【ライブ感想】女王蜂全国ホールツアー2023-2024「十二次元+01」
はじめに
ライブ感想などと題しましたが、これは6公演を見届けた私が感じたその時の感情、言葉に残しておきたい演出などを時系列に沿って取り留めなく書き出した記録用の文章です。
元はXでの投稿だったりするので読みにくい点もあるかとは思いますが、ご容赦ください。適宜活用していただけるよう目次もあります。
ここに参加した公演をまとめておきます。
・11/17 埼玉 大宮ソニックシティ 大ホール
・12/12 神奈川 神奈川県民ホール 大ホール
・1/14 東京 LINE CUBE SHIBUYA
・1/28 群馬 高崎芸術劇場 大劇場
・2/10 千葉 市川市民会館 大ホール
・3/1 東京 東京国際フォーラム ホールA (追加公演)
それではどうぞ。
開場〜開演前
会場に入るとおそらくやしちゃんセレクト、開演前BGMが流れている。毎公演少しずつ変わっているので、座席ありのホールツアーと言えども早めに席に着いて浸るのも楽しい。
ちなみに、3/1追加公演のセットリストはこちら。
(会場入ったら流れていたTommy february6に1人で沸き散らかしたTommy信者はわたしです。)
開演が近付くと、アヴちゃんの声で注意事項(会場内撮影禁止など)のアナウンス。舞台みたい。これで注意事項守れない人とかいないんじゃない?
開演5分前、拍子木が一度打たれる。ソワソワした会場に一瞬の緊張感。歌舞伎とかで開演をお知らせする合図だってすぐ気付いた。
さらに開演が差し迫った1分前、今度は二度打たれる拍子木。さすがに客席のおしゃべりが減る。
定刻になり、舞台の幕が開く。フロアの拍手に迎えられ、あらわになった舞台。
背後に鯨幕、床には黒い玉砂利が敷かれ、所々に流木が置かれている。後ろに聳えるは枝垂れ柳のようなオブジェ。
真っ白で揃えた戦闘服の女王蜂が現れる。
1. FLAT
まさかの1曲目だった。女王蜂がこうして戦い続けてくれるから、わたしも戦える。日々を生きられる。依存のつもりはないけれど、心の支えになってくれる存在がこうして目の前に現れた事実がうれしくて、泣いてしまった。
ラストのサビでサーっと会場全体が明るく照らされる瞬間があって、それと同時に歌声だけじゃなくドラムやすべての楽器の音圧が避けようもなく身体に襲いかかってきて、でもそれがたまらなくやさしくて。わざわざライブに行って現地で聴く意味ってああいう瞬間にあると思う。
追加公演、「ちょっとわかんないね」前のタメが少しだけ長くてウッ……てなっちゃった。あの呆れたような諦めたような表情よ。
2. 火炎
拍手ののち、流れるように聞こえたイントロ。ここで来ると思わなかった。ライブの鉄板曲とも言えるくらい聴いているけれど、何度聴いても良い。
龍宮城も昨年の冬ツアーでカバーしていて、度肝を抜かれたのが記憶に新しい。
追加公演ではこの曲でマイクドロップしてて(その間に衣装を直していたらしい)震えた…
ラストの「Give me fire」の高音が好きすぎるって話はどこかでしたっけ。音の上がり方に合わせてジュリ扇を小刻みに振りながら天高く振り上げるのが最高。
最後のフレーズの入り、静かに見入るのも好きだけど歓声煽ってくれるのも嬉しい。
3. HALF
イントロからの「いくよーーー!」うれしいよね。つよくってかわいくって最強ギャル。
歌の入りの「Listen」好きすぎ。途中アヴちゃんが自身の頭に銃を突きつけたのに弾切れで不発、口ん中に銃口突っ込んで引き金引いても何も出なくてあれ?あれ?ってやってたのヤバくて興奮した。
ENDRECHERIの番組でもお話しされてたけど「誰かのせいにはしたくないよ」「生まれてみたいから生まれて来ただけ」という歌詞、誰のせいにもしたくないアヴちゃんのテーゼそのものでしかなくて。なんでもないように歌い上げてるけどそれがアヴちゃんの強さとやさしさを強調しているようで好きなところです。
4. 犬姫
12D ver.でした。
はじまるって思ったらアヴちゃんが床に胡座をかいて、べべんって琵琶を掻き鳴らして。どうしようかと思った。犬王だ……
(わたしは映画「犬王」でアヴちゃんのライブでの歌声に魅せられたのをきっかけに女王蜂のライブに通い始めた)
そのあと四つ足で前に出てきたの怖かった。獣だった…
ジュリ扇で波をつくっていると自分も作品の世界をつくるのに参加している気持ちになる。アヴちゃんが歌舞くところ毎度キマりすぎて怖い!
