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彷徨う幽鬼

死にたくなっても

死ねない身体

夜を彷徨う幽鬼

お腹は減るし

お風呂にだってはいりたい

街灯の灯りを頼りに歩ける

ありがたみに感謝しながら

家路を辿る

ぬくもりは電子レンジで

チンしたら手に入る

月が見えなくてもかまわない

ベッドが、枕が、

この場所にありさえしたら

幸せなんだ

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