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グリーンカード

LOOPスクールでは、スクール活動の中でグリーンカードを活用しています。
スクールでグリーンカードを使っているのは珍しいのでは!?
もしかしてサッカースクール初?の試みかもしれない!?

グリーンカードってなに?

そもそもグリーンカードとはなにか
サッカーの試合中、審判から警告を意味するイエローカード、退場を意味するレッドカードがあります。
近年ではW杯やJ1リーグでも導入されているVAR(ビデオアシスタントレフェリー)によって、レッドカードやイエローカードなどもより一般的に認知されてきたのではないでしょうか。

サッカー経験者あるあるで、私生活でも
「それはイエローだわ!」
「1発レッドだよ」
なんて言葉を使っちゃったりもするぐらい。←あるあるですよね?

ではグリーンカードとは?

サッカーにおけるグリーンカードは、とくに「フェアプレー、リスペクトのある行為」に対してだされる。

日本サッカー協会(JFA)が示すフェアプレーとしましては

1.ルールを正確に理解し守る
2.ルールの精神(安全・公平・喜び)
→サッカーのルールは自他ともに安全で公平に楽しくプレー出来るように作られている。
3.レフェリーに敬意を払う
4.相手に敬意を払う

グリーンカードは、12歳以下の大会や練習試合で使用されるのでJリーグや日本代表戦、高校サッカーでは見ることがありません。
なのでサッカー好きな方でもグリーンカードの存在を知らない方もいるのではないでしょうか。

どんなときにグリーンカードをもらえるのか?

フェアなプレーやリスペクトのある行動に対してレフェリーからいただけます。
イエローカードやレッドカードはもらいたくないカードですが、グリーンカードはもらえると嬉しいカードですね。

グリーンカードの対象となる行動とは?

実際にどのようなプレーや行為がグリーンカードの対象となっているのでしょうか?

日本サッカー協会では、以下のプレーや行為をグリーンカード対象の基準としています。

1.ケガをした選手への思いやり
2.意図していないファウルボールの際の謝罪や握手
3.スローインやCK(コーナーキック)、GK、ゴールでボールが境界線を出た時の自己申告
4.問題となる行為を起こしそうな味方選手を制止する行動
5.警告も退場も受けずにポジティブな態度を示す

育成時代の子供たちにフェアプレー精神の大切さを学べるメリットがあります。
静岡市の少年サッカーのリーグ戦では、試合結果とは別でイエローカード、レッドカードだけでなくグリーンカードをもらった選手も記載されます。
そこには、
相手のボールをとりにいった
怪我をした相手チームを気遣った
など理由も記載されます。

スクールでグリーンカードって?

LOOPスクールでは、スクール中のプレーや行動に関してグリーンカードをだしています。
前回のスクールでは、ドリブルリレーの練習中に
味方選手に対するポジティブな声かけ
負けていても最後まで全力でやりきる
途中で失敗してコースを外れてしまっても一個とばしのズルをしないで正々堂々とやりきる
相手チームも応援する
そんな行動を取れた選手たちにグリーンカードをだしました。

実はこれって簡単なことではないんですよ。
たぶん指導者の方々はわかると思うのですが、自分のチームで勝負をしたらこんな行動がよくあると思います。
ミスした選手に「なにやってんだよー!」
失敗したらバレなきゃいいと思ってズルをする
負けが確定していたら手を抜いてゆっくり
相手のミスを願う

サッカーとは勝負ごとだし、駆け引きが大事だし、マリーシアと呼ばれるようなズル賢さも時には必要なのかもしれません。
しかしLOOPスクールでは、それよりも人としての成長、経験を大切にしていきたいのでグリーンカードを活用して育成年代の子どもたちに対してアプローチさせていただいています。

スクールでグリーンカードのきっかけ

LOOPスクールでグリーンカードを活用しようと思ったきっかけはというと
そもそも僕の持ってるグリーンカードはある方にいただきました。
僕が小学生の時もコーチをしていただいていて、その後はその少年団の監督も引き継ぎずっとクラブを守ってきてくれた【やぶさん】にいただきました。
やぶさんはいつでも子どもたちの事を最優先に思ってくれてる方で、そんなやぶさんから「このグリーンカード使って子どもたちをたくさん良い方向に導いてあげてください」と言っていただきました。
その時からグリーンカードを大切に持っていて、自身でスクールを立ち上げると決めたときにスクールのコンセプトを考えていたら真っ先にこのグリーンカードのことが頭に浮かび、LOOPスクールではグリーンカードを活用させていただいています。
やぶさん、ありがとうございます。

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