奇声の原因と対策

ASD息子の特に困った行動の一つ…奇声。
何の脈絡もなく、突然張り上げる奇声。
今回はその対策を1つ見つけたので書こうと思う。

うぉー!とか、うがー!とか、ぎゃあー!とか、あ゛あ゛あ゛ー!とか。
その他、擬音を再現出来ないのが悔しいところですが。
YouTuberの真似して怒鳴る様に歌ったり。

いやー、こりゃどっからどう見ても立派な既知外さんです…

暴力や暴れが無かったとしても、社会と共生は出来ないです、これでは。
直接的な暴力ではないけど、立派な音の暴力。

私は聴覚過敏気味&ビックリ病気味で、長年の事だけど全く慣れず、いちいちビックリして、その都度、猛烈にイライラして怒りを感じる。

世の中では物凄い迷惑行為なはず。
世間からの冷たい目が突き刺さる…様な気がする。
そう思うと余計に、お願い黙って!!!と、人から排除される事を恐れて気が気じゃなくて、理性がぶっ飛ぶ。

結局私は世間から蔑まれるのが怖いらしい。
まぁ今日のところは、私の内面を掘り下げるのはやめておくけど。

先日、学校のスクールカウンセラーさんと話したところ、「気持ち良いから」自己刺激としてやってる、と教えてもらった。
本人に尋ねると、「そうだよ」とあっさり認めていた。
いつも、何でそんな声出すの!?と聞いても「さぁ?」って言ってたのに。自分で言語化出来なかっただけらしい。

自閉の子がよくクルクル回ったり、爪先立ちで歩くのと同様に、大声を上げる事で刺激を得て気持ち良くなるらしい。

何とか代わりの気持ち良くなる事は無いか…?
と考えてみたら、、、そうだ、歌!!
何で今まで気づかなかったんだろー!?

たまに事業所でカラオケごっこはイベント的にやってたけど、息子は全然歌おうとしなかったから好きじゃないのだなーと思ってたけど。
鼻歌とかも、音痴で下手クソだから(言わないけどね)、彼の望ましい活動として、歌う事を勝手に選択肢から外していた事を後悔!

というわけで、週末なので早速子供達を連れて、初めてカラオケに行ってみた。


思い立ったが吉日とは言え、急な事を嫌う息子。
ただし、納得すれば動けるので、理由とメリットを説明したらうまいことOK。
いかに私が奇声が嫌か、そして奇声が気持ちいいから出すのであれば、代わりに歌を大声で歌うと気持ちいいのでそれで満たして下さい、と。
更に、(普段は母が良しとしない)ドリンクバーやファミレスみたいに色々頼めるよ、とか言って誘ったらあっさり受け入れてくれた!笑

私も相当久々のカラオケ。土曜日夜なんて予約無しで入れるかしらん?と思いきや、心配ご無用。
コロナの影響、深刻なんだろうな。ガラガラです。

最初は私と、歌が好きな次男でどんどん歌って、なんとなく楽しそうに歌うお手本を示して…ASD君の好きと思われるアニメの歌を入れてみたら、歌ってくれた!
下手ながら、ちゃんと歌ってる!
感想は「結構楽しかった」とのこと。良かった!!
歌いたい歌があるのに、タイトルがわからなくて探せない、というのが多かったので、次回はタイトル調べて、もうちょい覚えてまた来ようね、と言うと、同意してくれた。
歌に目覚めてくれると嬉しいなー。

私も久々のカラオケは楽しかったので、しばらくルーティンにしてみても良いなと思った。
奇声が減ってくれたらなおよしだけど、そうじゃなくても楽しめれば良し。
また行ってみよう。


【本日のセットリスト】
・Do you remember? 宮本浩次(次男と)
・紅 x(次男と)
・クライベイビー 髭ダン(長男と)
・ずっと好きだったんだぜ 斉藤和義(次男と)
・burn イエモン
・異邦人 宮本浩次ver 
・残酷な天使のテーゼ 高橋洋子(長男と)←神編集で息子と2人で震えた笑
・仮面ライダー〇〇(忘れた)(長男)
・ご唱和下さい我の名を ウルトラマンZ(長男)
・one last kiss 宇多田ヒカル

etc…



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