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春が始まる。

春の風物詩はテレビの中にある。

ドラマシリーズ「特捜9

率直に言うと私はこのドラマシリーズの大ファンなのである。今年でSeason4を迎える当ドラマは、実は形を変えて16年続く長寿シリーズなのだ。

当然、「特捜9」の前身である「警視庁捜査一課9係」が始まった2006年の私は5歳であったため、私が観始めたのは「9係」の途中からである。
観始めた当時は単に、かっこいい井ノ原快彦と大好きな刑事ドラマが同時に観れるという一石二鳥感に興奮して観始めたが、登場人物それぞれのキャラクターがとても愛らしく、絶対に揺るがない正義を持ちながら人間性に溢れるような安心感のある存在で、すぐにのめり込んでしまった。
そして、毎年必ず放送される「9係」は私にとって中学~高校の新学期の訪れを感じさせる”風物詩”と化していた。

2017年、主演の渡瀬恒彦さんが亡くなり、その年の「9係」は最初から主役が登場しない設定のまま終わりを迎えた。
私は、渡瀬さんの死と同時にもう9係もこれで終わってしまうのかと寂しく思ったが、私の寂しさとは裏腹に、残された9係メンバーは新たな仲間を迎えつつ特捜班という新たな捜査チームとなり、ドラマタイトルも「特捜9」に生まれ変わって翌年を迎えた。

私の春がまたやってきた。

毎年最終回を迎える頃に、「寂しいけどまた来年!」と言って私は特捜9を見納めるので、今年もそうだろうと勝手に思っているが、1つだけ、どうしてもまた来年と言えない部分があることに気付いた。

V6が歌う主題歌

どう考えても毎年毎週ドラマの終盤を飾ってくれた6色の歌声を聴くのは今年が最後である。
まだ信じられないけど。
今シーズン放送初回を迎えた今日、いつも以上に音量を上げられた主題歌を耳の穴をかっぽじって聴いた。

夏が始まる頃までは、私の水曜日を輝かしいものにしてくれるこのドラマと主題歌。
また来週の水曜日が楽しみだ。

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