NFT×オタクカルチャーが予想外に楽しい3つの視点
ちょっとした前置き
私は「サジタリウスは考えたー」というタイトルのコレクションを運営しています。漫画連携型PJとして、ゆるふわSFを楽しめるコレクションです。
今はまだ個人運営の小さなプロジェクトです。
ですが、
個人ができる範囲という制限を取り払って考えると、すごく楽しい想像が膨らむんです。
今日はそれを、特に同じオタクの皆さんと共有できればと思います。
※ここからオタク用語が増えます。
NFT×オタクカルチャーその①
「消費者目線でオタクが楽しめるNFT」
まずは消費者目線で楽しめる要素をお伝えします。
オタクが愛するキャラクターグッズ
オタクのみなさんは大量にグッズを買いますよね。
痛バを作るために缶バをトレードでいっぱい集めたり、ぬいを旅先に連れて行って写真を撮ったり、服や香水や時計にバッグなども推しグッズなら買わなきゃいけないし、アクキーなども売り場で推しが残ってたら持ってても買い足したり…。
グッズが欲しくなくてもお布施しますし。
まあとにかくふんわりまとめますが、
「グッズはオタク生活の彩りに必要」。
NFTでもそんなグッズにまみれた生活を送りたいものですよね。
なので以下全文妄想なのですが、「こんなの欲しいな〜」というNFT一覧です。
NFTの使い道
今はSNSアイコンとしての使い道が人気です。
それだけでも十分ですが、真四角ではないものや立体物はアイコンにはしにくいかもしれません。
では、真四角ではない絵や立体物をどうすればいいのか。
もちろんデジタルデータを眺めて幸せになればいいとは思いますが、せっかくNFTという新しい技術にふれるのですから、NFTらしい楽しみ方をしたいですよね。
NFTで購入したものはメタバース空間に持ち込めます。
このメタバース空間が「使い道」の大きな部分になるかと思います。
オタク部屋を作る
現実の部屋には飾れないものもサイバー空間の自室になら飾り放題。
大きな家を買って推し邸宅に人を招いてもいいですし、大通りに土地を買って、家の外壁に推しを飾るとか、やってみたいです。
部屋に飾りたいのは、
①ポスター
NFTは絵として壁に飾れますので、部屋を埋め尽くすように推しを貼ることができます。
②等身大系
等身大キャラスタンドや等身大ポスター、等身大掛け軸みたいなの。
現実でも買えますが飾るとなると部屋の大きさとも相談になるアレです。
③抱き枕・クッション・シーツ
現実の部屋には置きにくいやつ。
難点は、さわれないこと。
④フィギュア
デスクサイズで飾れるだけじゃない、3Dデータなら家の外にどかーんと立たせることも!
⑤ぬい
触れないので悲しいけれど、ぬいぐるみはいつだって我々に必要。
でもアバターが持って歩くとかできるならめちゃくちゃ可愛い!
キャラT・コスプレ衣装・アバター
メタバース空間といえば、「アバター」です。
アバターとは、自分の分身になるサイバー空間上の虚像です。
そのアバターに着せるキャラTがあると嬉しいと思います。
アバター用の白Tに保有NFTをはりつけることで、推しの絵柄のTシャツを作って着ることができる、みたいな。
すでに開発されているメタバースもあるようです。
また、アバターが着る衣装の販売があると嬉しいですね。
そう、コスプレです。
リアルでは実現が難しい難解な服飾もサイバー空間なら自由自在です!
