Street Fighter リーグ2021をデータで振り返ってみる
Street Fighte リーグ 2022が始まりそうです。前回と大きく変わったと言えるのはミルダムビーストチームが1個のチームとしてではなく名古屋OJA BODY STARチームの一員となり広島TEAM iXAチームが新たに参加しているところでしょうか。
Street Fighter リーグ(以下SFL)はチーム戦で勝敗を競っていくものですが今回はSFL2021個人の戦績がどうだったのかを見ていきたいと思います。
簡単なSFLのルール説明と計算方法
SFLの基本的なルールとして先鋒x先鋒、次鋒x次鋒、大将x大将の順に競い合います。先鋒戦、次鋒戦は勝者のチームに1ポイント、大将戦は勝者のチームに2ポイントに付与され合計得点の高さで勝ち、引き分け、負けが決まります。
この勝敗により得たポイントを合計してどれだけポイントを稼いだか計算すると、単純に出場回数が多い人のポイントが高くなる為、負けた場合は相手にわたったポイントを引くことで計算します。
なおチーム名は略称を使います
そのルールに基づき作成した推移グラフがこちらです
SFL2021 ポイント推移、線グラフ(全体)
単純な棒グラフにすると下記のようになります
SFL2021を通してずっとGood 8 Squad(G8S) が強いと言われていましたがこの結果を見れば一目瞭然ですね。この計算方法だとすべてを合計すると0になりますので、G8Sがプラスに振れている分はどこかが捻出している事になります。他のチームは厳しかったと思いますがここまで極端だと決勝に進む為の条件にはあまり影響しなかったかもしれませんね。
グラフ範囲の変更と計算方法の変更をしてみる
先のグラフは大会全体を通して獲得したポイント累計のグラフですので決勝戦や準決勝なども含まれます。しかしそれらは一部のチームしか参加していません。条件を平等にする為に全チームが参加していた本線のみにしてみたらどうでしょうか?
また、単純にポイントを増減する計算方法だとキツイ相手とばかり戦った人が不利になります。そこで重みのようなものを導入して勝率が高いプレイヤーに勝って得たポイントを高く、勝率が低いプレイヤーに勝って得たポイントを低くしたらどうなるでしょうか?このようにすれば結果がよりフラットになります。
重みは下記のように計算します。
$${重み = \frac{相手の勝率}{(自分の勝率+相手の勝率)} / 2 + 0.5}$$
※0.5を基準値としています
ポイント x 重み として勝者にはその結果を付与し負けた方はその分を引きます。この数値をスコアと呼ぶ事にします。
※ちなみにSFLにはホーム、アウェイがあり基本的にはアウェイ側が不利とされていますがそこは同等で計算しています。
SFL2021 スコア推移、線グラフ(本線のみ)
大きくは変わっていませんが少し丸みが出ました。しかしこのような結果に関わらず優勝はG8Sではなくv6+というのが興味深いところですね。
そしてSFL2021において目覚ましい活躍をしたどぐらさんがSFL2022でドラフトに出ており、そのドラフトを獲得したのがG8SというのもSFL2022の注目ポイントの1つでしょう。
※去年のG8Sのドラフト契約選手はキチパさんでした
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