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ハーフの子・二重国籍の子のアイデンティティ問題


ハーフや二重国籍の子のパパやママなら必ず聞かれるだろうこの質問。

「自分は何人なの??」
「日本人なの?」
「ベトナム人なの?」

あなたのお子さんがこう聞いてきたら、どうやって答えますか?

日本人でもあり、ベトナム人でもある息子と娘はベトナムでベトナム語を母国語とし、母親の私とは日本語で会話をしつつもベトナムの私立校に通っています。

苗字とミドルネームがベトナム名、ファーストネームは日本名のミックスなので初めて会ったお友達には必ず聞かれる
「〇〇は何人なの?」というこの質問。

二重国籍なので、子ども達はベトナムと日本のパスポート2つ持ち。

ベトナムは結婚後も夫婦別姓の国のため、私は旧姓をそのまま名乗るという選択肢もあったのですが、主人の名字に改姓しました。
もし、日本人の母親の私が改姓しなければ、子ども達も日本の戸籍には私の苗字を引き継ぎ、日本のパスポートには名字も名前も日本名になります。

そして、ベトナムのパスポートには父親と同じ名字と名前で、全く日本名とは違うベトナム名とゆう「ダブルの名前」を持つことになります。
日本名(仮名): 鈴木 一郎
ベトナム名(仮名): グエン タイン ドゥック
というような形で、同一人物だけれども二つの名前が存在するという感じです。

でも、やっぱり名前は一つかなとパートナーと話し合って、私が名字を変えて子供も日本名ベトナム名統一にしています。
日本名もベトナム名も統一:グエン タイン 一郎
のような形です。

普通に学校で生活していても、クラスに一人ハーフの子がいるくらいで全員ベトナム人な環境。やはりアジア圏は欧米よりもハーフのアイデンティティって気にするのかなというのが子どもを見ていて思うこと。

だからこそ息子も自分はベトナム人だけど日本の血も入ってると思っていると思っていたら、ある日突然聞かれたこの質問。

私は最初正論で答えてしまった。
「〇〇は半分ベトナム人で半分日本人なんだよ。」って.....。

でもこれ、私がハーフの子だったら、どちらにもしっかりと属せずなんかモヤモヤする回答だなと。

だから同じ二重国籍のお子さんをお持ちで、私の子育てのメンターに伺ったら素敵な回答を頂きました。

「貴方はどっちもいいとこどりなのよ。」
「日本とベトナムのいいところ両方全部持ってるの。」
「だから日本人がいい時は日本人になって、ベトナム人になりたい時はベトナム人になってと切り替えて使っていいのよ。お得よ!」と。

目から鱗の回答でした。
純日本人の私はアイデンティティについてあまり考えたことはないけれど、将来また子ども達が聞いてきたらこう答えてあげたいと思います。


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