ここが切実に聴こえたのはなぜだろう。圧倒的に強い生き物がほんの少しだけ覗かせた弱さみたいで好きな歌詞です。
5. KING BITCH
こちらは一部、歌代ニーナさんfeat.バージョン。
イントロでアヴちゃんに「ありがとう」とか言われると歓声上げちゃう。強いいきものがだいすきなので内心ブチ上がり曲。
ニーナさんパートで「じょばちとアヴちなかなかにイラチ」してくれたあとに「おすわり お手 おかわり」してくれるの贅沢すぎ!
「KING of the BITCHes」歌えるのうれしいし、「なにより獰猛な」後のギターソロでひばりくんだけを見つめて一心不乱にジュリ扇振るいわゆる"ひばりギャごっこ"するのが好き。伝わらないね、ごめん。
6. 回春
目の前で繰り広げられる2人のやりとりに見入ってしまう。泣きそうでせつなくてたまらないみたいな微笑みが目に焼きついている。
歌い終わったあとに天上から降り注ぐ花びら。桜みたい。
7. 売春
まだ余韻たっぷりの中流れてくるイントロ、告げられた曲名「売春」。まさかこの順番でくるとは、思わず息を呑む。あの花びらは時間を巻き戻す魔法みたいだ。
現れたのはあの日の2人、声がちょっと若い。
「一刻も早く抜け出そう」のあたりからだんだん照明が暗くなってテンポも心なしか遅く、音も減っていくところ、暗いトンネルに入って心細いあの感じを思い出した。
8. 堕天
この曲は聴くとダメです、前回のホールツアー(MYSTERIOUS)の1曲目で散々救われたから……
「それを選べないひとたち」でアヴちゃんが順番に指してゆくバンドメンバー、その日ライブに集まったお客さんたち、みんなが孤独を持ち寄ってこの瞬間星でいっぱいの夜空みたいに光ってる。そんなことを考える。
9. 長台詞
今回のツアーではアヴちゃん単独の語りではなく、音楽が共にある。語りの迫力はそのままどころか、さらに増して。毎公演冗談じゃなくすべて違う表現で。
生きている演目だと感じた。
まるで灰が降っているかのような照明、素敵だった。
途中で音は消えるけど、「踏み締めて進むわ」でアヴちゃんが地面を踏み締めると同時に打ち鳴らされる重低音。
10. ハイになんてなりたくない
不気味なイントロとともにアヴちゃんはステージから去っていき、残されたバンドメンバーがボーカルオフで演奏。習性でジュリ扇は振りながらも、それぞれのメンバーの演奏を見るのに集中できて嬉しかったな。
サポートドラマー美代子さんの全身で打ち込むような力強いドラムを堪能。
ラララと歌う声が聞こえてきたら、"それ"はわたしたちの目の前まで迫っている。ゾクゾクした。
11. 02
この舞台(ライブ)の第二幕が始まったと言ってもいいだろう。
艶やかな真っ青の羽織に、龍のような蛇のような衣装を身に纏ったアヴちゃんが舞台奥より登場。妖しく歌い上げる。
あのジャジーなサウンド、リズムに乗って踊るのがめちゃくちゃ楽しい。
「お嬢さんお入んなさい」パートに私は静かに震え上がった。動けなくなった。
ツアー初日にこのパートに入った瞬間、「わたしたちはアヴちゃんの精神世界に落とされた」と感じた。それくらい一瞬で異質な世界に飛ばされた気がした。
チェンソーマンで例えるなら、生きたまま地獄に叩き落とされたような感覚。
さて、ステージの上に話を戻そう。
あの世界に招かれたアヴちゃんこと"お嬢さん"は、ひとまずお礼を言ってマイクコードならぬ大縄を回し始める。すごい器用。
(公演によってはマイクコードが絡まって上手く回せないこともあったけど、アドリブでうまいことカバーしていた。)
2回目の「ありがとう」は言い切れない。背中を押されて、大縄の中に入れられたから。恐る恐る飛び続ける。
また世界が切り替わる。
「お洒落上手に買い物上手」〜の気品溢れる様がたまらなく好き……!
