が加速度的に増えるのに伴って、接種後に身体への異常を訴える人も増えてきています。

厚生労働省の公式の発表(9/24付)では、

新型コロナワクチン接種後に報告された死亡事例が9月24日までに1233例に上る
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いずれの例もワクチン接種との因果関係は認められていません。

9月12日現在で予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告数は2万5598件(ファイザー社製2万2712件、モデルナ社製2886件)、うち重症報告数は4210件(ファイザー社製4395件、モデルナ社製359件)だった
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このうち、医療機関がワクチン接種と関連ありとする件数は、副反応疑いが1万5278件、重篤報告数は2245件と半減しています。

上記記事の時点での推定のワクチン接種回数は、ファイザー社製が1億2278万9441回、モデルナ社製が2344万7233回で、1億回以上の接種が行われている中では被害数は少ないのでは?との声も聞かれます。

その一方で、この死亡者の数字は氷山の一角である可能性を指摘する専門家も。

厚生労働省医薬品等行政評価・監視委員会委員をつとめる佐藤准教授(東京理科大学薬学部)の話によると、

厚労省に報告されていない事例も、かなりの数があると思われます。なぜなら、報告は医師や医療機関の判断によりますし、現実に接種後に亡くなっても報告してくれないと訴える遺族の声があるからです。
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そういったことを鑑みれば、接種後の死亡事例は、報告されている数の10倍ぐらいあっても不思議ではない。
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佐藤氏は過去に「サリドマイド」という成分が入った睡眠薬や胃腸薬で起きた薬害被害の当事者でもあるそうです。

実際、インフルエンザワクチン接種後の死亡数は、最大5000万人ほどの接種者のうち数人〜10人程度しか報告されていないそうなので、今回のコロナワクチン接種後の死亡者数は突出して多いと言えるでしょう。

▼ワクチン接種後の後遺症が増えている?

では、街中の医療現場ではどんなことが起こっているのでしょうか?

上記のブログ記事を書かれている長尾医師は、もともとコロナ後遺症の外来診療をされていたそうですが、最近は「ワクチンを打って2~3週間して調子が悪い」と訴える人が多く、「ワクチンの相談ばかりで本来の診療に支障が出る」と言います。

倦怠感
集中力の低下
めまい
頭痛
関節痛
手足のしびれ・・・

「コロナ後遺症」の症状と「ワクチン後遺症」の症状は似ている。
スパイク蛋白に対する免疫反応、という視点からは当然なのかな。

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スパイク蛋白に対する免疫反応、という点については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

先日、ギランバレー症候群を疑う患者さんが受診されたが、ワクチンを接種して3週間してから種々の神経症状が出現。
ブレインフォグはコロナ後遺症として有名になったが、ワクチン接種後にも同様な症状に悩む人がおられる。

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政府や専門家やメデイアは今も「打て打てドンドン」一色。
しかし当院では「打ったらこんな事になりました」だらけ。

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長尾医師のような街のお医者さんが、ワクチンの因果関係に言及するのは難しく、下手すると訴訟にもなりかねない場合もあるため、難しいケースは大病院に紹介されているそうです。

特に分かりやすい身体の変化として、ワクチン接種を受けた女性の中で生理に関連する副反応を訴える事例がSNSを通じて多く拡散されていますね。例えば、ツイッターでは「ワクチン 生理」などと検索すると、数多くの投稿が上がっているのが分かります。

ニューヨークタイムズ(NYT)が13日(現地時間)に報道した内容によると、米国で年初から新型コロナワクチン接種が始まって以降、一部の女性がソーシャルメディアを通じて、ワクチン接種後の生理関連の副反応を訴えている。
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女性の生理に関連する主な副反応事例は生理不順、生理痛の増加、生理量の変化など。一部の女性は閉経から数年経っていたが生理が再開したと、NYTは伝えた。
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米国立衛生研究所(NIH)はこうしたワクチンと生理に関連する副反応を研究するため、今後1年間に約2億円を支援すると発表しています。

