見出し画像

2024 6/24「にじGTA」を観て

全記事リンクはこちら


我が推し「勇気ちひろ」が在籍していたからこそ「にじさんじ」にも多少なり熱はあったが、最初に推しと出会った当時三~四年前にて「なんかじゃない?」と疑問を呈すことも多く、また今にしても「多くない? まだ増える?」という懸念点は拭えないまま。

この企画を知った時も「ほとんど知らない人だし、そんな楽しめないだろう。まぁ暇なら観るか」、程度の心持ちでいた。要するに、舐めていた。

したらもう、あれよあれよとひとりでに繰り出されるドラマときたら。気づいたら冗談抜きで「全視点観たい!!」という気持ちにさせられるほどの大きな感動が生まれるのだから、もうお手上げ。ただただ面白い

というわけで、今回も例によって記録としての。いやほんと、ここに推しがいればなぁ。





0.前置き

というほどのものはなく。一応、VCRを観ていた経験がある、とだけ。

ほんと今更だけど、ゴッファミってもう二度とないくらいのドリームチームだったんだなと。じゃすぱーさんとへすこさんの抱擁エモート芸、また見たくなっちゃった。



1.実際に観た視点

にじさんじにて観たい視点は数えるほどしかないのだが、何といっても欠かせないのが葛葉さん視点。「今年はチル」と公言していた手前、もしかしたら参加すらないかも、と考えていたため、これはラッキーだった。それでも最初は様子見程度だったようだが。

最初から真面目に仕事をする気はなかったであろう「タクシードライバー」というニッチな業種の選択から、競合他社として絡むことになったフレンさんとのちょっとしたやり取りを皮切りに、レオスさんメロコさんも巻き込んでのギャング「ENIGMA」結成。「ハッピー交通~♪」のお気楽台詞から、まさかあれほどのドラマを生むことになろうとは。一体誰が想像できただろう。

他、ストグラ勢が警察署長となったローレンさん(ちなみに副署長はこれまたストグラ勢のエクス・アルビオさん)、ギャングのボスとなった不破さんから、同じギャングチームに所属のプティさんの三視点をメインに、時折メカニック社長となったイブラヒムさんも覗いたり。

とはいえ三視点完全鑑賞なぞ土台無理。葛葉さん視点で精一杯。警察とギャングの抗争メインの中、どうしても後回しにされがちな、だからこそ気になる飲食関連や、救急隊リーダーとなった楓さん視点にも後ろ髪を引かれに引かれた。運営サイドである、事実上神視点な叶さん星川さん視点もそう。

キャバクラ騒動から署長ローレン、副署長えびおさんの辞任、その後リーダー抜けるもイロハを叩きこまれ成長した警察たち VS 叶さんも巻き込んでの少数精鋭ほぼストグラ勢によるローレン、えびお中心のギャング、及び職務復帰のための対決(長い)もまた、今回にじGTAにおいて外したくないトピックの一つ。

通常プレイだけでも鳩が飛び交う荒れやすいGTAコメにて、これほどまでにエンタメを背負い、何とか綺麗にまとめたローレンさんの赤い背中たるや。愛をもって、「この背負いたがりめ!」って裏で呼んでます。ありがとう、最高に熱かったぞ。わっさ!

また、途中参戦ながら独立遊軍としてこの上ないアシストとなった月ノ美兎こと委員長剣持さん視点も気にしてはいた。結果として、前者は「賭博デスマッチ」なるイベントを開催するに至り、後者は葛葉さんとの絡みにて、これまた大きなエンタメを生み出したり。この二人はほんと何してても面白くなる。GTAなんて絶好の舞台。


他、きっとすべての視点において、何かしらのドラマはあったのだろう。VCRでもそうだったが、本当にすべての視点を覗きたくなる魅力がある。普段の配信ではおおよそすれ違わないであろうにじライバー同士が邂逅する、その瞬間だけでもわくわくするもの。

それもこれも、在籍人数の多いこの事務所ならでは。この時ばかりはにじさんじの運営方針に感謝し、また「田角観てるか!」という気持ちにもなった。何もオフライン、フェスばかりがライバーの集まるイベントでなく、むしろ彼らのメインステージとは普段の配信にあり。改めてそう感じたりもした。

立案者である星川さんから、サポートに徹した叶さん、ストグラ運営代表であるしょぼすけさん、その他スタッフさん、本当にありがとうございました。マジで面白かったです。


例によってここで止めとけばいいものを、ちくちく言葉で後を濁すのが私という人間。好きなものには、どこまでも真っすぐに。





2.気になった点


「パワーバランス」
VCR経験者ストグラ勢の参加から、やはりどうしても気にはなった。しかして、私の観た限りでは十分すぎるぐらいバランスは安定していたように思う。

叶さんによる神の介在や、時にパープルメンによるアシスト。多少の問題はあれど、あくまでエンタメの範疇内にすべて収まったその手腕。第一回にて十分なお仕事。

それもこれも、プレイヤー同士の配慮や、時に謙虚遠慮もあってこそ。中々どうしてにじさんじお互いの表情を読んで「ははーん、さてはエンタメだな?」と読み合う力が強い。そんな気がする。

