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06.コラム詳細「何故こんなことになったのか」

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結論から言うと

勢いで

である。ほんとそれだけ。一切の詳細は下記に。

ええ曲よねほんと。配信の終わりに必ず流すでしょ?  それ聴いてるうちに自然と指ドラムしてて、そりゃ叩きたくもなるってもんよ。一応応援とも推し活とも捉えられらくもない、はず。


一連の流れ

始まりは帰省が決まった1月頭付近。夜行バスの予約を終えたところで、

久々に実家のドラムしばけるな

と考えてから秒で、あの曲叩けんじゃん、と脳裏をよぎったのが他でもない、勇気ちひろ「BraveMagic」である(BraveとMagicの間に半角スペース入れないのが正式タイトルでよろしいのか不明。ちょっと気になる)

ストレートにエモい名曲

予定を立てた直後から右肩上がりとなる感染者数だが、こちらや向こう側の予定もどうにかして擦り合わせた経緯もあり、これもまた半ば勢いで帰省を決行。
結果的に今現在、関係者にコロナ発症は確認されいないとはいえ、一個人として無責任な行動にでてしまったと最初にお詫び申し上げます。大変申し訳御座いませんでした。


閑話休題。誰の許可をとらずとも生ドラムを叩けてしまうほどの田舎に実家があり、住んでいる頃はよく叩いていた。さすがに陽が沈む頃には叩けないが、大体12時~17時辺りなら怒られずに済んだ。

帰省前は、まず自室にて楽曲を流しつつエアドラムで曲構成を把握し、この時点で幾つかのパートは自己流に勝手にアレンジした。

帰省後に初めて生ドラムと対面するわけだが、久々ともあってこれがまぁ全然叩けない。初日、二日目は練習だけで時間が潰れた。改めて楽器演奏の難しさを肌で実感した。

約一週間の休暇だったがスケジュールはほぼ埋まっており、加えて昼間しかドラムは叩けず、パート録り等の技術もないので曲は丸々一発録り。少しでも間違えれば即、初めからやり直し。さらに、生ドラムで叩いてみると存外難しいフレーズが次々に浮き彫りとなり、アレンジの変更を土壇場で余儀なくされる始末。

要するに、とにかく時間がなかった。全て合わせると40TAKEはやった。最初の頃は録画開始ボタンを押しただけで手が震えるほど緊張していた。本番に弱いチキンにぃにとは私のことである。

刻一刻と時間だけが過ぎ焦燥する中、結局最後まで納得のいくTAKEがただの一つもなく、最終日の僅かな時間でなんとか形になったのが前記事のアップした動画となる。

不甲斐ない。準備不足経験不足ハートの弱さも含め、推しを推す者としてただただ恥じ入るばかり。スティックが刀だったら切腹してるレベル。

最後のほうはほぼヤケクソで、曲のエモさに合わせてとにかく感情だけで叩いていた。動画で観ると結構淡々としばいているギャップが自分でも笑える。もっと推しへの想いを曝け出せよ、お前。


ドラミングについて

一応記載しておきます。

原曲を聴けばわかる通り、ほぼ全編において自己流アレンジを加えています。叩きやすくした、と言うより、自分のレベルに合わせてやむなく叩きやすくした、という言い訳を述べておきます。完全に力不足でした。

全て文字に起こすと大変なので適当に抜粋。

・イントロをアレンジした
(正直やりすぎた。完全に蛇足)

・チャイナシンバルを導入した
(演者の気持ち的に欲しかっただけ)

・シンバルチョークを最低限に、ハイハットクローズで代用した
(叩きやすい。あと演者の力不足)

・フィルインをほぼ全てアレンジした
(完コピする時間がなく。やむなし)

・大サビ前の随所に大幅なアレンジを施した
(全て演者の感情と叩きやすさで。解釈違い御免)

