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ソロキューに最適な『GODS』を使おう!D編【LOL】

GODSをチャンピオンプールに加えよう企画、三回目となる今回はGODSのD、ダリウス編になります。

古来よりレーン番長として名を馳せてきたダリウスはレーンで勝ってゲームに勝つぜと意気込むプレイヤーに人気がありました。
ですが昨今のトップレーン事情といったらモルデカイザーだのウディアだのというAPチャンプが我が物顔でガンプッシュしてくるような有様、特に似たようなことができてパッシブの発動が容易なモルデカイザーの手軽さにかなりのシェアを奪われている状況です。
引っ張ってドーンでパッシブ発動!
マナ無しチャンプでプッシュも楽々な怪物です。

そのような事情で近年はだいぶ見る機会が減ったダリウスではありますが、今はもうそんなに強くないのかといったらそういうわけではありません。
ちょっとだけ工夫が必要でそれを知っているかどうかで発揮できるパワーに天と地ほどの差があるだけなんです。
かつての印象から脳筋チャンプのようなイメージが先行してしまっているだけで、実はレートが上がるほど勝率が高く出るテクニカルチャンプみたいな奴だったというだけ。
ダリウスにそんな複雑なメカニクスある?
とお思いのあなたに、今回は彼に秘められた単純ながら奥深い駆け引きについてお伝えしていこうと思います。
ある一点を意識するだけでダリウスの強さが明らかに変わります。
気になってるけど使ったことが無い、あるいは使ってみたけど強さがよく分からなかったという方のお役に立てるものと思いますので、これを読んで是非お試しください。

ダリウスの強み

まず真っ先に覚えなくてはならないのはダリウスのパッシブスキル大出血の仕様です。
Qの外周部分かオートアタックを敵チャンピオンに当てることで一つ付与され、5スタック付与するかRによってキルを獲得すると激昂状態となりADが大きく上昇します。
注意しなくてはならないのはこの出血スタックはそれぞれのチャンピオンに個別に付与されるものであり、敵Aに3つ、敵Bに2つ付与して合計5となっても発動しません。
単体に対して5つ付与しきる必要があり、この状態になって初めてダリウスの本領が発揮されるため激昂状態でないダリウスは特に強いわけではないことを理解しなければなりません。
激昂状態のAD増加はレベルでスケールしていくのでかなり強力ではありますが、最序盤に得られるのはAD30くらいのものなので過信できるほどのものではないことも心に留めておくべきだと思います。
数字は大きいとはいえ発動までが長いことを考えるとフルヘルスからギリギリまで殴り合ったらAA一発分くらいの差が出て勝てる、くらいのものです。

そのようなわけで馬鹿正直に真正面からスタックを貯めに行ったらミニオンシャワーなどの兼ね合いで多分負けます。
また、これはよく言われている事ですがEスキルで引き寄せてからトレードを始める形もあまり良くありません。
E→AA→W→Q
とやって4スタック、あとAA一発でパッシブが発動しますがそこからの追い足がダリウスには無く、フラッシュとゴーストを切ったとしても殆どの場面でダメージが足りずキルには届かないでしょう。
ハラスがあまり得意ではないダリウスに求められるのはフルヘルスから削り切るくらいの超ロングトレードです。
そのくらい長く殴り合わないと生きてこないパッシブスキルだから習熟したプレイヤーでないと生かし切れず低レートでの勝率が低く出るのでしょう。
最終的にこのパッシブから得られるADは230になります。
コア4つ分くらい、馬鹿げた数字の最強パッシブです。
ダリウスは間違いなく強いのです。

兎にも角にもスタックを上手く貯める

パッシブを生かすことが出来ればダリウスは強い
パッシブを生かすには可能な限りリソースを温存して5スタック貯めること
リソースを温存して5スタック貯めるにはオートアタックかQからトレードを始めること

これがダリウスに秘められた奥深いメカニクスの全てです。

あまりにも当然の事のように聞こえるかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか?
敵チャンプをクリックすると近寄って行ってオートアタックが発生し、出血スタックが一つ貯まるのですか?
そんなわけはありません。
敵は逃げていくので永遠にAAが発生しないのです。
AA範囲に入るためのスキルが必要だとほとんどのプレイヤーが感じています。
ダリウスに限らず、自分がロングトレードに持ち込めば勝てるチャンプを使う時、相手がそれを回避しようとするのは当然の事。
それをスキルも使わずにどうやって距離を詰めるのか。
以下ではその具体的な方法をいくつか紹介していきましょう。
これらのバリエーションがあなたの強さとなります。

