Letter to ME

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記事

粉々

誰か今、私の頭をぶん殴ってくれないかなと思うときがある。ぶん殴ってもらえば、頭の中で湧き上がってきたいらないものたちが、霧散するかもしれないし、ごちゃごちゃに混ざり合ったピースがすとんと元に戻るかもしれないし、そもそも、頭自体がなくなって余計なことを考えなくても済むかもしれないし。もちろん比喩だが、そういう、頭を殴られるような経験が、足りないのかもしれないし、自分で殴る方法を知らない。だからいつも

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誰もいない夜

何も無い、平坦な夜に突然発狂したくなる。誰も、何も、悪くない。仕事は順調で、先輩は優しく、後輩は可愛い。友人は思慮深く、恋人は健気だ。夕飯は美味い。適当に作ったショートブレッドも美味い。

でも、私のやるせなさを理解してくれる人は誰もいない。私だってわからない。押さえられているように、胸のあたりが詰まる。他のことを考えたいのだが、理由もなく、ただやるせなさが体に降り積もっていく。満たされているのに

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