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番外「ドイツ版エキシージ!?究極のライトウェイトパッケージ『オペル スピードスターターボ(VXT220)』」

前回書いた番外編が凄い受けが良く、実はこのNoteで最も閲覧数が多いという…!
本当に皆様ありがとうございます(血涙)
おのれ…ヨーロッパSには興味無いと言うのか…

今回は「オペルスピードスター(VX220)」の強化版である『オペルスピードスターターボ(VXT220)』の記事になります。
と言ってもそんなに書くこと無いんですけどね…
前回スピードスター(VX220)のボルトオンターボ、SCチューン書いてしまったので、それらと決定的に違う点ってそんなに無いんですよね…

VXT220(オペルスピードスターターボ)

オペルスピードスターに2L4気筒ターボエンジン「Z20LET」を搭載(ヨーロッパSのZ20LERの祖先)。930kg弱のボディに200馬力を発生するこのパッケージは、0-100km/hまで4.7秒で加速し、最高速度は243km/hまで出せます。ゼロヨンタイムは13.58秒という、そのボディサイズからは想像も出来ないパフォーマンスを発揮します。
オペルスピードスターと同じく、このターボモデルもエリーゼ、エキシージと同じくロータスのへセルにある工場から生産されましたが、トヨタエンジンを積むロータスと違いGM製ターボエンジンを搭載したこのマシンはロータスのバッジでは無く、オペル(ボクスホール)のバッジを付けた為にロータスよりも価格を抑える事が出来、£27,610(422万円)でリリースされました。

結果、馬鹿みたいに馬鹿みたいな改造された車が無数に…

1t切り、MR、高剛性高強度のバスタブフレーム、4輪Wウィッシュボーン、4輪ディスクブレーキ、2Lターボエンジンを備えた車体が500万円を切る価格…
そりゃ改造されまくります…
因みに日本には未導入です。なんでかって?当時の輸入代理店のヤナセに聞いてください。

VXT220(オペルスピードスターターボ)インテリア

オペルスピードスターと同じくエアコンはありません。エアコンが欲しいとなるとヨーロッパSになる訳ですね。だから私はヨーロッパSを購入しました。しかしVX220には最終モデルとも言えるモデルがありました…それこそが『VXR220』僅か65台しか生産されなかった究極の「VX220」です。

VXR220
シリアルナンバー

『VXR220』は最強のVX220としてリリースされ、最大の特徴はターボをK04タービンに換装され馬力は240馬力に、トルクは30.5kg-mにまで上昇。0-100km/h加速は4.2秒とエキシージCUP260(4.1秒)に肉薄するスペックに。最高速度はCUP260(240km/h)を上回る250km/hを記録。オーリンズのサスペンションとハンドリングを重視した結果16インチにサイズダウンしたフロントホイールを装備(エリーゼ、エキシージもフロントは16インチ)。
間違いなく当時のライトウェイトスポーツカーとしては最強のマシンの1台です。
オペルスピードスター(VX220)は7000台あまり生産されましたが、僅か65台しか無いこのVXR220はその希少性もさることながら、間違いなく未来永劫語り継がれるスーパーカーでしょう。

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