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昼間の亡霊

光が足りないから蛍光灯

人恋しいからブラウン管

自然と落ちる暗幕

瞼の裏で再上映

昼間の亡霊が

暗闇から姿を現した

声を掛けてもぼくは観客席

会話が成り立たない

亡霊達の言葉は台本通り

透明な台詞を述べては楽しそう

亡霊に囲まれていても

ぼくは独りぼっち

蚊帳の外

会話に入れない

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