見出し画像

【科学するFPS】ポジション管理とは

『弱くても勝てる技術』

HEY LOOKY! どうも、るっきーです。
最初にこの記事を見に来たあなた。ひかえめに言って最高です。
ここに書かれた内容を理解し、実践できた時、あなたは自分より格上の敵に勝つことができるようになります。

※この記事は才能のない初心者が、努力で中級以上を目指すためのものです。すでに上級者の方はブラウザバック推奨です。

この項目は私が初心者時代に最も苦労したテーマであり、FPSゲームで最も重要な項目だと信じています。初心者、中級者、上級者問わず、負ける理由の大半がここにあるといって過言ではないでしょう。
ここでは、敵とエイムで殴り合うより前の段階、
よーい、ドン!』の時点で勝つ基礎知識を解説します。

①高さの異なる撃ち合い

まずは下の図をご覧ください。

高さの異なる打ち合い
図1-1

高さの違う位置に2人のプレイヤーが立っています。今まさに打ち合いが始まる際、有利なのはどちらでしょうか?
ただし、HP・エイムなどの能力は互いに同じ性能とします。

直感で答えてみてください。

答え:赤のプレイヤー

これはとてもシンプルですが、この先何千回と同じ場面に出くわすようになるので初心者の方は必ず覚えましょう。では図1-2と解説をご覧ください。

高さの異なる打ち合い2
図1-2

両者は互いの見えている『体の範囲(ヒットボックス)』が異なります。
青→赤は推定40~50%程度、赤→青は100%見えています。
赤は青に対してヒットボックスが少ない分、被弾しにくいということがわかります。反対に青はヒットボックスを100%さらしているので被弾しやすくなります。また、上級者になると図1-3のような戦術をとる人が増えます。

高さの異なる打ち合い3
図1-3

図1-2に比べて赤のプレイヤー立ち位置が少し後ろに引いています。
後ろに引いた分、青から見たヒットボックスが小さくなっています。同時に青のヒットボックスも小さくなっているのですが、
プレイヤーには前後に移動できる選択肢があります。
つまり赤のプレイヤーはいつでも前に出て、青のヒットボックスを50%→100%に変えることができます。
一方で青のプレイヤーがその場で撃とうとする場合、赤はヒットボックスを10%~50%まで自分の都合で、有利に変化させることができます。

結論:高い場所は強い!

自分より立ち位置の高い奴には安易に手を出さないようにしましょう。
現代社会と一緒です。

②遮蔽を活用する撃ち合い

まずは下の図をご覧ください。

図2-1

同じ高さの平面に2人のプレイヤーが立っています。今まさに打ち合いが始まる際、有利なのはどちらでしょうか?
ただし、HP・エイムなどの能力は互いに同じ性能とします。

直感で答えてみてください。

答え:赤のプレイヤー

前回同様とてもシンプルですが、この先何千回と同じ場面に出くわすようになるので初心者の方は必ず覚えましょう。では図2-2と解説をご覧ください。

図2-2

互いの見えている『体の範囲(ヒットボックス)』が異なります。
見えている範囲の差で赤は青に対して優位性が高いです。
赤は青に対してヒットボックスが少ない分、被弾しにくいということがわかります。また、上級者になると図2-3のような戦術をとる人が増えます。

図2-3

この図では赤のプレイヤーがしゃがんでおり、青からの被弾が100%カットすることができます。つまり、
赤のプレイヤーは好きな時に顔を出して射撃する選択肢があります。
状況が悪いときは隠れて相手が攻撃してこないときに撃つだけで簡単に優位を取ることができるため、
遮蔽物を挟んで打ち合うことの強さが理解できるでしょう。

結論:遮蔽を利用できる方が強い!

私たちはスーパーヒーローではないので、飛び交う弾を全て避ける事なんてできません。初心者は平地で堂々と銃を構えるクセがあるので、思い当たるふしがあるならすぐに遮蔽物の裏に隠れましょう。

③建築物での撃ち合い

まずは下の図をご覧ください。

図3-1

建築物の外と中に2人のプレイヤーが存在し、赤は前方へ進行中で青はその場で静止しています。窓は一つもなく入り口は1つだけの場合、有利なのはどちらでしょうか?
ただし、HP・エイムなどの能力は互いに同じ性能とします。

直感で答えてみてください。

答え:青のプレイヤー

FPSで有名な『角待ち』です。当然だろうと思う人は多くいるでしょうが、なぜ有利なのかを説明できる人は何人いるでしょうか。では図3-2と解説をご覧ください。

図3-2

図3-2は赤が進行をし続けた際のそれぞれの視認範囲と射線(射撃する際の方向線)を表したものです。しかし青は設問の条件上、敵の有無を確認する際は入り口だけを見ていればいいので、実際に必要な視認範囲は下の図のようになります。

図3-3

対して赤が家の中に入る際は図3-2で書いた線の範囲を『見なくてはいけない』うえに、
仮に角待ちをされていると想定しても、右か左かと50%の選択肢を突き付けられます。
それに対して待つ側は1つしかない入口を見続けるだけで勝負をすることができます。要するに角待ちは、
『敵が来るならこの場所から』と『敵はこの中のどこか』が勝負をするわけです。
50%の確立を引き当てられた青のプレイヤーはご愁傷さまです。

結論:角待ちは強い!

ゲームによって角待ちへの思想は違いますが、わかりやすく強い理論です。ゲームの種類によって足音が聞こえたりなどさらに情報量が多くなるので、優位性は変動します。

総論

『弱くても勝てる技術』をモットーにこの項目を書きました。
基本的すぎて退屈だと思う方も多くいたと思いますが、あえて言います。

「甘えるな。優位を簡単に渡すな」

実際の戦闘にではもっと複雑でスピーディーなものが多く、理論を駆使することは難しいと思います。ですが、自分と相手のどちらが優位かを知ることは天と地ほどの差があるので、これを読んだあなたは戦う方法を身に着けることができたことでしょう。
今回の内容を簡単にまとめると

  • 高い位置の敵と撃ち合うな

  • 遮蔽のない場所で撃ち合うな

  • 敵の場所がわからない家へ安易に飛び込むな


これに関する応用編はまたの機会に作ってみようと思います。
ご愛読いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?