といっても、ベルさんギャングは最終的に解散という結果に。視点を追っていたわけではないので詳しい事情はわからないのだが、それもまたドラマとなり、少しでも楽しめていたのなら。


「ギャング同士の抗争」
ビギナー多い第一回にてこれを求むのはわがままなのだろうが、個人的に好きな要素でして。

VCRにあった縄張り争いや、敵方に誘われて相手アジト内での会合、スパイ上等裏取引から、大きな悪行のため一時的に結託もしたり。どれもこれもエンタメ展開として好き。

とはいえ今回も葛葉さん率いる「エニグマ」が他ギャングと手を組んだり、そもそもギャングでないイブラヒムさんも参加したり等、似たようなことは随所にあった。それはそれで楽しめたのも事実。

こうやって言葉にしていると、今から第二回が楽しみでならない。GTA6リリースもある。きっとあるはず。これを機に、VCRにも多くのにじライバーが参加してくれるといいが。当然、GTAでなくとも。



「メカニック暇何故?」
これは意外だった。VCRではもっと活況だった気がする。

とはいえこれも資産の増える後半にかけて少しずつ繁盛し始めたように思うし、イブラヒムさん初め、暇なら暇でふと覗いた時のチルい雰囲気もまた、それはそれで味になっていた。一歩引いた場所から俯瞰するようににじさんトスを観る視点・・・これも初めから追ってみたかったなぁ。




3.良かったところ

「パワーバランス」
完璧とは言えずとも、いや、本当に第一回でこれは満足では。

不破さんとこなんて、最初から最後まで練習しっかり目標に一直線。あんなスポーツ漫画みたいな青春醸し出すギャング他におる? 悪行なのに青空が似合いすぎる。本当に悪いやつの集まりか?

なるだけ均衡を目指し、崩れがあろうものなら即修正。星川さんもさることながら、この辺りは叶さんがとてもお上手そう。ありがとうございます。


「各種調整」
上記と被る内容となるが、日々の調整はVCR同様こちらでも毎日行われていた。

おおよそはストグラ運営陣による賜物だとは思うが、それでもただ協力してくれているだけでありがたい話。感謝。あまりにピーキーなバランスにて、「警察がスト決行! 街が荒れ放題!」、「診察料インフレからやぶ医者魍魎跋扈!」、なんて出来事があっても面白いけど、日数限られた一大イベントにてそういう不安定要素は好まれないか、さすがに。


「目的も目標もない」
VCRと大きく違うポイント。向こうでは最終的に、最も金を稼いだ者に表彰があり、またプレゼントもあったような。

勿論それも悪くはないのだが、個人的、ストリーマーなんて遊び場である庭を与えるだけで、勝手に面白いものをクリエイトしていく者たちだと考えている。

今回は目的も目標も、本当に何もない。ライバーたちはただただ自由にそれぞれの道具や環境を楽しんでは、自らの物語を見事に創りあげた。ゴールなんてない。あるとすれば、ただ「面白くなればいい」、その一点のみ。

役職の割り振りから最低限の指定はあったとは思うが、それでも警察から署長、副署長が途中で抜け出したりもするんだから、やっぱりストリーマーは自由を与えてなんぼ。そう考えている。ほんとになんでそんなおもろくなる?


「にじさんじ」
面白い人たちは、何が面白くないかをよく知っている。だから不快にならない。仮にそういった出来事があったとして、ちゃんとフォローはする。

配信とは常に生放送で、台本はない。失敗してなんぼ。それを経験からも学んできた活動者は強い。こと、にじさんじはエンタメ好きが多い気がする。私の観た限り、最後まで本当に楽しめました。






4.終わりに

次回も是非に開催してほしいし、VCRに同じ、GTAに限らずRUSTや、それ以外の何かでもいい。

思えばにじARKにて先駆けた企画はあった。全員参加ではないとはいえ、やはり在籍人数の多い箱ならではの企画で、にじさんじの強み、良さだと思える。これを腐らすに勿体ない。

初めてだるまさんRUSTを観た時から、ストリーマーが一堂に介するわくわくと、どの視点でもひとりでに物語が紡がれていく面白さは変わらない。お話そのものが一期一会。またストグラとは違い、ピリオドが打たれるからこその面白さ、美しさがある。

この企画もまた大成功だった。ライバーのみならず、にじさんじのスタッフさんにまでそういう声が届ていることを願う。いやほんと、田角観てたか? 人数多すぎやとは今も思ってるけど、それも悪いことばかりじゃないって、考え改めました。ありがとうございます。

最後にもう一度、星川さん初め、叶さん、しょぼすけさん及び運営スタッフ、何よりも参加し(いやせずとも)、エンタメの限りを尽くしたにじライバー全員に感謝を。ありがとうございました







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?