サスペンションアームブッシュ交換しました!

  更新が滞り、申し訳ないです。
最近は新しい発見もそんなに無く、書く内容が無いという具合でしたが、いつもお世話になっているショップさんのブログにて、私の車のブッシュ交換作業をピックアップしていただいた為、応援の意味も含めてこちらにリンクとレビューを書こうと思った次第です。

題名は「ヨーロッパSにウレタンブッシュを取り付けてみた」ですね。
以下リンク
http://www.lotus-cars.jp/chiba/news/news/%E3%80%90%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%81%AE%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E6%97%A5%E8%A8%98%E3%80%91-8/

  いやはや、こちらのショップさんウレタンブッシュは今回初めてとの事で、持ち込みでの作業ありがとうございました。
ロータス千葉は自分ところで「ピロボール」を出していることもあり、サスペンションアームブッシュのオススメ度は[ピロボール>純正]と言った具合。無論高いのでそこまで強く売り込みはされませんが、一般的な「ピロボールはガチガチの足回りになり、ちょっとした路面のザラつきですらダイレクトに響かせるレーシングパーツ」という認識もあり、敬遠される人も多いとか。
そんな人には今回私が付けたウレタンブッシュはオススメかもしれません。なんと言っても「柔らかい!」。柔らかさで言うと、指でグ二グ二と出来るぐらいに柔らかいのです。当然路面のザラつきや、ギャップを「お守り程度」には吸収してくれている為、乗り味は比較的「ソフト」になります。

  さてここからレビュー。
そもそもエリーゼシャシーにおけるサスペンションは、シャシー自体が小さい為、サスペンションの容量が慢性的に不足している状態です。ボディ自体がコンパクトな為、アームを十分な長さに出来ないため搭載するサスペンションも小さくなり、結果的に容量が足りない…
結果として、純正サスペンションは「吸収するために」バネを柔らかくして足全体を動かす必要がある一方で、ガス圧を高めにし初期の当たりを固くする事でレーシーな乗り味を出す、ということになっています。結果、ロールは大きいけど路面のギャップをガンガン拾う、「街乗りだとガチガチだけど、攻めていくと柔らかいよく分からない脚」になっています。(少なくとも私の車はそうでした)
それを解消するためにサスペンションそのものを大型化したり、ナイトロンの3wayのように別タンク式にするなどロータス車のサスペンションは様々な方法で対策を取っています。何れも共通するのは「如何に正確に、スムーズに脚を動かすか」です。この正確さこそが重要であり、ブッシュのガタが来ると交換を勧められる理由でもあります。脚を動かさなければ満足に走る事も出来ない、とは言い過ぎですが影響は甚大でしょう。
前フリが長くなりましたが、ウレタンブッシュ。これ、純正ブッシュが5くらいの硬さとしたら「2」位の硬さですね。はい、「やわらか過ぎ」です。純正ブッシュは通称「ゴムブッシュ」と呼ばれますが、ゴムなのは実際軸受だけなもので、本体を構成する樹脂部分はプラスチックハンマーみたいな硬〜い樹脂で出来ているので、全く柔らかくない。というか凄い硬い。たぶんピロボールに変えた所で乗り味変わらないだろうな、と思うくらいに硬い。つまりどういうことかと言うと「ウレタンブッシュにした途端、ブッシュの柔らかさでアームが動く=ブレが出る、為サスペンションの動きを阻害する可能性高い」ということ。
全く他人にはオススメ出来ません。ヨーロッパSで毎年東京大阪間を2-3往復するとか、年間1万km以上街乗り走行するとか、そういう使い方をするならオススメです。乗り心地良くなるし。
ただ、サーキットユースであったり、レーシーな感触を失いたくないならば、素直に「ピロボール」にしましょう。だって、硬さ純正ブッシュと変わらないし、寿命は純正ブッシュと比較にならない程持つし。

以上、「PowerFlex」のポリウレタンブッシュ(紫)のレビューでした。
次は黒ですかねー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?