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06.勇気ちひろとは「三人で一人」である

最初にこちらを。まだ死にたくない。
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周知の方々も多いだろう。知らない人はむしろこんな記事なんて読まず、本配信からの初遭遇に衝撃を受けてほしい。タイトル通り、勇気ちひろとは「三人で一人」である。

ここから先は所謂メタい話になる。今更だが苦手な人は注意されたし。






一切は上記のボイス販売ページにて確認できる。名前でわかるだろう。11人もいないが、確かに三人いる!


「ちーちゃん」に関しては適当な配信を一つ観ればわかるだろう。説明不要のベーシックスタイルである。

と思いきや、素の声はむしろ「ちひろさん」が最も近いらしいのだから驚きだ。少なからず、普段は声質を意識して配信していることになる。ライバーという生業に対するプロ根性が素晴らしい。

残り一人、本当に「ちーくん」との初遭遇だけはむちゃくちゃに衝撃的だった。マジで声のレンジがおかしい。どーなってんの? 本当に三人いる? 青じゃなくて赤い蝶ネクタイから声だしてない?

ただでさえ配信とは機材、各ソフトの設定、コメント、及びその返事、何よりもプレイ内容と気を遣うもので囲まれているのに、彼女は声質までも意識しているのだから、本当に頭が上がらない。慣れで多少解決するにしても、やはりプロ根性麗しいお仕事っぷりだと言えよう。

配信のエンタメ性においても「ちーちゃん」の子どもキャラが活きているのは確かだ。どんな暴言も可愛いで許される感じが、配信の自由度とユーモアを高めている。

さすれば、声質だけならおそらく最も人気のある「ちひろさん」がメインでないのにも納得だ。あえてベンチに控えさせておき、ここぞという時にだけ登壇させるのは、たとえキャラそのものが至極シンプルなものであっても、レアリティの強さで魅力は飛躍的に増す。中々どうしてお仕事上手だぞこの子。

加えて「ちひろさん」とは、「ちーちゃん」とはまた違った少し大人の可愛さもあるのだから、より強力だ。一人の推しを追うだけで、同時に二つの可愛い(いや三つか?)を楽しめるだなんて、なんて贅沢なのだろう。

ただでさえ一つでも「可愛い」があれば最強なのに、勇気ちひろの中には二つ(やはり三つか?)の可愛さもあるのだから、正義とか最強とかもう通り越しちゃってただただずるい。そんなんもう推すしかないやんか

一人で三人の声質キャラを操る推しは数多いるVTuber、ライバーの中でも類稀なキャラクターと言えるだろう。その三人も綺麗に棲み分けができている。正に唯一無二。当たり前の言葉となるが、勇気ちひろとは勇気ちひろをおいて他になし。この先、他の誰かに務まるようなことはきっとないだろう。

「ちーくん」に関しては、ここでは存在を明るみにしただけに止めておく。どうしても気になる方は検索されたし。リアルタイムで追いかけられることができた人が羨ましいぐらいの衝撃があります。マジですごい。俺が女性ならガチ恋してた。いや、男でもガチ恋してるまである



この「声」に関しては、途中から推し始めた私ではわからない勇気ちひろという歴史の中で多く変化があったと聞いている。故、現時点の私ではしっかりと語り切れない。なんでこの記事書いた?

一つ断言できることがある。彼女の声は初めから「勇気ちひろ」なのだ。

おかしな日本語なのだが、本当に「えにから」が選んだのではなく、彼女から「勇気ちひろ」を選んだかのように、勇気ちひろというVモデルは声も心も彼女の器としてぴったりのように思う。

正しくマリアージュ。「転生」だなんて用語もV界隈には存在するが、いやいや、やはり彼女以外において勇気ちひろを務められる人間は他にいない。そう断言できる。もはや「えにから」のほうが感謝すべきだろう。「よくオーディションを受けてくれた」、と。



私は声フェチでもなければ、声優、及びその類にもそこまで明るい人間ではない。Vモデルそのものにもさして興味はなく、他の部分、とりわけ───本当にメタな話だが───所謂中の人に惚れこんでいるのは、これまでの記事を読めばおのずとわかると思われる。

推し始めこそ何も思わなかったが、そんな声に鈍い私でさえも、推しの配信を通して「声のお仕事」の面白さ、奥深さ、何よりも推しそのものの「声の魅力」に気づかせてくれたことに感謝したい。ありがとう。貴方のおかげで、本当に世界は広がるばかりだ。見知らぬ景色がまだまだあると教えてくれている。


ほら、そう考えると何だか
推してみたくもなりません?




この記事を書くきっかけとなった初ツイキャス配信は、出先ともあってVモデルが画面に存在しなかった。さらにライブ前の配信は深夜帯ともあって、私は推しの声を聞きながらうとうとと目を瞑っていた。その時、はっきりと頭の中に浮かんだのが勇気ちひろのテーマカラーに同じ「青」だった。

上手く説明できないし、感覚の共有を言葉で示すなんてそもそもナンセンスなのだろう。それでも語らずにはいられない。彼女の声は青い。なんとなくでも、そう感じている人は少なからずいると思う。

もし私が目の見えない人間に空の青さを伝えるのなら、そっとちひろさんの話す声を聞かせてみたい。「ほら、これが青だよ。この声が青いということなんだ」と、そう伝えてみたい。

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