最後に招かれた"お嬢さん"は、入りから雰囲気が全く違う。余裕を感じさせて、強い。
「まかしとき」アヴちゃんのセリフ、もう何も心配ないくらい頼もしくって大好き。
12. MYSTERIOUS
優雅な雰囲気そのままに流れるイントロ。バレエのように軽やかな足捌きで踊るアヴちゃん。
ゆったりとした三拍子に身を任せる感覚、心地好い。
「さあ、一番いい役をやりましょう」
このツアーにおけるこの歌詞の意味、演じるということ。02からの繋がりを考えてしまう。
13. 虻と蜂
アコースティックギターの音、どうしようもないさみしさがまっすぐに伝わってきてぎゅっと抱きしめたくなる大好きな曲。
少し前の曲だし、ライブで聴けると思っていなくてすっごく嬉しかった。
1人で歌い出すアヴちゃん、4人のバンドメンバーは一旦ステージから去っていく。ずっしりとした低音が舞台の底に響く中、歌い続ける。
ラストのサビで揃いの黒服とタトゥー風プリントのトップスに身を包んだ4人が戻ってきて、演奏に加わる。
ここ、「アヴちゃんには女王蜂のメンバーがいてくれてよかった、ひとりじゃないんだ」って勝手に安心してしまう。バンドという生き方を見つけてくれて本当に良かった。
歌い終わりのアヴちゃんの高音、あまりにもうつくしくて現実味がない。
14. 夜啼鶯
急に告げられた「いーまーさーら!」、重いサウンド好きな私はブチ上がり。ヘドバンしたくなっちゃう気持ちをジュリ扇を持った右手に込める。
攻撃的に鳴きまくりのひばりくんのギター、重すぎる美代子さんのドラム、大好き。
「夜啼鶯」から始まるパートの上品さ、それが終わって元の暴力的とも言えるほどの重低音に戻る快感。
高低差のある曲がどうしても好きなので、その話をしたかったようです。
「さあ、参りましょう」
連れていかれるのは、果たしてどんな世界か。
15. 杜若
こちらも激しさと繊細さが共存していてブチ上がるうつくしい1曲。
パワフルな美代子さん最強すぎて、こっちもバンギャ拳で応えたいところを必死にジュリ扇を振り上げることでなんとか。ジュリ扇があってよかった。
私がそんなことをしているイントロでは、アヴちゃんがまるで見えない水槽の中を歩いているかのよう。まっすぐ歩いては行き止まり、方向を変えてまた歩いては行き止まり。
サビ前などにある大きく息を吸うような声、まるで水中に飛び込む前のようだった。
そして私がこの曲で好きなのが、アヴちゃんの声に絡み合うようなチェロの音。
(私は過去10年ほどチェロを弾いていた時期があり、全楽器の中でチェロの音が最も好き)
チェロって人の音域に最も近いと言われている楽器で。相性抜群に決まっている。
「いつからこんな〜」の部分、木に降り注いだ雨粒のようなピチカートに乗せたアヴちゃんの声に絡み合うチェロの音色に聞き惚れる。
最後の「ほんとよ」、叫んでいたね。苦しくなるほど切実だった。
16. 黒幕
ステージに立つ人の曲。この1年で特別な思い入れを持つ曲にされた感覚がある。
歌い出し、1人で歩く雨の日の街の様子を思い出す。照明も手伝って、まるで横殴りの雨が見えてくるような脅威の表現力。
うまく言えないけれど、表現者の内面を勝手に想像して勝手に苦しくなりながら聴いていた。もう全ての歌詞を引用したいほど、勝手に痛くて苦しい。
「聞きたくないでしょう?」と叫び、こちらに力強く語りかけてくるアヴちゃんが目に焼き付いている。
最後、アウトロに合わせて「なにもかも忘れたふりが出来る…」と歌う。
17. メフィスト
黒幕から見事としか言いようのない完璧な入り方、メフィストのイントロ。完全に文脈を感じる。
ぁゔちではなく、アヴちゃんの歌うメフィストにはどんな意味があるのか。とか考えようとしたけど、Aメロで揃ってステップを踏むやしちゃんとひばりくん見てたらどうでも良くなっちゃった。
サビに入る瞬間一気に広がるサウンド、癖になる。MV撮影に参加した時何度も聞いたの思い出す。
もうメフィスト召喚ツアーグッズのペンライトは使えないけれど、ステージに届けるように大きくジュリ扇を前に広げる。
「叶えたら」「果たせたら」は全力で歌ってしまうよね。
最後の歌詞は「わたしたちならば」だった。
わたしの記憶が正しければ、自身の腹に刃を突き立てるような動作をしていたように思う。MVの再現ですか?