リズムキープの粗さは大前提として、個人的には16分バスを安定して踏めないのが最大の欠点だったと痛感しております。踏める時もあったのが余計悔しい。

ただただ力不足でした。すみません。GG。


レコーディング環境について

これも一応。

なんとスマフォ一台のみ。機種は伏せますが、アプリもプリセットで用意されたものをそのまま。そりゃもうバリバリに音割れ。生ドラムの音量を完全に舐め切った環境。

部屋もすぐ隣に国道が広がり、静かにしてりゃ車の音も余裕で聴こえてくる。なんならドラムに呼応して犬の遠吠えも聴こえてくる。わおーん。うるさくてごめんね

当然、ミキシングも一切なし。撮った音をそのまま使用。素材そのままの味とは正にこのこと。それでも割に聴こえるのだから、最近のスマフォ(といっても古い型で五年は前のものだが)の進歩っぷりには驚愕するばかり。ベッドルーム・ミュージックが流行って久しいのにも納得。

知識があればもっとうまく録れたと思うが、いかんせん時間がなかった。次にやる時があればもう少しうまくやりたいが、満足に機材を置ける余裕があるかは不明。シンバル一枚割れてるし、スタンドぐっらぐらなのがもうね。

ドラムセットは基本TAMA。高校生時代に買ったトータル5、6万ほどの安物。スネアはCANOPUSの刃(柏倉隆史モデル)。割れたクラッシュは親父が買ってきたもの。というか叩いてるうちに割ったのは俺。すまん。チャイナはマジでメイドインチャイナの中古。約2、3千円の超安物。
ちなみに各ドラムセットのチューニングも完全に適当。スネアはハイピッチ、タム、バスはロー気味にした。

余談だが、柏倉隆史さんの所属するtoeというバンドは今でも大好き。ドラムが本当に声出して歌ってる


スティックに結んだ青いリボンは帰省前に思いつき、これもまた勢いでやった。リボンを買うだなんて人生初。ダイソーで適当に見繕った。なぜ青いリボンなのかは、推し「勇気ちひろ」の姿を見て貰えればすぐにわかるはず。

適切なやり方も調べず、誰でもできるような基本のリボン結びで実践。当然だがぶんぶん振り回すので余裕でほどけるし、ほつれる。録画の度に結び直すのも手間で、かといって曲中の歌詞を鑑みればほどけさすわけにもいかず、最終的にセロテープで無理やり固定させる方法に落ち着いた。そのテープも当たり所やストロークの勢いで簡単に飛んでいくのだから、収録現場はリボンとテープでぐちゃぐちゃになった。それを見て私の心もぐちゃぐちゃになった。

幾度となくぼろぼろになる青いリボンを見ていると、なんともいたたまれない気持ちにもなる。

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安らかに眠れ

時間もないのでよほど止めようかと考えたが、せめて少しは想いを形にしたいと考え、最後までスタイルを貫いた。最後のテイクでただの一度もほどけなかったのはただただ幸運だった。

ちなみに、収録当時母が一階の居間(ドラムのある部屋のほぼ真下)で韓流ドラマを観ていたらしいのだが、曰く「頭がおかしくなりそうだった」とのこと。ごめんな、おかん。あんたの息子はもうとっくに頭おかしなっとるわ

最初は音だけでもいいかと考えていたが、さすがに絵にならないのでこのような形となった。本当はパーカーのフードも被ったままでプレイするつもりだったが、いよいよ不審者極まる後ろ姿に嫌悪感を抱き、こうなった。

「ドラムは顔で叩く」なんて格言もあるくらいだが、さすがにそれはできなかった。身の危険を感じる。姿が明るみになれば確実に56される

しかしこれ、ハゲてないよね。薄めかもしれんけどハゲてはいないよね? 年々毛量が寂しくなってきたけどハゲてはいないよね?



機会があればリベンジしたいし、なんなら別の曲も叩いてみたい。最近はスタジオでも所謂「演奏してみた」用の道具を一式レンタルできるところもあるらしい。

たとえにぃにねぇねでなくとも、同じ推しを推す者同士が集まって楽曲カバー等を楽しむのは、趣味の一つとしてとても良いと思う。今はまだ集まりづらい環境ではあるが、明けた際はどうだろう。たとえ下手でも楽器演奏は楽しいものだとは記しておきたい。

お疲れ様でした。やっぱり音楽っていいね。

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