見出し画像

千葉ロッテ ドラフト史の闇

本noteは、ロッテは好きだけどドラフトにはほぼ興味のなかった筆者が、素人レベルで過去のドラフト史を真剣に調べてみたという趣旨で書いたものです。


動機と流れ

今回のnoteは、先月に書いた歴史まとめnoteからの流れを汲んだものです。
先月までオリオンズ史を勉強した結果、フロント戦略・ファンサービス・現場環境・ドラフト戦略などが反省点に挙がりました。その枠組みで今のロッテを改めて考えてみたところ、ざっくりまとめれば過去に比べると今はだいぶマシな球団になってるよという結論に一旦は落ち着きました。

でも、それで終わりにしてよいのか?
ましてや、この勉強は千葉移転前までしかできていない。
そこで今回また改めて、ロッテが常勝軍団になる為に必要なことや阻害要因などを、千葉移転後を中心とした近代で深掘りしてみたいと考えました。

その中でもまず自分が気になったのはドラフト戦略
以前、私はこういう見方をしました。

昔のロッテのドラフト戦略の最重要課題は『選手に入団してもらうこと』という失礼ながら低次元なものだったわけですが、近年はもう入団拒否は基本されない地盤ができ、やっと段階を踏んで健全なピラミッドと育成戦略を立てることができる組織になった。

ロッテの歴史を学ぶスペースまとめ
過去の反省を生かせているか (5)より

果たして本当に今のドラフト戦略は健全なのか?
ちゃんと強いチーム作りにつながるようなドラフトができているのか?
これを今回は考えていきます。

本来のドラフトの目的は戦力の穴埋めのはずです。しかし普段からロッテの二軍に注目している身としては、一軍戦力に至れない選手が多いように感じています。つまりドラフト戦略で失敗を重ねている印象があるわけです。
実際、ドラフトには様々な政治的事情が介在しているといった一般論もよく耳にします。ロッテの場合でもそれは例外ではなく、むしろ強い方なのではないだろうか。

具体的に行きましょう。
関係改善戦略・地元採用・マンパワー不足
この3つの裏事情を軸に色々調べた結果をご紹介します。

ここから先は

6,826字 / 1画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?