生理だけでなく「#ワクチン後遺症」でツイッター検索しても色々な症状が寄せられているのが分かります。

▼ワクチン接種後にコロナ感染する例が相次いでいる

後遺症だけではありません。そもそも、コロナ感染を防ぐとして人類史上ない規模での大規模な接種が進められているワクチンですが、日本国内においても、必要回数とされている2回接種を行った後でも感染する「ブレイクスルー感染」の発症例が後をたちません。

東京都のモニタリング会議では、専門家から以下のような懸念が示されました。

国立国際医療研究センター 大曲貴夫医師
「ワクチンを2回接種した後も感染し、本人は軽症や無症状であっても、周囲の人に感染させるリスクがあることを啓発する必要がある」

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群馬県・伊勢崎市の病院では9月20日から22日にかけて、10代から80代の入院患者17人、職員8人、あわせて25人が感染するクラスターが発生。24人がワクチンを2回接種済みだったほか、1人も1回目の接種を終えていました。
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福井県・越前市の介護老人施設では、入所者22人、職員13人、あわせて35人の感染が確認されました。
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福井県のこの事例では、全員がワクチン接種2回終えている状態だったそうです。

専門家の話は、このようなブレイクスルー感染は次のような原因で起こると説明しています。

ワクチン接種から2週間で体内に十分な抗体ができるとされていますが、時間が経過すると抗体の量は減っていきます。この状態でウイルスが侵入すると感染してしまいます。
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基本的には、抗体を作る細胞は残っているので、ウイルスの侵入によって体内では抗体の再生産が開始され、重症化せずに症状を抑え込むことができるとされています。

また、言うまでもないことですが、感染症はコロナだけではありません。

イギリスの大衆紙デイリー・ミラー紙は「ワクチンを二回接種した数十万の英国人たちがひどい風邪に見舞われている」と報じています。

過去数週間、英国において、何十万人もの人々が激しい風邪の復帰に見舞われている。
これらの事例証拠は、「英国での史上最悪の風邪」が広がっていることを示唆しており、おそらくは社会的距離の 1年半後の免疫力の低下とマスク着用が感染の可能性を制限したことによって煽られたと見られている。

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デイリーミラーの読者のひとりは、「これまでに経験したことのないひどい風邪なのです」と述べた。
調査によると、二度のコロナワクチン接種をした後にかかっている風邪の上位 5つの症状は、頭痛、鼻水、くしゃみ、喉の痛み、臭いの喪失だった。

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この中の「臭いの喪失」というのはコロナの主な症状の一つとして知られているものなので、風邪ではなくコロナではないかと思ったのですが、記事中には以下のようなコメントもあります。

「私は二度のワクチン接種を受けていますが、もしかするとコロナに感染したのではないかと心配しました。しかし、PCR検査は陰性でした」
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そして、これは日本も当てはまる話なのですが、今年の冬は(昨年コロナ対策によって激減したとされる)インフルエンザが大流行するそうです。

この予測は日本感染症学会が立てているものです。昨年は全国のインフルエンザ患者数は推計1・4万人で、1999年以降で最も少なかったと。

しかし、それが今年の大流行の原因につながる可能性があるそうです。

「患者が極めて少なかったため、社会全体の集団免疫が形成されていない」
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予測の作成に携わった医師は、

「今季は例年以上の大規模な流行を起こす恐れもある。多くの人たちにワクチンを接種してほしい」
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と述べていて、すでにワクチンの試験が始まっています↓

▼ワクチン接種で「悪玉抗体」が作られる可能性

日本免疫学会長などを務めた宮坂教授(大阪大免疫学フロンティア研究センター)は、2020年の記事でファイザーなどが開発を進めていたmRNAワクチンの有効性を認めながらも、次のように述べています。

「できた抗体の量が十分かどうかも分からない。コロナの場合、抗体ができても役に立たない場合がある」
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実際に、それから1年が経ってみて(デルタ変異株の出現などもありますが)ワクチンでコロナ感染を防ぐという目標を果たせず、感染数が増える事例が世界中で見られるようになっています。
その中には、3回目の「ブースター接種」に踏み切ったイスラエルや、検討に入った国もあります。

