【幻の生物を紹介】ガーゴイル
【ガーゴイル】悪霊を追い払う怪物の像
ヨーロッパの寺院の屋根、噴水の出口などに取りつけられた、怪物の姿をした像。
名前の由来は古いフランス語で「ガルグイユ(の意)」だとされる。
醜悪な姿によって悪霊を追い払うと言われるが、信仰心の薄い者は怪物に喰われる、という戒めを与える役目を果たしているとも。
かつては大量の水を吐き出して津波を起こすなど、数々の悪行で人々を苦しめていたが、大司教に退治されて火あぶりにされた。
灰はセーヌ川に流されたという。
冥界に棲み雨水を集める豊穣の怪物だとも、高位の霊に仕える護備役だとも言われており、キリスト教の普及に伴って魔物に変えられたのだという説もある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?