18. BL
ライブで聴けるとまずブチ上がる大好きなダークチューン。「調子はどう?」って言われて歓声上げちゃうし、イントロで興奮しすぎ。
誰よりも重くジュリ扇を振りたくなる。
ちょっと怖くて狂ってる真っ黒な愛、ほんっとーに楽しい……
書ける感想があまりない。
毎回ピアスの行方に注目してしまうけど、ここのアヴちゃんは毎回怖くて最高でした。
19. 油
「ごきげんよう、女王蜂です!」
フロアの熱が最高潮に達したところで始まるこの曲。
ジュリ扇を大きく広げて高く上げての8の字振り、待ってました!
「返せ 返せ」のシンガロングが楽しいのはもちろん、やしちゃんみーちゃんのあの動き一緒にやるのが楽しくって仕方ない。
わたしに言わせればあれはジュリ扇を持ってのダイナミックな手扇子でしかない。すっごい慣れた動きなのでちょっと面白い。
何にも代え難い一体感が最高だった!
20. バイオレンス
さて、ステージに立つアヴちゃんに浴びせられる歓声。もっともっとと煽られる。
満足するとワンフレーズ歌っては歓声を煽り、を繰り返すアヴちゃん。ああやって煽られるの大好き。
キラーチューン、バイオレンス。やしちゃんのゴリゴリのベースが強くて大好きなんだけど、今回はそこにバッキバキの美代子さんのドラムが重なる。追加公演の美代子さん、誰よりもバイオレンスな音出してた気がする…
みんなで「ヴァイオレンス!」って叫ぶの楽しすぎ。フロアもどんどん声が出るようになっていった気がしてる。
21. 01
この曲だけは初日のライブ映像が公開されているので、見ていない方がいたらぜひご覧ください。
「ありがとうございました、最後の曲です。心を込めて。」と告げて歌い始めるアヴちゃん。
ナイフが勢いよく腹に突き刺さる。
めずらしく疾走感あふれるロックサウンド。ここも力強く拳を突き上げたいところ、代わりにジュリ扇を振り上げる。
戦い続け、歌い終わってやり切ったとばかりにマイクドロップ、ステージを後にするアヴちゃん。大きな拍手が湧き起こる。
演奏は続く。曲が終わると大きな拍手と歓声に迎えられ、1人ずつ前に出てくるやしちゃん、ひばりくん、みーちゃん、美代子さん。
4人揃ってから深々と一礼。互いに顔を見合わせ、それぞれに去っていく。
鳴り止まない拍手。
しかし、本番はこれからかもしれない。
終幕〜 ツアー「十二次元+01」とは何だったのか
ライブ本編を終えたはずのステージ。まだ幕は下りていない。
少しの間を置きステージ奥から現れたのは、アルバム「十二次元」の阿修羅の装いのアヴちゃん。
かと思いきや、アヴちゃんと呼ぶのも憚られるほど、その存在は明らかに異質だった。
ツアー初日に思ったのは、あれは十二次元の存在。纏う雰囲気が明らかにこの世の者ではない。
おそらく神とかそういう類の、人間とは違う世界に生きている者。わかる人にはわかるだろう、圧を感じる。
と思ったらステージの中央をこちら側に一直線に歩いてきて、静止。無言で真正面を睨みつける。我々を観察している。
前方の観客に目を向けたかと思うと、そのまま胡座をかいて座り込む。こちらを睨んだまま。
最初は歓声を上げていた客席が、徐々にその狂気に気付いて静かになっていく。
