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保護司として感じたこと~大津保護司殺害事件を受けて~

NPO法人ろーたすの松下です。

今日は、ろーたすの理事長としてではなく、地域の保護司という立場から書いてみようと思います。

皆さんは、保護司をご存じでしょうか?

保護司とは

犯罪をしてしまった人や非行少年の更生や社会復帰をサポートする役割です。

資格は国家公務員ですが完全なるボランティアで、必要経費以外の報酬は一切頂きません。実は明治時代から存在する資格なんです。

時間をこじ開け保護観察中の方と月に数回面談。

実際僕も保護司になって数か月ですが、相当な強い思いと責任感が無いと続けられないなと感じています。

さて、ここからが本題。先日大津市で、保護司の方が殺害されました。

事件の内容や、被害者、加害者の疑いがある方へのコメントは差し控えます。

でもどうしても、このタイミングでこの記事を書いておきたかった。

それは、孤独や孤立に陥る人を1人でも減らしたい。と強く思ったからです

お金が無くても、いまの日本社会では死ぬことはありません。生活保護などの福祉制度があるからです。

ただ、孤独・孤立で人は死にます。

僕は普段、学校に馴染めない子ども達のサポートをNPO法人ろーたすで行っています。

学校に馴染めない子は、社会からの孤立感、周囲からの孤独感を抱えています。

そんな子ども達と関わってきて思うこと。それは

誰か1人でも信じてくれる人がいれば人間は前進できる。ということです。

子ども達と関わっていると、

『人のことを見限ったり諦めたら絶対にダメだ』と強く思わせてくれます。

子どもを育てているようで実は自分自身が大きく成長させてもらってるんだなとも感じます。

今回殺害された保護司の方も、きっと加害者の疑いのある方が立ち上がるのを決して諦めてなんかいなかった。

しかし、その真っすぐすぎる気持ちが両者の間でひずみを生み、

今回のような事件を引き起こしたのかもしれません。

加害者だと疑わている方の周りには、はたして

この方のことを諦めず本気で向き合ってくれた人が周りにいたのか?

社会から孤立した生活はしていなかったのか?

孤独を感じず生活していたのか?

恐らくそうではないと思います。

もし仮にそうであったなら、今回のような悲惨な事件は起きていなかったかもしれません。

いまの日本社会では、お節介や暑苦しさは煙たがられる傾向にあります。

でも、誰かが手を差し伸べない限り。誰かが本気にならない限り。状況が良くなることはまずあり得ません。

世間がどうあれ、自分はそんな冷たい人間に絶対にならないし、なってもいけないんだと深く心に刻みました。

目の前の1人に本気で向き合い、どんな状況になろうともその人のことを諦めない。

もし、そんな人間に成長できれば。

今よりもっと子ども達に胸を張って関わることができるのだろうと思います。

現在大阪府の公認を頂き実施しているクラウドファンディングで実現したいことはまさに、

不登校の子ども達の孤独感や孤立をなんとかして無くしたいとの思いが詰まったプロジェクトです。

人と人とが心で繋がり合うことができ、希望の溢れる社会の実現へ向け、一緒になって行動を起こしてください。
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