【幻の生き物を紹介】エーギル
【エーギル】 海底の黄金宮殿に棲む海の支配者
北欧神話に登場する、海を支配するとされた巨人。海底にある宮殿に棲み、そこには海に沈んだ財宝のすべてが集まる。そのため、宮殿は黄金色に満ちていた。暗い海底にも関わらず、金や宝石の輝さで照明がいらなかったほどだという。
エーギルには妻のラーンと「波の乙女」と呼ばれる9人の娘がいた。娘たちは船乗りを誘惑し、魂を海に引きずり込もうとした。妻のラーンは、魂を一気に捕まえられる網を持っていたという。難破船などで海に放り出された人々の魂をまとめて海中に引き込むためだったとか。沈んだ魂は宮殿でもてなされた。
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