しばらく経つと、"十二次元の存在"は怪しく笑い出す。我々人間たちの様がおかしくって仕方ないとでもいうような、まっさらだけど明らかに言語は通じなさそうな様子で。
怖い。本能的な恐怖。
でも、そんな時間にも終わりがある。
おもむろに立ち上がり、「ありがとうございました」と言葉を発する。後ろを向き、拍手を浴びて立ち去っていく。
その瞬間、背後の鯨幕が一斉に落とされる。あらわになった会場の裏方。
この舞台は終わったとでもいうような、一気に現実を見せられたような幕引き。
この一連の演出が、怖くもありつつ圧倒的で好きだった。
しかし、これを見た観客の反応はツアー各地で様々だったようだ。
予想外の出来事に身じろぎもできず固まって静寂が訪れた初日大宮。
全員が睨みつけられている間に何を思ったか「アヴちゃんへの愛」を叫ぶ人間が現れた神奈川、渋谷、市川。
高崎では、あの狂気を感じ取れる人が少なかったようで、登場時から歓声が鳴り止まず、アヴちゃんへの呼びかけを続ける人が多数。
かなりの間を空けて座り込んだと思うと、また歓声。笑い出すこともしなかった。
しばらくした後に立ち上がりながらマイクケーブルを荒々しく揺らし、ギリギリ聞こえる小さな声で「ありがとうございました」と言い残し去っていく。
あの公演だけはあまりにも理解の薄いフロアに失望してしまった。さすがに平和ボケと言っても差し支えないだろう。あの狂気、感じ取れないんだ…
ネガティブなことを言ってしまったけど、追加公演はほんの少し違った結末を迎えた。
ほとんどの人が息を呑んで見守っている中、「アヴちゃん大好き」と叫んだ人がいた。でも最後までは叫べなかった。その言葉の途中、アヴちゃんこと"十二次元の存在"は被せるように「ありがとうございました」と告げ、幕を下ろしたからだ。
やっぱりアヴちゃんは一枚上手だった。
めちゃくちゃすっきりした気持ちになって会場を後にしました。
さて、長くなってしまったけれどもこのツアー「十二次元+01」とは一体何だったのか。
言い出しておいてなんだけれども、わたしの中で答えは出ていない。
アヴちゃんが言っていたとおり、我々を十二次元のその先へ誘うものであったとは思う。
事実、この世ではないような世界を見せられた感覚がライブ中何度も訪れた。
セットリストについても、それぞれ別の時期に発表された曲とは思えないほどの繋がり、説得力がある。戦い、生きて、死んで、またやり直して戦いに挑んでいくような。
あまり深く考察ができていないけれど、最後の01からまた戦いが始まるという意味でFLATへ繋がるのがしっくりくる。
ということで、このツアーは終わったのにまだセットリストをヘビロテしている私がいる。
これから先の2024年は、女王蜂が結成15周年を迎える。4/20には国立代々木競技場第一体育館で結成15周年記念単独公演 「正正正(15)」が開催される。
今まで女王蜂に興味を持ってライブにも来てくれた友人を連れて、観に行くつもりだ。
どんなとんでもないステージを見せてくれるのか、こちらも気合いを入れて期待していたいと思う。
ここまで読んでくださった方がいたら、お疲れさまでした。
同じツアーに参加された方がいたら、ぜひあなたの感想や考察も聞かせてください。
また、もし生で女王蜂のライブを見たことがない方がいたら、ぜひ一度足を運んでみて欲しいです。絶対に後悔しませんから。