大型自動二輪免許への道のり② [決断まで]

①の続きです。

大型自動二輪免許への道のり①[きっかけ]


そんなわけで最初は、
「中型取ってまだ1ヶ月も経ってないし」
「公道にも出てないのに、いいのかなぁ…」
「友人たちも、とりあえず中型で満足してるみたいだし、やっぱ早いかな…」
と、とても私らしくないのですが、
謎に自分に制限をかけてしまって、迷っていました。

教習所で知り合った友人たちも「すぐに大型、取る予定」だと言っていました。
しかし、前回書いたように
彼女たちと私では時間の流れ方が違うので、
それに倣ってはいけない!とすぐに考え直しましたし、
「どうして大型免許を取ることにそんなに罪悪感を感じているのか」
を自分に質問しまくって、なんとか解決しました。

ちなみに出てきた回答は

・普通、こんなに短いスパンで取得しに行かないでしょ。
→「普通」って、何?私がいちばん嫌いな言葉を、自分に投げかけてどうするの?
資金と時間に余裕がある今しかできないんだから、むしろ今しかない。行きなよ。

・自分が変わってしまうことが怖い。
→いくら、「大型免許持ち」という「良い状態」「自分の望む状態」になるとしても、「大型バイクに乗れてしまう自分」は、今の自分とはかけ離れている存在になるので、本能的にストレスを感じてしまいます。これは「心理的ホメオスタシス」という生存本能で、簡単にいえば「ストレスや未知の世界に対する恐怖や死の危険から身を守るためには、現状維持がいちばんコスパがいい」というものです。この本能は、「三日坊主」という現象にも繋がっています。ダイエットが続かないのはあなたのせいではなく、本能のせいなので、自分を責めないであげてください。笑

・大型免許を取ったら、私が「ハーレーに乗れない(買えない)という法的な制限」が解除されてしまう。
合宿費はどうにかなるとして、ハーレーを買うとなったら、
これまでの人生で一番大きな買い物になる&保険や車検など継続して支払う資金も必要になる。
これらが怖い。
→要は「自分が安定して稼いでいけるのか不安」ということです。ここから鑑みるに、私は現状の自分の仕事ぶりや稼ぎ方に疑念や不満を抱いていることがうかがえます。

・前回の合宿でめちゃくちゃ疲れたから、また同じ思いをしたくない。
→前回は学科教習が鬼のように詰まっていてキツかっただけで、今回は違います。休憩時間も十分にありますし、日数も短いです。そう分かっていても、パブロフの犬のごとく、「あの場所はキツい場所だ」と脳内で認識してしまっていて、「思い込み」が勝手に恐怖心や疲労感を与えてしまっているのです。


こんな感じでした。

そんなこんなで、なかなか決断に至れず、
1週間ほど、毎日悩んでいました。
あとボタンひとつ押せば予約完了、というところまで記入して、
毎日そこで、スマホを閉じていました。
前回とまるで同じ状況です。笑
本当に、牡羊座さんや獅子座さんからしたら
「早よしろ」って感じだと思います。笑
私も射手座なんだけどな…

(牡羊座、獅子座、射手座は
同じ火のグループに属していて、
自分ひとりでも、情熱さえあれば問題なし!って感じで
人生を切り開いくような体育会系タイプです)

そうして迷っているうちにですね、
素晴らしい情報を手に入れたんです。

なんと、私の家の近くの教習所が、
ハーレー(XL883R スポーツスター)を教習車にしているそうなんです!!!!!!!
ええええーーーーすっごい!!!
とっても興奮しました。
調べてみたら、それを売りにしている教習所が
いくつもありました。
なんだよーだったらすぐ行くし!と思って、
その場で仮予約しました。笑

いくつかリンクを貼っておきます。
ちなみに、私が見たスクールは記載されていませんでした。
ここに載っていなくてもお近くの教習所が対象のスクールの場合もあるので、
ご自身で詳細を調べてみてください。

翌日、手続きをしに教習所にうかがいました。

その日は大雨で、行く気なくて、
ついでにその翌日が前回言った「寅の日」だったので、
どうせなら開運日に支払いしたいなーと思っていたのですが、
夕方くらいに
「…やっぱ行きたい!」
という衝動に駆られ、
大雨に打たれながら向かいました。

無理しなくてもいいんですけどね。
やっぱり私も射手座なんですね。
こういうときは
「行きたい!」という衝動を抑えきれないんです。
そして、「思い立ったが吉日」なんです。
すぐやれば、何かいいことが起こるんです。
自分が気づいてないところでも、どこかで起きてるんです。

というわけで、教習所に到着したのですが、
女性の場合、引き起こしができないと
入校できないとのことで…
ウソだろ、聞いてないよ、だって私、長靴よ!?
と思いましたが、
まあそんなこともあろうかと、一応ジーパンで出かけていたので、
挑戦してみることにしました。

…おっもい!!!!
260kgだそうです。
ちょっと動きましたが、無理でした。
その後、普通の教習車(HONDA NC750L/217〜228kg)は
頑張って引き起こせました。
なので、ハーレー教習車でなければ入校できるとのことでしたが、
だったら、以前お世話になった合宿所でちゃちゃっと取ってしまおうと思い、
帰宅後、すぐに前の合宿所の申し込みを済ませたわけです。

そうするとですね、なんと、
寅の日に入金することができたんですよねー!
「大雨だけど行きたい」という衝動は
「寅の日に入金したい」という私の願いを
叶えてくれるための直感だったのかなーなんて思っちゃいました。
これも巡り合わせだなーと思いました。

そして、思い出ができました。

右腕前腕部

見えにくいですが、
ハーレーを引き起こしたとき
シートに宛てがっていた部分に体重をかけすぎて
アザになってしまいました。笑
自分の体重でアザを作ってしまうなんて、なんとも間抜けです。
力の入れ方やコツなどを掴めていないんですね。
しかし、NC750は持ち上がったので
合宿では自信を持って挑めそうです。
ガソリン満タンでおもおもにされてそうですが…笑

色々とお話をうかがってきました。
クルーザータイプのバイクは、
キャスター角が大きいため
カーブにとても弱いわけです。
それが教習車であるということは…
クランクや8の字が鬼の難易度になるということなんです!
逆に一本橋は安定しやすくなります。
まあ、日常生活において、
クランクや8の字といったような形状の
急な曲がり角に遭遇することはそうそうないと思いますが、
教習の検定内容はクリアしないといけないわけです。
すると、心が折れて、普通の教習車に乗り換える教習生さんが続出しているそうです。
「…それでも、引き起こし(入校検査)、挑戦しますか?笑」
と言われました。笑
まあ引き起こしに失敗したので、
上記の内容を心配する間もなく帰ったのですが笑、
超初心者の私がハーレーで教習を受けるのは難しいな、と感じました。
「教習」だから今のうちに慣れておくといい!
と思ったのですが、
その「教習」が一番の難関でした。

次も色々と書いていこうと思います。

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