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【幻の生物を紹介】ヴクス・カキシュ


【ヴクス・カキシュ】人間の支配を目論んだ巨人

マヤ神話に現れる巨人で、エメラルドの輝く歯と金銀の身体を持つ。
山々の向こうに横たわる地平線を眺めるほどの巨体であるが、ナンセの木になるサクランボの実を食べて生きていると言われる。
巨人ではなく、怪鳥の姿で描かれることもある。
神々が人間を創造しようとした時、支配者になろうと目論んだが、フンアフプー、イシュバランケの二人の神が仕組んだ罠により計画は頓挫。
奥歯の痛みに苦しんでいた巨人は、医者を装った神々に治療してやると騙され、彼の力の源である歯を全部抜かれてしまった。
強大な力を失った巨人は、支配者となる夢を叶えることなく命を落としてしまったという。

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