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勝手に翻訳シリーズ:LotusForum『ホフマンズ・スポーツのヨーロッパ GTカップに参戦』

今回は皆さんご存知『Lotus Forum』より、2009年より、レギュレーションの関係から(速すぎた)ロータスCUPから追い出され、明らかにベース車両が格上の『ヨーロッパGT』での参戦を余儀なくされたホフマンズ・スポーツのヨーロッパSが参戦するという旨の内容です。元記事

ここから車載動画に繋がる訳ですね。

door Herman
2009年10月03日 07:17
『ホフマンズ・スポーツのヨーロッパがGTカップに参戦』


我々はヨーロッパのレベルを上げ、10月10日にGTカップにエントリーします。また、ロータスコミュニティからのサポートはこれまでと同様に非常に高いものです。先週、初めてハイブーストマップとピレリのスリックタイヤでテストを行いましたが、その結果は期待できるもので、前回からいくつかの調整を行うだけで済みました。


『「ホフマンズ・ユーロッパ」GTカップに参戦』

 クリス・ランドールは、10月10日に開催されるシルバーストーンGTカップに2009年のロータス・オン トラック・シリーズに参戦した『ヨーロッパS』で参戦します。

・ロータス・ヨーロッパの開発

GTカップに移行するにあたり、コルベット、ダッジ、ランボルギーニ、ポルシェ、フェラーリなどの強力なライバルと同等のパフォーマンスを達成するために、パフォーマンスを改善するための多くの変更が行われました。重要なのはサーロックにあるTDI plcの協力を得てターボチャージャーシステムを改良し、エンジン出力を 400bhp 以上に向上させたことです。
トルクと出力の両方が大幅に向上したことで、トランスミッションとブレーキの強化が必要となり、ピレリのスリックタイヤに変更したことと合わせて従来のセッティングに比べ、パフォーマンスが大幅に向上しました。ホフマンズのテクニカルパートナーであるナイトロン・レーシングはこのパッケージを補完するために、改良型のサスペンションアップライトとブレーキディスクベルを開発しました。これにより車高がより低くなり、空力性能が向上するとともに制動力も向上しました。
これらの変更によって、ロータスの特徴である敏捷性は損なわれることはなく、純粋なパフォーマンスアップとなりました。
最初のテスト走行で得られたデータによると、パワーの向上により、リヴェリーが製作したウイングとアンダーフロアの空力効果が大幅に向上していることが分かりました。

・ホフマンズの技術

『ヨーロッパS』の路面追従性とブレーキングに関するサーキットでのパフォーマンスは折り紙付きであり、クリス・ランドールはエリーゼ・トロフィーでのレース結果からGTカップで結果を出すためのインスピレーションを得ていました。

GTカップでは、ヴァイパー、コルベット、ポルシェRSRなどが格段に高い出力で競い合っていますが、それについて聞かれたクリスはこう答えています。
" ホフマンズヨーロッパは、ロータスが開発した非常に優れたデザインの性能の限界を探るために、私が考えたプロジェクトです。その敏捷性と制動力はエンジンパワーの向上によっても決して低下することはなく、ピレリのスリックタイヤはコーナーでの密着性において別次元の性能を発揮しています。
この1年間で得られた経験は、私たちのお客様にもすぐにご利用いただけます。また、GTカップへの参加を検討されているお客様がご自身の車を準備したり、走らせたりすることを歓迎します。"



・ホフマンズヨーロッパチーム

クリス・ランドールは、エリーゼ・トロフィー/ロータス・オン・トラック・レーシング・ドライバーズ・クラブ(LOTRDC)での豊富なレース勝利経験を持ちまたロータス・チームとして英国GTにも参戦しています。
ホフマンズは、AMOC、Momo NissanとのグループC、ブリットカーレースでの経験を活かし、初年度の2007年には10レースで連続優勝を果たしました。
翌年にはエリーゼで9勝を挙げ、それに伴い、ロータスのオーナーたちの間では、これらのレース結果で得たノウハウを手に入れたいという要望が殺到。これにより、GTカップのレースチームの数は5つに増えました。

・共同スポンサー

ナイトロンは、ホフマンズヨーロッパのビジネスとコンペティションのサクセスストーリーにおける長期的なパートナーです。
ホフマンズのすべてのダンパーとブレーキの性能に関する彼らの技術力は、一般のロータオーナーでもはっきりとポテンシャルの向上が感じられる程の大きな影響を与えています。
ホフマンズは2009年末からロータスの全車に最先端のコンポーネントを提供することで合意しており、気になるオーナーは新しいワークショップとショールームの施設、全製品を見てサーキットでの更なるパフォーマンス向上の可能性を探ることができます。

TDI plc.は、ホフマンズヨーロッパプロジェクトの重要なパートナーであり、優れたSolaris ECUを効果的に使用した先駆者でもあります。彼らの技術的なノウハウとターボ制御システムの知識は、『ヨーロッパS』のサーキットコース上でのパフォーマンスと信頼性の基本となっています。
ホフマンズ は、TDIと共同で『ヨーロッパS』の高性能製品を市場に投入し、一般オーナーがレースで勝つために自分の車をアップグレードできるようにします。また、このパートナーシップによるトヨタエンジン搭載のロータス車の開発にも期待しています。

リヴェリー社は、GTカップに参加するホフマンズヨーロッパのために高品質のカーボンワークをデザインしましたが、明確な商品化は2010年に発表される予定です。

プロアロイ社は、Europaプロジェクトで重要な役割を果たしています。
その加工技術は多くの車で見ることができます。熱はターボチャージャーの最大の敵であり、ヨーロッパSではこの問題に対処するためにPro-Alloyが開発したラジエーターコアとターボチャージクーラーシステムを利用しています。Pro-Alloy社は、ロータスとボクスホールのVX220のアップグレードキットを提供しており、Hofmann'sではすべてのアップグレードのサービスの提供が可能です。

ヨーロッパSのブレーキは、Carbon Lorraine社製の焼結ブレーキ摩擦材の採用により、計り知れないほど向上しています。彼らのユニークな素材は、Hofmann'sとの共同開発プログラムによって改良され、現在では市場をリードする性能を持つロータス専用のブレーキパッドを提供しています。

最後に、アイリスベリーにあるChris Tullet exhaustとのコラボレーションです。Hofmann's/Tullet'sは、レースで優勝したヨーロッパS用のエキゾーストパッケージを開発するとともに、Elise/211とVX220に適合する一連のパフォーマンスエキゾーストを開発しました。

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