軽度知的障害者の恋愛

小説や漫画を読むと過集中に没頭してしまい、最終巻まで一気読み課金、明け方まで読んでは読後もずっと、日中も頭から離れなくなる特性あり。
なのでアウトプットしてみたら少しは楽になるか?ということで、やってみます。
自分用まとめなので乱文になりますがご容赦を。


今日読んだ漫画
『初恋、ざらり』1〜3巻
https://www.amazon.co.jp/初恋、ざらり-1-コルクスタジオ-ざくざくろ-ebook/dp/B097P61TVQ#

リアル過ぎる、軽度知的障害で自閉症の20代の女の子、IQ70弱で支援学校高等部を卒業後の、お仕事と恋愛、そして結婚に至るまでのリアルな現実が痛々しい。

小学校高学年で、「なんか変」でいじめに遭ったりして障害を自分でも知っていく。
障害者年金を貰いながらも障害を隠して仕事をし、自分はまだ「普通」として振る舞えるんじゃないか、支援校からのお友達よりはマシ、と人と比較して普通を演じてみたり。結局無理をこじらせて自分から恋人との関係をぶち壊して鬱&引きこもりになってみたり。

…完全に二次障害バリバリ。
自分で自分を認める事が出来ないと、人からの評価で自分の価値が左右されてしまい、常に不安定。

良い悪いは抜きにして、障害をしゃーないって認め、当事者同士でしか分かり合えない、と諦め、好き勝手にわがままに恋人や両親を頼りに生きる自称 スロプロの支援校からのお友達の方が、実に楽そう。
しかしその後ろでは、気に入らない事があるとブチ切れパニックになったら両親が周りに平謝りでお疲れさん、、、と、うちやその周辺にもありそうな事が、大人になってもこれか…と、キツい日常がチラッと描かれていたのは苦しくなった。
 
出来ない事、わからないこと、何がわからないかわからないこと、等、些細な、でも本人にとってその都度ダメージのある出来事が実に具体的に書かれていて、恋人の岡村さん同様、全く障害理解がない人でもそういうもんなのか、と疑似体験が出来ると思う。

それでも、予測検索にタイトル入れると「気持ち悪い」とか「嫌い」と2単語目が出てくる。
理解出来ない人もたくさん居るって事がわかり、心がざらりとした。
それも仕方ない、リアルな現実なのだろう。




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