【幻の生き物を紹介】ゴーレム
【ゴーレム】魂を持たずに動く土の人形
ユダヤの律法学者が作り出せるという、動き回る土の人形。ゴーレムとは、ヘブライ語で「胎児」という意味である。
材料となるのは、泥と水だけだ。それで人形を作り、神の名前を書いた紙を舌の下に差し込むと動き出す。舌はあるが、会話をすることはできない。だが、自分を作った術者の言葉を理解して命令に従う。用事が終わったら、口の中の紙を取り出せば動かなくなって元に戻るという。紙を取り出し忘れると、術者でも手が負えなくなるほど暴れ出す。さらに、ゴーレムを使ううえでは厳格な制約があり、それを守らないとやはり狂暴化するといわれている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?