20210328 雨、激しい、雨

描きたいことがなければ筆は動かないし、筆が動かなければ描けない。当然なことも、こういう風にそれらしく書くとそれらしく見える。

深夜に、雨が外壁にあたって砕ける音が突然し出して、大雨になった。どこかで大雨警報が発令されたとテレビにテロップが出る。
以前、激しい雷の音で夜中の3時に起きてしまった不安症の夫は、私の布団にいそいそと潜り込んできておそがい、と、寝ぼけながら泣いていた。だのに、激しい雨の音は平気らしく、下着姿でリビングに寝そべってぼおっとおしりを掻きむしっていた。

夜が明けても雨足は弱まったり強まったりを繰り返して、春の嫌な一面を見せてくる。3月の終わりとか4月の中頃は天気が安定しなくて生暖かい雨や風が多くなるのが嫌いだ。髪の毛がボワボワと膨らむのも温かく湿気るのも嫌いだ。夏の次に春が嫌い。春の夜は好き。

同期の女の子が結婚したのでもう1人の同期の女の子と3人で、イタリアンを食べに行った。話す時はもちろんマスクをして、食べて、次の料理が出てくるまではまたマスクをする。トマトソースのパスタを食べたのでマスクの内側がほんのりオレンジ色に染まっていた。ニンニクと唐辛子がほんのりきいた、おいしいパスタだったけど、量が多くて途中で気分が悪くなり、デザートが食べられなかった。いつもは、量が多いと夫が食べてくれるから助かっていたけど、友達と行くとそうはいかないので自分の食にはあまり責任が持てない。

同期とは、そんなに仲良くないのだけどこの2人とはまだ仲が良い方で、お祝いごとがあると集まってご飯を食べたりする。けれども、みんなちょっとずつ会話のテンポだったりが違うから結構疲れる。1回ご飯を食べたら、もう1年ぐらいはいいやといつもと思う。そして、確かに、わざとそうしている訳では無いのだけれど1年ぐらいは特にみんな頻繁に連絡を取るようなこともない。不思議な関係性だと思う。きっとみんな、互いよりも仲が良かったりテンポが合う友人がいるはずだ。少なくとももっと会話が盛り上がる人がいると思う。

話が盛り上がらないな、とか、テンポが合わないな、と思うと切り捨てたくなる傾向になるのだけども、なんとか頑張っている。相手もそう思っていたりするのかな。

お店からでたら、また激しい雨が降っていて駐車場まで濡れながら走った。うなじが大きく空いたワンピースを着ていたので大粒の雨が背中に入り込んで気持ち悪い思いをしたけども、彼女らには伝わらなさそうなので何も言わなかった。そういうことを、気兼ねなく言える人が本当は、1番仲良しだと思う。

家に帰ってからはだるくて、7時過ぎまで眠ってしまい、いつのまにか出先から帰ってきた夫も寝こけていて、夕飯を食べたのは9時過ぎだった。

変な時間に昼寝をしたから眠くなくて、こんな日記を書いている。
できるだけ、毎日続けたいけれど何かを書くとなるとかしこまってしまうのが悪い癖なので書けないかもしれないけど、希望は持っておこう。