例えば燃える剣とか光る服なども、気軽に身につけられそうです。
リアルではコスプレしたくない人も、アバターになら着せてもいいと思うかもしれません。アバターなら、性別も身長も体格も自由自在だと思うと、着せ替え人形的なわくわくを感じます。
そもそもキャラそのもののアバターが欲しくなるかもしれません。
お気に入りキャラでサイバー空間を歩いてドヤりたい。
推しキャラに出会ってみたい。
このへんは、ゲームでキャラを操作するようなイメージにも近い気がします。
また、アバターが作れるのであればMMDモデルとして配布して、踊る推しを見られるかもしれません。見たい。
キャラソンを聞く・PVを流す
メタバース空間には音楽NFTを流せます。
プレイリストを作成できたり、ループ再生できたりします。
もちろん動画も飾れるので、PVがあれば流しまくれます。
専用のメタバース空間で聖地巡礼する
作品の世界観に没入できたら楽しそうです。
作品の舞台になる街などをメタバース上で構築して、入れるようにすると、バーチャル聖地巡礼が可能です。
また、よくある「◯◯展」をバーチャル空間で開催してくれれば、そこに行って展示品を見ることができます。
限定NFTグッズも売って欲しいです。
リアル「◯◯展」との連動で、リアルイベントで声優さんが登壇している様子などをリアルタイムでバーチャル空間で見るなんてのは、もうすでに行われていることです。
いや〜〜。
どんどん思いつきます。楽しそう。
では、次は「作る側」の人が楽しめる要素を考えてみます。
NFT×オタクカルチャーその②
「二次創作するオタク目線で楽しめるNFT」
まずは二次創作についてのお話です。
NFT界隈で使われる「二次創作」と、オタクの知っている二次創作は、ニュアンスが少しだけ違います。
そのあたりの空気感をまずはつかんでください。
NFT界隈で使われる「二次創作」という言葉の持つもの
まず、オタクにとっての二次創作は「グレーゾーン」として認識されることが多いかと思います。
二次創作OKの有名IPがあったとしても、「売上の上限が決まっている」「立体は厳しい」など、主に制限するための規約があるかと思います。
NFTは違うのかというと、そういうわけではなく基本は同じです。
有名IPのNFTを購入したからといって、著作権が譲渡されるわけではありません。
しかし、NFT界隈ならではの流れが存在します。
「CC0(シーシーゼロ)」という言葉があります。
これは「著作権の放棄」を意味します。
NFTにおいては、著作権にまつわる考え方が既存の世界観と少し違ってきているように思います。
NFT界隈では、すでに活発に二次創作が行われています。
「CC0」のIPも存在しますし、二次創作オッケーですよと明示してくださっている場合もあります。
なぜ二次創作に対してそこまで明確に言及するのでしょうか。
オタク歴が長いと、「二次創作がOKかどうかは公式に聞かなければグレーのままにしておけるから、凸るとかやめてくれよな」が合言葉だったと思うので、二次創作に関する話題が表に出ることを不思議に思うかもしれません。
理由は
「二次創作した作品をNFTにして売ってもいい場合があるから」
「そして、知名度のあるIPの二次創作作品は高値で売れる場合が多いから」
となります。
二次創作で儲けることができる
つまり、二次創作で儲けることを、OKとする風潮にあるのです。
当然、二次創作NGの場合もあるでしょうし、二次創作はしてもいいけど売らないで欲しい場合もあるでしょう。そこは作者の意図によりますが、聞いてみて損はありません。
もちろん、公序良俗に反するものや反社会的なもの、性的なものや暴力的なものはNGの場合が多いでしょう。
「グレーゾーン」が存在しないかわりに、白か黒かをはっきりして、クリエイターみんなで盛り上げよう!みたいな流れがあるのではないかと思います。
有名IPがNFT参入する場合も、二次創作NFTについて明文化してもらえると、ファンアートで盛り上がるかもしれません。
また、NFT発で有名IPに育ったものが出てきた場合、二次創作OKの可能性は高いと思います。
「同人で食う」が後ろめたくなく可能になったら楽しそうですよね。
NFT×オタクカルチャーその③
「一次創作するオタク目線で楽しめるNFT」
ここまでくると、もうお仲間です。
NFTクリエイターの世界へようこそ。
自分のコレクションを有名IPに育てる
道のりは遠いかもしれませんが、まずはコレクションを立ち上げましょう。
二次創作をOKとすれば、描いてくれるファンが現れるかもしれません。
また、自分では出来ないことも、コミュニティを作ればその中で実現していけるかもしれません。
そもそもリアルの世界でアニメや漫画、ゲームや小説などで人気を得ている有名IPは、リアルの人気をもとにNFTの世界に参入します。
その逆で、NFTで人気を得て、アニメ化や漫画化、ゲームや小説化を目指す無名IPが沢山あります。
今、一次創作をしているみなさん、どうせならNFTへと展開してみませんか?
「サジタリウスは考えたー」のやりたいこと
前置きでお話しした私のプロジェクトです。
今まで書いてきたものは、このプロジェクトでやりたいことでもあります。
無名IPを有名IPとして育てていき、メタバース空間に飾ったり着たりできるキャラグッズを作り、キャラソンを作り、メタバース展示会を行い、二次創作を楽しんでいただく。
そして、リアル空間での展開へと進んでいく。
それが、私のやりたいこと、「サジタリウスは考えたー」の目指す先です。
最後に
オタクのみなさんにとって、NFTやメタバースはきっと楽しい世界だと思います。
みなさんがこちらに来て、一緒に創作活動をしてくれることを願います。
そして、一緒にNFT枠でコミケに出て机を並べましょう!
みなさんのIP誕生を心待ちにして、この文章を終えたいと思います。
長々とありがとうございました!
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