フラッシュイン

馬鹿正直な方法でも唯一有効なのがこれです。
説明の必要は無いでしょう、こちらのフラッシュにAAWが入る前にフラッシュを合わせられるようなヤバイ人に遭遇することなんてまずありえません。
レーンを引いた状態でレベル6になった時、フラッシュAAWからゴーストを使い、適宜Q、Wが上がったらAAW、フラッシュアウトにE、いい感じのところでRとやるとフルヘルスから削り切れる相手は結構多いです。
ブリンク持ちだとちょっと厳しいかもしれません。
コツは極力Wが上がってからAAすること、ゴーストを使っているとは言ってもWのスローを確実に入れないと殴り切れないことがあります。
その隙間を埋めるようにQを撃っておけばいいのでそんなに難しいことではないと思います。
アタックムーブが上手ければWを待たなくてもいいかもしれませんが私は安定のためにそうしています。
それでも十分ダメージは足りてます。

CSタイミングを狙ってハラス

スキルを当てるためには相手がCSを取る瞬間を狙うと良い、と有名ストリーマーがよく言っているのでたくさんの人がこれを実践できています。
そしてそれはスキルだけではなくオートアタックを入れるのにも有効なので、歩いて行ってAA→Wで出血スタックを二つ付与することが出来ます。
その後は下がり、極力ミニオンに当てないようにしてQを振るのも良いです。
これがめちゃくちゃ強いムーブというわけではないのですが、頻繁にこれを行うとダリウスが前に出ることに対して相手の警戒が段々ゆるくなってくるのが分かる時が来ると思います。
先述したフラッシュインAAWを狙いやすいのがこういう時で、AAWが当たった時点で既に4~5スタック(AAW→(Q)→F→AAW)、迷わずゴーストを切ってちょっとくらいならタワーにダイブしても大丈夫なのでキルを狙ってみましょう。
出血のドットダメージはフルスタックなら「あとAA一発!」くらいは削り切ってくれるので無茶をせず引き際はしっかり守ってください。

CSタイミングを狙わせてハラス

自分が相手のCSタイミングを見ているのだから相手も当然自分のCSタイミングを見ています。
ダリウスが前に出たのに下がらないならスキルを当てるつもりなのかもしれません。
そこでCSを一つ捨ててAAWを入れに行くのも良いのですが、もっと良いのはQをミニオンと敵チャンプに当ててハラスとCSを両立することです。
無暗に振り回してもなかなか当たらないのがダリウスのQなので、どうせ当たらないなら保険をかけて振るのがベターでしょう。
外周に当たれば結構強いスキルです、出血スタックも一つ付与します。
ハラスが当たれば削り切るために入れなくてはいけないAAの数が減るのでオールインの確実性が上がります。
Qは回復もするのであらゆる面でお得ですね。

焦りすぎないことも大事

ダリウスをピックしたからにはレーンで勝たなくちゃ、などと思ってしまうのは失敗の元です。
メレーなのにスキルを使わずにハラスするなんていう難しいことに挑戦しているのだから毎回うまくいくはずがないと考えましょう。
大丈夫です、ダリウスはパッシブで230AD貰えるスケールのいいチャンプ。
フラッシュとゴーストで機動力も問題なし、イーブンでレーンを終えたって集団戦で爆発すればいいんです。

それにダリウスはティーモと同じくらいガンクを呼び寄せる魔力を持っていますから、無茶をして二人がかりで潰されてしまっては元も子もありません。
そんな時は温存していたEを使いましょう。
発生が早いのでブリンクを撃ち落とすことが出来ます。
即座に移動しながらQを振ると確実に外周を当てて回復することが出来ます。
Qを振ってから発生直前にフラッシュで位置調整して二人に外周を当てるなんてことをOTPがよくやっています、そのままダブルキルなんて出来たらいいですね。

ああ、なんて夢のあるチャンピオンなのでしょう。
これからトップレーンをやる時はダリウスで決まりですね。
モルデカイザーなんて退屈なチャンプは金輪際使わないでください。

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