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オパール

オパール、かなり羨ましい。
元々私、偏光と名のつくものが好き。
オパールも色んな色が入ってるので好き。

オパールってやつは数億年前には生き物だったりするわけだ。
私がオパールになれるチャンスだって、無いわけじゃない。
羨ましすぎる。死んでからギラギラし始めるとは、かなり良い。
解脱するよりよっぽど徳を積まないと、オパールにはなれないんじゃないか。

例えば永遠の命を手に入れたとして、好きな子が死んだら、何とか頑張ってオパールに出来ないか画策すると思う。

全ての骨が綺麗にオパールになったらとても嬉しいと思う。もうコロコロ変わる表情は見れないけど、オパールの輝きは変わり続けるわけで、それは紛れもなく好きな子を思い出させてくれると思う。

いいな〜オパール。1億年前のオパール化した恐竜の恋人(恋恐竜)に見せてあげたいな。
生き物はどうせ皆死ぬけど、君の恋人(恋恐竜)は死してなお輝いているぞ。

まぁでも自分の身体に知らんやつが価格をつけて、売り捌いて儲かってたらムカつくから、やっぱりオパールにはなりたくないかもしれない。
恐竜だってムカついてるかも。恋人(恋恐竜)のそばで、発掘などせず眠らせてやるのが優しさかもしれないね。

現代において、亡くなったものを弔う方法はいくつあるんだろう。
亡くなった人の骨からダイヤモンドを作る試みや、亡くなった人のDNAをリンゴなどの樹木に移植する試みもある。

実は、今のお墓ってものはつい最近できた風習だ。
そんなに歴史のある文化じゃない。

これから私達の命は、愛はどこに向かうんだろう。
小さな頃から私はミイラが好きだったので、ちょっとミイラになりたいかもしれない。
あとはやっぱり石がいい。ギラギラがいい。

皆はどんな風に弔われたいですか?
出来たら死んだ後の自分も肯定できるような死に方がしたいよね。

オタクを辞めたら他界って言われる世界だから、自分たちの目指す死後をちょっと考えてみたいなと思う。


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