欧州連合(EU)の専門機関、欧州医薬品庁(EMA)は7日までに、免疫機能が著しく弱体化した場合、新型コロナウイルスのワクチンの追加接種「ブースター」は2回目の接種を終えた少なくとも28日後の実施を推奨するとの見解を示した。
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この結論は、免疫機能が減退してコロナ感染した患者に3回目の接種をしたところ、ウイルスに対する免疫が強化されたという研究結果をもとに出されたものですが、EMAは声明の中で以下のようにも言っています。

新型コロナウイルスに対抗する抗体を生じさせる直接的な科学的な根拠はないものの、ブースターが少なくとも一部の患者の予防効果を高めることは期待出来る
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ブースター後の炎症性の心臓疾患や他の非常にまれな副反応が起きるリスクは未知だとし、注意深い観察が必要とした。
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EMAとしては、抗体が役に立つという科学的な根拠なし・リスクも分からない。それにも関わらず、ブースター接種を進めるということになります。

さらに、前出の宮坂教授はワクチン接種によって、コロナ感染時にかえって症状を悪化させてしまう「悪玉抗体」が作られる可能性にも言及していました。

悪玉抗体がウイルスと結びつくと、全身の免疫細胞の1種が感染してしまう。抗体依存性免疫増強(ADE)と呼ばれる症状だ。
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ADEが起きた際どうなるかと簡単に言うと、
コロナワクチン接種後、もしくはコロナに再感染すると重症化の恐れがある
...ということになります。

ADEが起こるかどうかには個人差があるため、宮坂教授はワクチンの安全性や予防効果は大規模な接種から1年くらい経たないと分からないと言います。

そして、記事中ではこう結んでいます。

「きちんと手順を踏まずに接種をすれば人体実験になってしまう。効果の低いワクチンで安心し、かえって感染を広げることも。効いたらもうけものだという考えではだめ。有効なワクチンの開発には2年はかかるだろう」
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▼ADEを引き起こす「スパイクタンパク質」

例えばインフルエンザワクチンなど、これまでのワクチンでは毒性を取り去った状態のウィルス抗原*を使用してきました。

*抗原...病原体の外側に存在する分子または分子構造。これが体内に入り込むと免疫応答が引き起こされます。

しかし、今回の新型コロナワクチンで抗原となるのは、それとは全く違う「スパイクタンパク質」という、ワクチン接種によって体内で作られるものです。

▼詳しくはスパイクタンパク質について解説した記事をご覧ください。

東京理科大学名誉教授の村上氏は、このスパイクタンパク質について以下のように指摘。

新型コロナワクチンで抗原として用いているスパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文が既に発表されています。そのためにワクチン接種後に強い副反応がひきおこされている可能性があります。
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スパイクタンパク質の「全体」を抗原とすることで、ワクチン接種者の中ではADEによって重症化する可能性があるというのです。

(コロナと同じ)RNA型ウイルスの「デング熱」では、フィリピンで、200人以上の子供がワクチン接種後、ADEで死亡するという悲劇が起きています。
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また、あくまで動物実験での話ではありますが・・・
以下のような事例もあげています。

「同一の抗原で繰り返し免疫化(ワクチンを与えること)を行った場合、動物実験では5回目から死亡する例が増加。7〜8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」
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では、どんなワクチンなら安全性が高いのかというと、

逆に受容体結合部位(RBD)のみ、いわば「はじっこだけ」を抗原としたワクチン、すなわち「組み換えタンパク質型」のワクチンは副反応が弱く、ADEがおきる可能性が低いものと考えられます。
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そのため、「全体」ではなく、「RBD」という中和抗体(感染を防ぐ抗体)を誘導する部分だけを抗原として使えば、ワクチンの安全性は高くなると考えられるそうです。

ちなみに、最初に新型コロナワクチン開発を始めたとされる中国で使われ、途上国を中心として世界中に輸出されているワクチンは「不活化ワクチン」です。

これは、ウイルスを殺して毒性をなくし、免疫をつけるために必要な成分を取り出してワクチン化したもので、接種しても深刻な症状が表れるケースが少なく、安全性が高いといいます。
その反面、ファイザーなどmRNAワクチンに比べて効果が弱いと指摘されています。

調べてみると、台湾で接種が始まったワクチンや、日本の塩野義製薬が開発中のワクチンは「組み換えタンパク質」を抗原とするもののようです。

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