足首骨折の記録_完全終了、その後

2024年4月26日(金)

あの地獄のような骨折・手術・リハビリの日々から丸2年経過。
もうすぐゴールデンウィーク。2年前の3月末くらいに骨折、その当時計画していたゴールデンウィーク付近の計画は当時全て消え去ったわけだけど、もうそれも遠い過去の話…

傷は完全に治って日記も終了したのだけど、足の機能は骨折前に完全に戻ったわけではなかった。その後リハビリってほどではないがちょっとづつ「完全に怪我前の状態に戻したい」を課題としつつ、2年

抜釘手術が9月末だったのだけど、翌年1月には「リハビリスキー」を決行。一応、初級者コースなら問題なく滑ることができ、中級(斜度20度程度)もまあなんとか。しかしむしろロボットみたいなスキー靴を履いて歩くのがやばかった。骨は大丈夫なんだけど傷口がぐぐーっとひっぱられて「やぶけるのでは…!」というヒキツレ感が怖いし痛いという…

実はそのスキーで今度は相方が転倒して、骨折ではないが12針くらい縫う怪我をして同じ病院に行くことになってしまったのだけど、またしても私の担当医が診察するという生き恥をさらすはめに。
相方が「うちのツレが足首骨折時お世話になりまして」と言ったら、覚えててくれたようだ。そんで「スキー行きました」って話をしたら「ええ? もう? ほんとに?行けたんだ?」と驚いていたそうだ。
医師:「で、今度は旦那さんが怪我したと」
旦那:「はい…すいません…」

愉快そうに笑ってたそうですが

もういい歳なのに、何をやっているんだ私たちは
夫婦で話し合って、「これからは安全第一で生きていこう、今後体は衰えるばっかりだし、いつまでも20代みたいな気分でいるのはカッコ悪い」
ってことになった。

私としては、「骨折前と変わらぬスキー技術を取り戻したら、機能的に完全復帰と認める」って定義を作ったんだけど、さすがにその年のスキーでは取り戻すところまで行けなかった。

丘トレを取り入れ、ヨガはやめて完全にジムでの運動に切り替え。
かつ、足首ひねる動きは怖くてあんまりやってなかったのだけど、あえてダンス系や格闘技系のエクササイズを取り入れて自然な形で鍛えることにした。

で、現在2024年5月
完全に機能を取り戻した!
スキーもだけど、登山、ランニング、ダンス、格闘技水泳その他もろもろ、怪我がなかった時とほとんど同じ状態に。

長かった…

てか、普通に仕事したり生活したりって中ではおととしの状態でも問題なく過ごせていたんだけど、やっぱり怪我前の完全な状態にできてないと、やれることに制限があるかもって状態はとても個人的に気持ちが悪かったのだった。

ただ、心理的トラウマはかなり残ってしまった。
いまだに雨で光る大理石の床はおそろしいし、昔は全く確認しなかった階段上り下りは、着地する場所や次のステップを慎重に見るようになった。
ちょっとでも滑りそうな場所を見つけると、本能的に警戒するように。

人間の意識ってすごいもんだなー
戦争PTSDとかたまに聞くけど、そりゃそうだ、そりゃ心が壊れるよ
って、少し理解できるようになった。
メンタルとフィジカル両方のダメージって相当根深い。
たぶん一生注意し続けるんだろうなーこれ。

そんな近況報告。

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